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サー・アンドラーシュ・シフ、昨年に続き来日公演!6/29(木)から先行発売スタート サー・アンドラーシュ・シフ、昨年に続き来日公演!6/29(木)から先行発売スタート

昨年秋に来日し、トークをしながら曲目はステージ上で発表する…というスタイルでのコンサートが話題と称賛を呼んだ現代最高のピアニストのひとり、サー・アンドラーシュ・シフ。
今秋、急遽再びの来日を果たすこととなり、今回も同じスタイルでの公演となります。

カジモト・イープラス会員限定先行受付が6/29(木)から始まります!

©Nadja Sjostrom

[サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル2023]
Sir András Schiff Piano Recital|サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル 2023 – KAJIMOTO(kajimotomusic.com)

9/29(金)19時 東京オペラシティ コンサートホール
10/1(日)17時 ミューザ川崎シンフォニーホール

S¥15,000 A12,000 B¥8,000(両日とも)

カジモト・イープラス会員限定先行受付
6/29(木)12時 ~ 7/2(日)18時
Sir András Schiff Piano Recital|サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル 2023 – KAJIMOTO(kajimotomusic.com)

一般発売
7/8(土)10時~

「現代最高の鍵盤奏者のひとり」…
単に“ピアニスト”とするより、きっとこの方が適切でしょう。彼はフォルテピアノも弾き、先日はクラヴィコードによるJ.S.バッハ作品集の録音までリリースしたのですから。
シフのピアノは若い頃から明るい自発性に溢れ、それでいて作曲家の“精神”がそのまま透けて届くような演奏をしていました。J.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、バルトーク然り。今もそれは変わりません。でも音はより美しい深みを湛え、そこにいっそう自身の個性を反映するようになり、しかもそれには矛盾がなく自然な合一が。シフは絶えず前進を続けています。

「前進」。
先にも書きましたが、シフは前回の日本公演において、たっての希望で「曲目は事前に決めず、ステージ上で話を交えながら発表する」という形態のリサイタルを行いました。奥様であるヴァイオリニストの塩川悠子の通訳、そして会話とともに。
聴衆ははじめ戸惑ったことでしょう。そんな空気を感じました。私たちスタッフとてそうです。しかし最終的には多くの方がその場を愉しみ、音楽との新鮮な出会いを味わっていたと思います。
シフは公演プログラム冊子のインタビューでこう語っています。
「パンデミックの辛い時期に色々なことを考えました。クラシック音楽にはどんな未来が待っているのでしょう?予測可能なコンサートは良いことなのか?私たち演奏家にとっても、その日その会場、楽器によって条件が変わるのですから、曲目の選択もそれによって自発的であるべきですし、トークを交えることで聴衆と演奏者の間の壁を取り払えるのではないか」。

このコンサート、なんと3時間半を超えるものとなりました!しかし持ち前のユーモアと強い意志が反映した、シフ自身の想像をも上回る結果になったのではないでしょうか。そしてそこで響いたバッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの音楽自体もより自由に飛翔していたのでは。こうした形態のコンサートが成立したのは、もちろんシフのこれまでの膨大な音楽力の蓄積があってのことです。しかしそれとともに日本の聴衆との相互の信頼関係があったからではないでしょうか。

今回もシフはこのスタイルでコンサートを行います。(そしてミューザ川崎でシフがコンサートを行うのは初めてとなります)
さあ、再びあの静かで自由な集中を伴った、至福の時間と空間が待っています。私たちも彼の挑戦を愉しもうではありませんか。

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