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若き世代の超天才?超鬼才?── 10月来日のダニール・トリフォノフ、先行発売が始まります(10/10、12の曲目も決まりました) 若き世代の超天才?超鬼才?── 10月来日のダニール・トリフォノフ、先行発売が始まります(10/10、12の曲目も決まりました)
新型コロナウイルス・シンドロームで未曾有の状態にある世界。四苦八苦です。
感染拡大を防ぐため、地球上の人間すべてが同じ努力をしあっている今日。
100年前のスペイン風邪流行のときのことを知っている方ならいざ知らず、想像だにできなかった日が続いておりますが、これを段々とステップを踏んで乗り越えたとき、私たちは「音楽をナマの音で会場で聴くこと」がこれほどまでに素晴らしいことだったのかを実感するに違いありません。もちろんアーティストの方々にとっての演奏も同じはず。いや、それ以上かも。
その日を楽しみにしたいと思います。
10月に来日するトリフォノフも今、どんなことを思っているでしょう?
曲目についても、未定となっておりました、10/10(土)大阪・ザ・シンフォニーホールと10/12(月)東京オペラシティ コンサートホール公演のものが決定いたしました。
(以下の記事中をご覧ください)
カジモト・イープラス会員限定先行受付が、5/14(木)からスタートします!
[ダニール・トリフォノフ ピアノ・リサイタル]
10/10(土)14時 大阪・ザ・シンフォニーホール
10/12(月)19時 東京オペラシティ コンサートホール
(*以下の曲目に決定いたしました)
J.S.バッハ(ブラームス編):シャコンヌ BWV1004
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080 (全曲)
J.S.バッハ(M.ヘス編):コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147
S¥8,000 A¥6,000 B¥4,000
10/14(水)19時 サントリーホール
《Decades(10年)》
ベルク:ピアノ・ソナタ op.1
プロコフィエフ:風刺(サルカスム) op.17
バルトーク:戸外にて
コープランド:ピアノ変奏曲
メシアン:「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」から
幼子イエスの接吻
リゲティ:「ムジカ・リチェルカータ」から
Sostenuto、Mesto、Allegro con spirito、Tempo di Valse
シュトックハウゼン:ピアノ曲 IX
ジョン・アダムズ:中国の門
コリリャーノ:オスティナートによる幻想曲
S¥8,000 A¥6,000 B¥4,000 プラチナ券¥13,000
カジモト・イープラス会員限定先行受付
5/14(木) 12:00 ~5/17(日) 18:00 お申込み
一般発売
5/24(日) 10:00 ~ お申込み
1991年ロシア生まれのダニール・トリフォノフ。
2010年にショパン国際コンクールで第3位、翌2011年にはチャイコフスキー国際コンクールで優勝し、ピアニストにおける2大コンクールであっという間に注目され、そしてあっという間にスター・ピアニストとなりました。
もちろんコンクールにおける優勝などは「きっかけ」にすぎず、彼の音楽における鋭敏すぎるほどの、ヤバい天才…それは鬼才と呼んだ方がいいのか…その才が基となって羽ばたく、圧倒的な魅力ふりまく演奏が、今の彼のスターダムの地位を不動のものとしました。ユジャ・ワン以来のきらめくピアノの才ではないでしょうか?
これまでの数回にわたる来日公演、また近年の録音でもプレトニョフ指揮マーラー・チェンバー・オーケストラとのショパンの2つの協奏曲のミステリアスかつ清新な演奏、ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管とのヴィルトゥオジティと豊潤な抒情が結びついたラフマニノフのピアノ協奏曲全曲など、すべてがそれを証明して余りあります。ベルリン・フィルやニューヨーク・フィルのアーティスト・イン・レジデンスに続々と指名されるのも当然です。カーネギーホールの「パースペクティヴ・シリーズ」全7公演の企画・出演も任されました。
そのトリフォノフが今秋の来日公演で私たちに聴かせてくれるのは、なんとこれまでの定評あるロマン派レパートリーをあえて抜き、バッハ・プログラムと「Decades」と名付けた20世紀の名曲プロ。
しかも前者は…今回初めて発表することになりましたが…、よりにもよって、バッハの中でも最も抽象的な名(難)曲であろう「フーガの技法」全曲を、ブラームスが編曲した左手のための「シャコンヌ」とマイラ・ヘス編の有名なコラール「主よ、人の望みの喜びよ」ではさむ、というもの。
「フーガの技法」を外来のピアニストがリサイタルで全部取り上げるのは、もしかするとピエール=ロラン・エマール以来かも。
そして後者の「Decades」。この言葉は「10年」を意味しますが、これらはすべて20世紀の曲とはいえ、一見脈絡のないプログラミング…。
しかし!
1つずつ検索していくとわかるのです。
冒頭の、ベルク「ピアノ・ソナタ」は1907~08年作曲、
次のプロコフィエフ「風刺(サルカスム) op.17」は1912~14年作曲
その次のバルトーク「戸外にて」は1926年作曲
(途中略)
最後のコリリャーノ「オスティナートによる幻想曲」は1985年作曲
…ということで、つまり1900年代から80年代まで10年一区切りで、その間に書かれた代表的傑作をプレゼンテーションするプロなのです!
実は当方も最近まで気づいておりませんでした(汗)。
恐るべき、驚くべき自信と度胸です、トリフォノフ!
そうでなければ、このようなプロをそうそう組めるものではありません。
既にニューヨークでも演奏しており、若手には特に辛口のあのニューヨーク・タイムズ紙からも絶賛されました。
これは滅多にない機会です。そしてその面白さを十全に私たちに、響き、演奏として教えてくれるだろうトリフォノフの2つのリサイタル、ぜひお聴き逃しなく!
(参考演奏動画)
https://www.youtube.com/watch?v=Gy5UHK4EeM8
https://www.youtube.com/watch?v=CXGeOHdiHrE
https://www.youtube.com/watch?v=QneAIb6fVtQ
チケットのお申込みはこちらまで
カジモト・イープラス会員限定先行受付
5/14(木) 12:00 ~5/17(日) 18:00 お申込み
一般発売
5/24(日) 10:00 ~ お申込み
オペレーターによる受付は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による「緊急事態宣言」発令に伴い、当面の間対応を休止とさせていただいております。
※再開目処は、自治体の要請に従います。