イタリアが誇る世界的アンサンブル「イ・ムジチ合奏団」4年ぶりの日本ツアー、そして サントリーホールでの東京公演の開催が決定いたしました。

名曲中の名曲、ヴィヴァルディ「四季」といえばイ・ムジチ。2021年に創立70周年記念ツアーを行うはずでしたが、コロナ禍により無念にも中止。前の来日から4年ぶりとなる今年、ようやく彼らの美しく眩しい「四季」が再び聴けます。

東京公演は5/18（木）から、カジモト・イープラス会員限定先行受付のスタートです！

イ・ムジチ合奏団 日本公演2023
2023年9月27日（水）19:00開演（18:30開場）　 
会場：サントリーホール

【プログラム】
ヴェルディ : 
「聖歌四編」から「アヴェ・マリア」

ヴェルディ : 
オペラ《シチリア島の夕べの祈り》から
バレエ音楽「四季」

ヴィヴァルディ : 
ヴァイオリン協奏曲集「四季」
（ヴァイオリン・ソロ： マルコ・フィオリーニ）

【チケット】
Ｓ￥10,000／Ａ￥8,500／Ｂ￥7,000／Ｃ￥5,000／Ｄ￥3,000

カジモト・イープラス会員限定先行受付
2023年5月18日（木）12:00〜5月21日（日）18:00

チケットぴあ先行受付
調整中

一般発売
2023年5月27日（土）10:00

※未就学児入場不可

 
主催：KAJIMOTO
後援：イタリア文化会館
協力：ユニバーサル ミュージック合同会社

改めて書きますが、イ・ムジチといえばヴィヴァルディ「四季」。

ある世代以上のクラシック音楽ファンにとってはきっとそうですし、その子、いやその孫にとってもそうかもしれません。実際イ・ムジチ合奏団の公演に来ているお客様の中には3世代にわたるファミリーの方々もいて、そんな姿を見ていると主催者としても胸が熱くなります。かつてのファンたちは多かれ少なかれ、皆イ・ムジチの「四季」を聴いて青春時代を送ったのですから。

当のイ・ムジチにとっても、「四季」とはそういうものだったでしょう。戦後まだ10年にもならない、敗戦国イタリアのローマにおいて集まったサンタ・チェチーリア音楽院卒業の12人の若き音楽家たち。彼らは大いなる野心を抱いて、当時まだ一部のマニアックな演奏家や専門の研究家たちしか手掛けなかったバロック音楽の分野を開拓したのです。そしてその結果、特に祖国の大作曲家ヴィヴァルディの「四季」を、これほどまでにポピュラー名曲として世界的なものへと成さしめました。彼らによって「四季」は世に出たといっても過言ではないでしょう。

そしてまた、イ・ムジチにとっても「四季」はまさしく青春そのものだったに違いありません。

　創立から70年余がたち、もちろんメンバーは何度も変わりました（中にはメンバーの子が入団したこともしばしば）。しかしイタリアの演奏家たち特有のつやつやした、とびっきり美しいカンタービレで曲の造型美を聴かせるスタイルは変わりません。そして「四季」の主たる演奏がピリオド（古）楽器の団体にとって代わられようとする今でも、イ・ムジチの魅力は少しも減じていません。

今回はヴィヴァルディ「四季」がメインで、前半にはもうひとつの「四季」が。ピアソラではなく、彼らのヴィヴァルディの後輩であり、イ・ムジチの大先輩である巨人ヴェルディのオペラからの「四季」です。そして冒頭にはそのヴェルディ晩年の美しい祈りに満ちた「アヴェ・マリア」が。

4年ぶりのイ・ムジチ、どうぞ愉しんでください！