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広瀬悦子 最新アルバム『ヴラディゲロフ作品集』が「レコード芸術」誌11月号で特選盤に選ばれました! 広瀬悦子 最新アルバム『ヴラディゲロフ作品集』が「レコード芸術」誌11月号で特選盤に選ばれました!

並外れた情熱と燃えさかるエネルギー。
広瀬悦子渾身のヴラディゲロフ

2021年秋、広瀬悦子の最新アルバム『ヴラディゲロフ作品集』がリリースされ、「レコード芸術」誌11月号で特選盤に選ばれました。

「レコード芸術」11月号(音楽之友社、2021年)
https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?id=042111

ブルガリアの作曲家パンチョ・ヴラディゲロフは、名ピアニスト、アレクシス・ワイセンベルクのピアノの師としても知られ、優れたピアノ曲を残しています。祖国、ブルガリアの民俗音楽の要素を取り入れた東欧的で神秘的な作品から、ドイツ・ロマン派やフランス印象派風なものまで、幅広い作風で数多い作品を書きました。
広瀬悦子による、繊細さとダイナミックさを兼ねそろえた名演をぜひ聴いてみて下さい!

「このような作品が書かれるのは100年に一度のことだ!」パンチョ・ヴラディゲロフの偉大な交響曲『ユダヤ人の詩』(1950)を聴いたショスタコーヴィチはこう叫んだ。彼に加え、同じく大作曲家であるリヒャルト・シュトラウスやハチャトゥリアンからも敬愛されたヴラディゲロフは、色彩感や生命力、イマジネーションに溢れ、西洋音楽やジャズ、映画音楽などの要素と、ブルガリア民族音楽を巧みに融合させた。指揮者で音楽評論家のツァンコフはこのように書いている。「ヴラディゲロフの野生的で並外れた情熱は、どんなに芸術に無頓着な人をも揺さぶり熱狂させた。まるで灼熱の音の粒を両手ですくい、その才能の賜物を聴く人の魂に叩きつけているかのようだ。」常に説得力に満ち、疲れ知らずのヴラディゲロフは、ある日ショスタコーヴィチの前でピアノに向かい、自作のピアノ協奏曲を4曲(当時は5曲目が未完成であった)、ほとんど中断することなく、オーケストラパートもピアノにアレンジしながら弾いてみせた。そして4曲終えると、今度は別のオーケストラ作品を弾き始めた…。歓喜に溢れ、人々を魅了し続けたヴラディゲロフは、オーケストラ的なピアノの可能性を駆使しながら、その燃えさかるエネルギーによって彼独自の世界観を切り拓いた。……」

(広瀬悦子執筆 CDライナーノーツより)


アルバム情報

『ヴラディゲロフ作品集』/広瀬悦子 (ピアノ)

【収録曲目】
ヴラディゲロフ:
(1)10の印象 Op.9【慕情/抱擁/ワルツ・カプリス/愛撫/優雅/告白/笑い/情熱/驚き/諦め(エレジー)】
(2)ブルガリア組曲 Op.21【行進曲風に/歌/チェーンダンス/ラチェニッツァ】
(3)前奏曲 Op.15

【演奏】広瀬悦子(ピアノ)ベヒシュタイン使用

【録音】2021年4月5-7日/サンマルセル教会(パリ)

【販売情報】
レコードショップ各社で販売中
アーティスト:広瀬悦子/レーベル:MIRARE/品番:MIR-600/ジャンル:クラシック器楽曲/価格:オープン価格/形態:CD/収録時間:78:33/付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

【輸入元サイト(キングインターナショナル)】
https://www.kinginternational.co.jp/genre/mir-600/


リリースするディスクがすべて絶賛されている広瀬悦子の最新盤は、何とヴラディゲロフ作品集。最近作品リリースが目につく存在でもあり、広瀬悦子の演奏で聴くことができるのは大歓迎と申せましょう。

パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)はブルガリアの民俗音楽をバルトーク的な手法で見事な芸術音楽に仕上げた同国を代表する作曲家。日本でもお馴染みのレオニード・クロイツァーにベルリンでピアノを師事し、弟子に名ピアニストのアレクシス・ワイセンベルクがいることからも、ピアノ曲が特に優れているとされます。

ここでは数多い彼のピアノ曲から特に魅力的な3作品全15曲が選ばれています。10の印象のなかの3篇とブルガリア組曲はオーケストラ版でも親しまれていますが、ここではオリジナルのピアノ版で楽しめます。ピアノの方がヴラディゲロフの思いを雄弁に語っていることが感じられます。

ブルガリア独特のリズムと独特な東方的感覚に加え、ピアノの名手の作ゆえ技術的にも非常に難しい作品ばかりですが、広瀬悦子のピアニズムにぴったり。広瀬は数年来ヴラディゲロフ作品に惹かれ、この企画も彼女の強い希望で実現させた渾身の一枚。コロナ自粛期間中にじっくり取り組んだ成果が説得力あふれる演奏に結実しているのも聴きもの。広瀬本人による日本語解説も読み応え満点です。

(キングインターナショナル紹介文)


2021年11月・12月 広瀬悦子 日本公演情報

広瀬悦子(ピアノ)ソロ公演

最新アルバム『ヴラディゲロフ作品集』収録曲を含むプログラム
12月3日(金)18:30開演 徳島市シビックセンター・さくらホール(徳島県・徳島市)主催:市民コンサート徳島
12月19日(日)15:00開演 かめおか桂ホール(京都府・亀岡市)主催:かめおか桂ホール
12月26日(日)14:00開演 宗次ホール(愛知県・名古屋市)主催:宗次ホール

島田真千子(ヴァイオリン)×広瀬悦子(ピアノ)デュオ公演

11月7日(日)14:00開演 銘楽堂(山梨県・富士吉田市)主催:銘楽堂
11月21日(日)15:00開演 宗次ホール(愛知県・名古屋市)主催:宗次ホール

「ピアノと砂のファンタジー 星の王子さま」 
広瀬悦子(ピアノ)、伊藤花りん(サンドアート)、田中研(朗読)

12月11日(土)14:00開演 香住区中央公民館(兵庫県・香美町) 
主催:香美町・香美町教育委員会・香住区中央公民館文化ホール事業実行委員会

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