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ピアノ界のスーパースター、ラン・ランが6年ぶりの来日リサイタル!── 満を持して日本で披露する「ゴルトベルク変奏曲」 ピアノ界のスーパースター、ラン・ランが6年ぶりの来日リサイタル!── 満を持して日本で披露する「ゴルトベルク変奏曲」

名匠とか大ピアニストというより、やはり彼にはこう呼ぶのが似合いそう。
“ピアノ界のスーパースター”。

クラシック音楽の古典やロマン派の曲を、素直にストレートに、そして深い部分をとらえて弾きながら、ほかの世界や多ジャンルのアーティストとも楽々とアクセスし、メディアの寵児でもあり。
いよいよ40歳を迎えるそのスーパースター、ラン・ランが6年ぶりに来日リサイタルを行います!
カジモト・イープラス会員限定先行が9/8(木)からスタートです。

©OLAF HEINE / Deutsche Grammophon

[ラン・ラン ピアノ・リサイタル]
LANG LANG Piano Recital|ラン・ラン ピアノ・リサイタル – KAJIMOTO(kajimotomusic.com)

11/19(土)19時 サントリーホール

(曲目)
シューマン:アラベスク op.18
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988

(チケット料金)
S¥20,000 A¥17,000 B¥13,000 C¥9,000

カジモト・イープラス会員限定先行受付
9/8(木)12時 ~ 11日(日)18時

一般発売
9/17(土)10時~

コロナ禍のしばらく前、ラン・ランはいささか腕を故障していたことがあったことを、皆さまもご存じだったと思いますが、そういう時期があって、彼の中にも何か変化が起こったのでしょうか?2020年に発表されたJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」のアルバムを聴いて驚いた方は多かったはず。
この大バッハの創作の集大成のひとつ、とも言うべきこの長大な曲をラン・ランのピアノで接しながら、神秘的な星座のような音の連なり、無限に広がる宇宙のようなその変奏、輝き、深遠にそっくりそのまま包み込まれるような感覚。
まさにスター(星)による、この驚くべき「ゴルトベルク変奏曲」がいよいよ日本でも披露されます。

「そういう時期に何かが?」と書きましたが、この曲に取り組んだラン・ランの当時のインタビュー記事などを読むと、決してそればかりではないのですよね。
ここでも驚いたのは、かつて若きラン・ランがブレイクした時に、彼がメンターと慕う巨匠指揮者クリストフ・エッシェンバッハから「何かバロックの曲を弾いてみて」と言われて、既に「ゴルトベルク変奏曲」を弾いていたこと。古楽の大家、故ニコラウス・アーノンクールとモーツァルトのピアノ協奏曲を共演・録音したときに、バッハや古典音楽についての演奏法について多くを学んだこと。そして「ゴルトベルク」を録音するにあたって、これまたチェンバロやフォルテピアノの巨匠アンドレアス・シュタイアーに教えを請い、意見を交わしながら演奏を練り上げていったこと。

“我”はあっても、心から凄いものを前にしたとき、目をキラキラさせて素直になんでも吸収するラン・ランの面目躍如ではありませんか。ちょっとした装飾音にも、かつての天才ピアニスト、フリードリヒ・グルダのそれを思わせるような、アカデミックなものに支えられながらも自然な息吹に充ちた一瞬が。

久しぶりに来日するラン・ランの「ゴルトベルク変奏曲」を、どうぞお楽しみに!

(そうそう、この曲の前に弾く、同じハ長調の可憐なシューマン「アラベスク」もお忘れなく。これを「ゴルトベルク」の前にプログラムするのはとても珍しいですが、どんな思いがあったのでしょうね?)

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