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2018/03/07 | ニュース

【新譜情報】アルゲリッチ、P.ゼルキン「被爆ピアノ」チャリティーCDを発売!


この度、ピアニストのマルタ・アルゲリッチとピーター・ゼルキンが新譜CDを発売することとなりました。(3月3日発売)
これはいずれも第2次世界大戦時の被爆ピアノとして知られる「明子さんのピアノ」を支援する目的として作られ、広島から平和を発信したいというアーティストの熱い思いによってチャリティーCDとして結実したものです。(印税収入を放棄して収益金を「明子さんのピアノ」の保全費用に寄付) なお、現在全国のタワーレコード店舗並びにタワーレコードオンラインでの先行販売を実施中です。(5月上旬までを予定)



MUSIC FOR PEACE(平和の夕べコンサート)~ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番、他(2015/8/5)
マルタ・アルゲリッチ 、 秋山和慶 、 広島交響楽団
KJ26003 ¥2,500(税込)




【収録曲】
1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
2. シューマン:夢のもつれ(幻想小品集 作品12 第7曲)

【演奏】
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
広島交響楽団(1)
秋山和慶(指揮)(1)

【録音】
2015年8月5日 広島文化学園HBGホール(ライヴ録音) DSD Recording

2015年8月5日、被爆70年を迎えた広島での「平和の夕べ」コンサートのライヴ録音。アルゲリッチはこの記念コンサートに出演することを強く望み、最終的にザルツブルク、ルツェルン、ベルリン、ロンドンの有名な音楽祭を断って広響との共演を選んだ、ということで大きな話題を呼びました。すでにハイレゾ配信限定で販売していた作品ですが、「CDで持っていたい」というお客様のご要望にお応えして、このたびコンサート当日の臨場感を記録したブックレット付デジパックCDとして発売いたします。

■タワーレコード オンラインで購入 :
MUSIC FOR PEACE(平和の夕べコンサート)~ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番、他(2015/8/5)<タワーレコード限定>



MUSIC FOR PEACE~Plays on Akiko's Piano(J.S.バッハ、モーツァルト、ショパン)
ピーター・ゼルキン
KJ26201 ¥2,000(税込)




【収録曲】
J.S.バッハ:
1. コラール前奏曲「愛する御神に全てを委ね」BWV691
2. ゴルドベルク変奏曲 BWV988から アリア
3. 2声のインベンション ハ長調 BWV772
4. 2声のインベンション イ短調 BWV784
5. 3声のシンフォニア ハ長調 BWV787
6. 3声のシンフォニア 変ホ長調 BWV791
7. 3声のシンフォニア へ短調 BWV795
8. 3声のシンフォニア ト短調 BWV797
9. 3声のシンフォニア イ長調 BWV798
10. W.A.モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540
11. F.ショパン:ノクターン 嬰ヘ長調 op.15-2 (ピーター・ゼルキンのスマートフォンによる録音)(モノラル録音) <特別収録>

【演奏】
ピーター・ゼルキン(ピアノ)(アメリカ製ボールドウィン・アップライトピアノ)

【録音】
2017年8月4日

2017年8月5日広島交響楽団「平和の夕べ」コンサートの前日に行われたスタジオ録音です。
アルゲリッチが2年前に試奏した「明子さんのピアノ」を気に入り、気の向くままにバッハ、モーツァルト、ショパンを立て続けに演奏しました。それを96KHz/24bit で高品位録音したものがこのCDです。

■タワーレコード オンラインで購入 :
MUSIC FOR PEACE~Plays on Akiko's Piano(J.S.バッハ、モーツァルト、ショパン)<タワーレコード限定>



・明子さんのピアノ(被爆したアメリカ・ボールドウィンピアノ)とは

1921年アメリカで河本源吉(1889-1989)とシヅ子(1902-2005)が結婚
1926年5月25日長女明子がロサンゼルスで誕生。この頃源吉がピアノ(米製ボールドウィン社のアップライト)を購入。
1933年一家は帰国し、シヅ子の実家の広島にピアノとともに移り住む。
明子はピアノを愛奏。その様子が日記に記載されている。1945年8月6日原爆投下。翌日明子が亡くなる。
原爆で損傷したピアノは弾き手を失ったまま60年間眠り続ける。
2005年ピアノを譲り受けた二口とみゑ(現・HOPEプロジェクト代表)が調律師坂井原浩と共にピアノを修復、8月3日広島アステールプラザでの平和祈念コンサートで60年ぶりに蘇った。

広島交響楽団(広響)はMusic for Peace のスローガンのもと「明子さんのピアノ」を支援。広響と共演したピアニストの萩原麻未、マルタ・アルゲリッチ、シャルル・リシャール=アムラン、ピー ター・ゼルキンに「明子さんのピアノ」を試奏する機会を提供してきました。

「明子さんのピアノ」公式ホームページ



【関連動画】
2015「平和の夕べ」コンサート/ HIROSHIMA SYMPHONY ORCHESTRA = LIVE=




2017年8月 広島市立牛田中学校PC放送部が作成した動画「明子さんのピアノ」
第34回NHK杯全国中学校放送コンテスト最優秀賞受賞作品





「明子さんはショパンが好きでショパンを弾いたのですね。不思議なことに弾いてみるとそれを感じます。ピアノがそれを記憶しているみたい。私はそれを信じます。」

「親愛なる皆様、広島の被爆70周年を記念して、広島交響楽団とマエストロ秋山和慶と共演できましたことをうれしくかつ光栄に思います。
私はMusic Against Crime(ミュージック・アゲインスト・クライム)というコンセプトのもと日本国内で演奏を続けてまいりました。音楽には人を愛する事を助長し、人を殺める気持ちを萎えさせる力が宿っている、という信念からです。
第2次世界大戦で私たちが目撃したもっとも恐ろしい犯罪は広島と長崎への原爆投下と主にポーランドを襲ったホロコースト(ユダヤ人の大量殺戮)だと思います。争いごとの解決のために核兵器を使用する犯罪と人種差別とエスノセントリズム(自民族中心主義)を利用した犯罪は二度と起こってはなりません。私はこのような犯罪を消滅させるために広島が今まで以上に重要な役割を果たすものと信じています。」



マルタ・アルゲリッチ
Martha Argerich




「この楽器は一見すると、シンシナティ製の、ありきたりのボールドウィン・アップライトピアノです。しかし驚くべきことに、その独特な「声質」は、18・19世紀に作られていた古き良きピアノの音色を偲ばせます。それは歌心に富んだ、ぬくもりのある人間的な声なのです。明子さんのピアノの「歌声」は、私たちを癒し、さらには生きていることへの感謝の念を表現してくれます。」



ピーター・ゼルキン
Peter Serkin




この2つのCDに共通しているのは、明子さんのピアノとの出会いによって広島から平和を発信したいというアーチストの熱い思いが感じ取れることです。争いごとを武力で解決することを是とする風潮が世界的に蔓延するなかで、人々から武装心を取り除く(todisarm people’s hearts)ことを音楽家の使命と考えているマルタ・アルゲリッチとピーター・ゼルキンに心から敬意を表します。

KAJIMOTO (制作/販売)

協力 :
公益社団法人広島交響楽協会
一般社団法人HOPEプロジェクト
ピアノ調律師/坂井原浩
ブレーン株式会社
タワーレコード株式会社
 

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