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アルミンクが指揮する「コジ・ファン・トゥッテ」、1/12(日)NHK-BSP4Kと1/20(月)NHK-BSでオンエア! アルミンクが指揮する「コジ・ファン・トゥッテ」、1/12(日)NHK-BSP4Kと1/20(月)NHK-BSでオンエア!

©Shumpei Ohsug

東京二期会が、現在広島交響楽団の音楽監督を務めるクリスティアン・アルミンクの指揮で上演した、モーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」。
「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」とともに台本作家が同じで、ダ・ポンテ三部作と呼ばれるこの名作は、19世紀にはベートーヴェンやワーグナーから話の内容ゆえ、また当時の思想ゆえに非難もされたものです(タイトルの和訳が「女はみんなこうしたもの」ですから、現代だってその言い方には非難もあるでしょう)。
しかし、なんといっても人間の心理、在りようをシェイクスピアの演劇に匹敵するくらい深く描き切った傑作です。人間の心の機微がユーモアとモーツァルトの極上の音楽・・・とくに二重唱から六重唱に至る精妙なアンサンブルによって表現されます。

今回の上演で素晴らしかったのは、それを万全に歌に乗せた歌手たちをはじめ、まずはベースとなったアルミンクの指揮する新日本フィル。ウィーンで生まれ育った彼ならではの自然で艶麗なスタイル、活気と愉悦に満ちた指揮からモーツァルト後期の充実しきった音楽が流れだし、先述の人間心理を鋭く描き出すこととなりました。

お洒落で斬新なペリーの演出とともに、2024年注目のオペラ公演のひとつ、東京二期会「コジ・ファン・トゥッテ」。
ぜひ、ご覧ください!

[放送情報]
NHKサイト
https://www.nhk.jp/p/premium/ts/MRQZZMYKMW/

【NHK-BSP4K】
1月12日(日)23:20~

【NHK-BS】
1月20日(月)0:20~(日曜深夜)

*共に、演出のペリー、指揮のアルミンクのインタビューを中心とした7分間の「ミニ・ドキュメント」を放送し、その後、3時間02分のオペラ本編を放送。

モーツァルト:オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」K.588(全2幕)
台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ
演出:ロラン・ペリー

〈出演〉
フィオルディリージ:種谷典子
ドラベッラ:藤井麻美
グリエルモ:宮下嘉彦
フェランド:糸賀修平
デスピーナ:九嶋香奈枝
ドン・アルフォンソ:河野 鉄平 ほか

合唱:二期会合唱団/新国立劇場合唱団/藤原歌劇団合唱部
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:クリスティアン・アルミンク

収録:2024年9月5日 新国立劇場オペラパレス

今後のアルミンクの活躍にも、ぜひご期待ください!

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