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2019年チャイコフスキー・コンクール優勝者、アレクサンドル・カントロフが11月、日本で初のリサイタル!

2019年にチャイコフスキー国際コンクールで優勝したピアニスト、アレクサンドル・カントロフが11月に来日、相模原市の〈杜のホールはしもと〉と東京の〈トッパンホール〉でリサイタルを行います。これが日本におけるカントロフのリサイタル・デビュー!

父親はフランスの大ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフという日本でも親しまれている名手であり、アレクサンドル自身はチャイコフスキー・コンクール以来、その審査員でもあった名匠ゲルギエフに絶賛、重用されています。
そうしてこの“サラブレッド”は順風満帆・・・のはずでしたが、このコロナ禍でカントロフもまた大変に辛い思いをしたと思います。
日本でのリサイタル・ツアーも昨年行われる予定だったのですが、今年に延期となりました。

しかし、こうしてようやくカントロフのリサイタルを聴くことができることは大きな喜びです!
澄んだ美音が繊細に漂うようなピアニシモから、ダイナミックに会場を揺さぶる強大なフォルティシモまで、優秀なタッチと魔的なほどの多様なピアニズムと表現力をもったカントロフ。彼は今回のツアーにあたって、自分にとって今特別な作曲家だと公言して憚らないブラームスの作品を中心にプログラムを組みました。

今回弾く「4つのバラード」も「ピアノ・ソナタ第3番」もブラームスの若き日の作品です。これらの楽曲についてカントロフは
「一般的に深みと落ち着きがある完成された音楽を書くとイメージされる後年の作品と異なり、とても奇抜でリストのような野心、シューマンの狂気が乗り移ったような作品はこの青年期だけに見られるもの。そして一方でブラームスは非常に詩的な音楽家であり、わずかなタッチで荘厳さが一瞬にしてこの上なく美しいものに変わったり、そのバランスはブラームス最大な魅力だと思う」
と語っています。

ここでリストの名も出てきますが、ブラームスの2曲の間には、リストのソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」が弾かれます。カントロフにとって、この作品を演奏する上で
「文字や絵画── ここではダンテの『神曲』を取り巻く要素から着想を得ているので、この曲にはピアノを弾く以上の何かがあること」
が面白いそうです。そのための多様な響きを創り出すには、やはりピアノという楽器が不可欠とも。

そしてまたカントロフは言います。
「ソロ・リサイタルは自分自身で時間や響き、すべてを支配して自分の物語を紡ぎ出し、また自身を深く表現することができる」
と。

ぜひ、〈杜のホールはしもと〉と〈トッパンホール〉のリサイタルにおいて、若き名手がその覇気や思索から生み出す神秘的な空間に身を浸してみて下さい。
そこで、カントロフが感じる「身体が自然とイメージする音を創り出す、不思議な感覚の流れ」を会場中の多くの人たちと共にシェアできるはず。

日本で初のリサイタル、どうぞご期待下さい!


[アレクサンドル・カントロフ ピアノ・リサイタル]
(チケットは各ホールにお問合せください)

11/23(火・祝)15時 杜のホールはしもと
http://hall-net.or.jp/02hashimoto/events/event/vol-45_alexandrekantorow/
11/24(水)19時 トッパンホール
https://www.toppanhall.com/concert/detail/202111241900.html/
11/25(木)19時 トッパンホール
https://www.toppanhall.com/concert/detail/202111251900.html

アレクサンドル・カントロフ プロフィール
https://www.kajimotomusic.com/artists-projects/alexandre-kantorow/

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