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その音、世界遺産── コンセルトヘボウ管、5/21(日)から先行発売始まります その音、世界遺産── コンセルトヘボウ管、5/21(日)から先行発売始まります

コロナ禍を超え、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が4年ぶりに来日します。
カジモト・イープラス会員限定先行受付は5/21(日)から!

©Simon Van Boxtel

[ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ファビオ・ルイージ指揮]
ファビオ・ルイージ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2023年11月来日ツアー – KAJIMOTO(kajimotomusic.com)

11月5日(日)15時 京都コンサートホール
11月7日(火)19時 サントリーホール

ウェーバー:オペラ「オベロン」序曲
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調
     (ピアノ:イェフィム・ブロンフマン)
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64

(チケット料金)
11/5京都公演 S¥25,000 A¥21,000 B¥17,000 C¥13,000 D¥9,000
11/7東京公演 S¥34,000 A¥28,000 B¥22,000 C¥16,000 D¥13,000

カジモト・イープラス会員限定先行受付:
5月21日(日)10時 ~ 5月24日(水)18時
ファビオ・ルイージ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2023年11月来日ツアー – KAJIMOTO(kajimotomusic.com)

一般発売
5月28日(日)10時~

世界五大…と言えば選ぶのに迷いが生じても、「世界三大オーケストラ」となると、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、そしてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)である、と言い切って異論はないでしょう。まろやかにブレンドされた、全てにおいて均衡を保つ落ち着いた音は、我々がイメージとして抱くヨーロッパ文化を体現したものといってもいいのでは?そしてそれは、高い技量の名手たちによって、アムステルダムの本拠地“コンセルトヘボウ”(=オランダ語でコンサートホールの意)によって、また各々長い期間をかけてじっくり音楽作りをした7人の首席指揮者たちとの総合力で築かれたものです。それはもはや世界遺産といってもよい唯一無二の響きだと思います。

そしてRCOの奏でる音楽はオランダ人特有の「進取気質」によっても形作られました。創設以来、指揮台に上がったマーラーやR.シュトラウス、ストラヴィンスキーといった同時代の作曲家が自作を演奏しましたし、20世紀後半にはアーノンクールらが古楽のスタイルを持ち込んでバッハやモーツァルトを演奏しました。そしてその都度RCOはそうした新しさを虚心に吸収し、彼らならではのかたちとし、現在に至る伝統としたのです。
またレコード産業の後退する時代にあって、どこよりも早く自主レーベル(RCOレーベル)を設立し、同時にブランディング化を行ったことも然り。

©Ph. Morten Abrahamsen

古き佳き響きと新しさがバランスよく混然一体となったRCO。
4年ぶりの来日公演の指揮台に立つのは、今やN響の首席指揮者としても日本で人気、イタリアの名匠ファビオ・ルイージです。彼はまた、首席指揮者不在の期間がしばらく続いた同団(2027年からはクラウス・マケラが就任予定)と良き関係を築いてきた一人です。
今回の公演でイタリア的なキレのいい確固たる造型美、そして躍動をもって披露する名曲たち(奇遇にもメインの交響曲=チャイコフスキー「第5」は、かつて同郷の先輩シャイーが就任直後に行った来日公演時と同じ曲です)には、いやが上にもワクワクが止まりません。イタリアのマエストロがチャイコフスキーのカンタービレと極めて相性がいいのは、ムーティやパッパーノ、そして前述のシャイーを見ても明らか。

©Oded Antman

そしてリストの協奏曲…それも第1番と違って、交響詩に近い渋い奥行きをもつ第2番を弾くのは、名匠イェフィム・ブロンフマン。
クリアで鮮やか、今日屈指のピアニズムを誇るこの巨きなピアニストは、日本では過小評価されるきらいがありますが、どんな作曲家でも、どんなレパートリーでも確かな手ごたえと超絶技巧、すべての細かい音まで輝きをもって明晰に響かせる力があるからこそ、このRCOはじめ、欧米の超一流オーケストラがこぞって演奏旅行のソリストに指名するのだと思います。

今回のRCO来日公演も、オーケストラを聴く最上の醍醐味、ここにあり! です。ご期待下さい。

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