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ジョナサン・ノット(指揮者)新規マネジメント契約のお知らせ KAJIMOTO NEW ARTIST ジョナサン・ノット(指揮者)新規マネジメント契約のお知らせ KAJIMOTO NEW ARTIST

Photo by Kaori Nishida

このたび KAJIMOTOは、指揮者 ジョナサン・ノットのマネジメントをお引き受けすることとなりました。

1962年イギリスで生まれたジョナサン・ノットは、1997年~2002年にルツェルン交響楽団首席指揮者兼ルツェルン劇場音楽監督、2000年~03年にアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督(2004年~06年は客演指揮者)、2000年~16年にはバンベルク交響楽団の首席指揮者を経て、2014年から東京交響楽団の音楽監督、そして2017年からはスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督を務めています。

2019年に行われたスイス・ロマンド管弦楽団日本公演の成功は記憶に新しく、また東京交響楽団との数々の演奏会における目覚ましい成果は、皆さまもよくご存じの通りです。

ジョナサン・ノットの今後にどうぞご期待ください!

ジョナサン・ノット(指揮者)
Jonathan Nott, Conductor

1962年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で音楽を専攻、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジでは声楽とフルートを学び、その後ロンドンで指揮を学んだ。フランクフルト歌劇場とヴィースバーデンのヘッセン州立劇場で指揮者としてのキャリアをスタートし、オペラに数多く取り組む。そして1997年~2002年にルツェルン交響楽団首席指揮者兼ルツェルン劇場音楽監督、2000年~03年にアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督(2004年~06年は客演指揮者)、2000年~16年にはバンベルク交響楽団の首席指揮者を経て、2014年から東京交響楽団の音楽監督、そして2017年からはスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督を務める。
東京響とは当初3年の契約だったが、2025/26年シーズンまで任期が延長となり、またスイス・ロマンド管の任期は2021年から無期限に更新されることになった。

若き日に培われたドイツでのオペラへの造詣や、アンサンブル・アンテルコンタンポランとの活動の中で築かれたブーレーズ、リゲティ、ベリオ、ラッヘンマン、シュトックハウゼンら同時代きっての作曲家たちとの芸術的かつ個人的に緊密な関係は、その後のノットの活動の中に多様なかたちで活かされている。古典から現代曲まで幅広いレパートリーと抜群のプログラミングのセンスを持つ彼の多岐にわたる活躍は大いに評価され、バンベルク響とのコラボレーションには2009年にバイエルン文化賞が贈られたほか、2016年7月にバンベルク大聖堂で開催された同響とのラスト・コンサートでは、大司教より功労勲章が授与された。2020年3月には、第32回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞(オペラ・オーケストラ部門)」を、東京交響楽団とともに受賞。同響とは2015年の本拠地ミューザ川崎シンフォニーホール15周年記念のシェーンベルク「グレの歌」やモーツァルトのダ・ポンテ三部作オペラ(《フィガロの結婚》《ドン・ジョヴァンニ》《コシ・ファン・トゥッテ》)、また近年はR.シュトラウスのオペラ《サロメ》《エレクトラ》を演奏会形式で上演して絶賛されている。

ルツェルン・フェスティバルでは、アンサンブル・アンテルコンタンポランとブーレーズの大作「レポン」を演奏したほか、バンベルク響とは2013年にワーグナー《ニーベルングの指環》全曲チクルス、15年にはヴェルディ《ファルスタッフ》を取り上げるなど、注目された。東京響とは2016年に楽団創立70周年記念ヨーロッパ・ツアーを行い、特にウィーン・ムジークフェラインザールでの公演は完売。大きな成功をもたらした。

客演も多い。ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バーミンガム市響、チューリヒ・トーンハレ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管など世界一流のオーケストラと共演を重ねる。2016年6月にはガッティの代役でウィーン・フィルへ客演し、テノールのヨナス・カウフマンと共演した。

レコーディングも数多い。ベルリン・フィルとのリゲティの管弦楽作品の全曲、バンベルク響とのシューベルト、マーラーの交響曲全集やストラヴィンスキー作品、東京響とのブルックナー、R.シュトラウス、ベートーヴェン、そしてスイス・ロマンド管とのドビュッシー、R.シュトラウス、シェーンベルク、メシアンなどは高く評価されている。2010年にはバンベルク響との『マーラー:交響曲第9番』が権威あるフランスのMidem音楽賞最優秀交響曲・管弦楽作品部門賞を受賞した。

ほかにも、アンサンブル・アンテルコンタンポランとのエマヌエル・ヌネスやラッヘンマン作品集、ジョン・アダムズ作品のDVD、またクセナキス、ベリオほかの作品集といった現代曲のアルバムをリリース。

教育活動にも熱心で、2014年秋にユンゲ・ドイチェ・フィルの首席指揮者兼芸術顧問に就任し、グスタフ・マーラー・ユーゲント管とは2015年にツアーを行った。また、カールスルーエとルツェルンの音楽院でも教鞭をとっているほか、ドゥダメルを輩出したバンベルクでのマーラー国際指揮者コンクールも統括した。

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