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藤倉大、初ダンス作品のメイキング・ドキュメンタリーがNHK Eテレ「ハートネットTV」で5/20(水)に放送!

作曲家、藤倉大が手掛けた初のダンス作品《Sounding Seven Senses》の世界初演までを追ったメイキング・ドキュメンタリー番組「”七感”に響くコンサート ダンサー 大前光市×作曲家 藤倉大」が5/20(水)NHK-Eテレ ハートネットTVで放送されます。

この作品は、リオ・パラリンピックで独創的なパフォーマンスを披露し、世界を魅了した義足のダンサー大前光市のために創作された作品で、東京藝術大学による委嘱作。2019年12月1日に東京藝術大学奏楽堂で世界初演が行われました。藤倉大と大前氏がどの様にコラボレーションをして来たか、制作プロセスも含めた内容が上演の映像と共に謎解かれます。どうぞお楽しみください。

〈放送情報〉
ハートネットTV『”七感”に響くコンサート ダンサー 大前光市×作曲家 藤倉大』
本放送 5月20日(水)20:00-20:30 NHK Eテレ
再放送 5月27日(水)13:05-13:35 NHK Eテレ
見逃し配信(放送後1週間を予定)
NHKプラス https://plus.nhk.jp/watch/ch/g1
TVer https://tver.jp/nhk

【Sounding Seven Senses演奏アーティスト】
ダンス:大前光市
三味線:本條秀慈郎
箏:LEO(今野玲央)
笙:東野珠実
ピアノ:大崎結真
藝大フィルハーモニー管弦楽団による七感アンサンブル
指揮:キハラ良尚

藤倉大はこの作品制作を振り返り、下記のエッセイを寄稿しています。

「ダンスのための音楽かあ…」
僕は今までにダンスのために作曲をした事がない。
20代の頃は、ダンス好きの友人に誘われてロンドンで沢山のコンテンポラリー・ダンス公演を観た。
そこでいつも「すごく嫌だな」と思ったのは音楽の使い方だ。ワーグナーの音楽が鳴ったと思ったら工場のノイズみたいなのが鳴り、その後ロックミュージックみたいなのがかかったり。
なんの脈絡も無いコラージュなのに、隣に座っている人を見てもその通りで、観客は全く音楽を気にしない様だった。
藝大チームからは音楽とダンスが対等なものでありたいとオファーされた。
もともとそうあるべきなのだ。音楽は決してバックグラウンドになってはいけない。
ダンサーは音があってから、踊り始める。
そこからインスピレーションを受けて体がムクムクと動き、その後想像して作品を創って行く。白紙の状態からの作曲をしても、あまりダンサーにとっては意味がないらしい。
もしコラージュそのものがもっと音楽的だったらどうだろうか?
それも全部が僕の音楽でコラージュが作られたら!
大前さんと公開対談で選んだ僕の11曲の作品が細かく切り刻まれ、繋がって出来たコラージュ作品《Sounding Seven Senses》が完成した。

今回は僕にとって初めてのインクルーシヴのイベントでの演奏・上演だった。
最後まで客席で僕の作品を見て、聴いて下さるのか少し心配だったけれども、結果は大成功だった。しかも完売だったので、イベントの運営側としてはこれ以上の成功はあり得なかっただろう。
大前さんは義足のダンサー。
でも僕は最後舞台でお辞儀する時に初めて「あ、大前さんは義足のダンサーだったんだよな」と思った。
コラボレーションしている時には全くそのことは頭の中をよぎらなかった。
舞台は大前さんのお人柄そのままで、とにかく明るいエネルギーが常に放たれている演出だった。
最初から最後まで、気持ちよく大前さんとコラボーレションができたし(一回も揉めずにコラボレーションするのは可能なんだと言う事を初めて知った)、藝大チームのスムーズな進め方、本番で全ての要素が完璧に上手く行ったのは本当にすごい事だと思った。

〈藤倉大 プロフィール〉
世界で演奏される機会の最も多い作曲家の一人。ザルツブルク、ルツェルン、BBCプロムス等の音楽祭、欧米のトップ・オーケストラから国際共同委嘱を依頼され、ブーレーズ、エトヴェシュ、ドゥダメル、ムローヴァ、ケラス、小菅優らが作品を初演・演奏している。ヴェネツィア・ビエンナーレ音楽部門銀獅子賞、芸術選奨音楽部門文部科学大臣新人賞、アイヴァー・ノヴェロ賞等受賞多数。オペラの国際的評価も高く2015年に《ソラリス》、18年に《黄金虫》を世界初演。現在3作目の世界初演等が控えている。録音はソニーミュージックや自身が主宰する音楽レーベルMinabel Recordsから、楽譜はリコルディ・ベルリンから出版されている。

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