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2017/03/17 | KAJIMOTO音楽日記

●速報!今秋、ルツェルン祝祭管弦楽団が11年ぶりに来日!!―― 指揮は現音楽監督のリッカルド・シャイー!


大きなニュースをお伝えすることが出来て、嬉しく思います。あの名手たちから成るスーパー・オーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団(LFO)が2006年のアバドとの伝説の公演以来、実に11年ぶりに来日公演を行うことが決まりました。指揮はもちろん、現在LFOの音楽監督を務める大マエストロ、リッカルド・シャイーです。

公演日時・会場・曲目・料金などは下記の通りとなります。

[リッカルド・シャイー指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団]
10月6日(金)19時 東京・サントリーホール
10月7日(土)17時 東京・サントリーホール
10月8日(日)15時 ミューザ川崎シンフォニーホール
10月9日(月・祝)15時 京都コンサートホール

【曲目】
(10/6)
ベートーヴェン: 劇音楽「エグモント」op.84 序曲
ベートーヴェン: 交響曲第8番 ヘ長調 op.93
ストラヴィンスキー: バレエ「春の祭典」

(10/7、8、9)
R.シュトラウス: 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30
R.シュトラウス: 交響詩「死と変容」op.24
R.シュトラウス: 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28

【チケット料金】 
東京(10/6、7)・川崎(10/8)
 S: ¥35,000 A: ¥31,000 B: ¥27,000 C: ¥23,000 D: ¥18000

京都(10/9)
 S: ¥30,000 A: ¥26,000 B: ¥22,000 C: ¥18,000 D: ¥13,000

カジモト・イープラス会員限定先行受付
5/18(木)12時 ~ 21(日)18時  ●チケットのお申し込み
一般発売
5/28(日)10時~  ●チケットのお申し込み




2006年の故アバドとの伝説の公演・・・と書きましたが、それを聴かれた方は忘れようにも忘れられないのでは? 目を閉じると、マーラー「第6交響曲」における凄絶で“生”への渇望が高らかに歌われるさま、ブルックナーの「第4交響曲」での光り輝く美しさ、またポリーニのピアノ独奏によるブラームス「ピアノ協奏曲第2番」の第3楽章での、静かに内省的に心打つ旋律の波(チェロのソロを弾いたマリオ・ブルネロの素晴らしかったこと!)―― そんな音が、音楽が、今でもすぐ脳裏によみがえってきます。

ルツェルン・フェスティバルとLFOの創設は1938年まで遡りますが(20世紀最大の指揮者トスカニーニのもとへ、名だたる演奏家たちが集まりました)、現在の祝祭管は2003年、やはりイタリアの大マエストロ、クラウディオ・アバドのもとに彼を慕う名ソリストや世界第一級オーケストラのコンサートマスター、首席奏者たちが集まり、やはりアバドが作ったマーラー・チェンバー・オーケストラを核として再構成されたオーケストラです。
当時のメンバーだったクラリネットのザビーネ・マイヤーやコンサートマスターのコーリャ・ブラッハー(元ベルリン・フィル)やコントラバスのアロイス・ポッシュ(元ウィーン・フィル)らは今はいませんが、ハーゲン・クァルテットのメンバーや、ヴィオラのヴォルフラム・クリスト(元ベルリン・フィル)、フルートのジャック・ズーン、トランペットのラインホルト・フリードリヒ、ティンパニのレイモンド・カーフス(バイエルン放送響)、クラリネットのアレッサンドロ・カルボナーレやホルンのアレッシオ・アレグリーニ(2人ともローマ・サンタ・チェチーリア管首席)、オーボエのルーカス・マシアス・ナバロ(元コンセルトヘボウ管首席)、やトロンボーンのヨルゲン・ファン・ライエン(コンセルトヘボウ管首席)らは健在です。
(*彼ら全員が日本公演に参加するかは現時点では未定です)

こうした名手らが年に一度、夏のルツェルン・フェスティバルに集い、オーケストラとして一丸となって持てる音楽性のすべてを出し切る姿は壮観で(そうしたところ、日本におけるサイトウ・キネン・オーケストラのよう)、常設オーケストラのそれとは違った質の一期一会の“燃焼”を体験することができると思います。

さて、アバドの逝去後、一時的に若手のホープであるアンドリス・ネルソンスやベルナルト・ハイティンクがLFOの指揮をしていましたが、ようやく昨夏から正式な音楽監督が決まり、指揮しました。かのリッカルド・シャイーです。
現代最高の指揮者のひとり、シャイーはご存知のとおり、ロイヤル・コンセルトヘボウ管やライプツィヒ・ゲヴァントハウス管という、これ以上ないオーケストラのトップを務め、これは偶然?・・・アバドと同じく、イタリア・オペラの総本山ミラノ・スカラ座の音楽監督となり、同時にLFOの音楽監督にもなったのです。遡れば、さらに彼らのイタリアの大先輩トスカニーニが起こした音楽祭オーケストラの。

今さら言うことではないかもしれませんが、イタリアの指揮者の系譜、DNAというのはすごいですね。(そもそも音楽史を紐とけば、なんといっても、ドイツよりはるかにイタリアが音楽先進国だったわけですし)
トスカニーニ、カンテルリ、デ・サバタ、セラフィンのような往年の巨匠から、ジュリーニ、アバド、ムーティ、シノーポリ、そして現在の中堅ではパッパーノ、ガッティ、ルイージらがいて、今日本のオーケストラに客演して人気のバッティストーニやルスティオーニもいます。その中でムーティを別格とすれば、シャイーは彼らの中で最高位にいる存在。今回は最高の名手たちによるLFOを率いての来日公演となります。どうかご期待ください。

(そしてルツェルン・フェスティバルは、東日本大震災にあたり「ARK NOVA」を通じ、わが国に大きな友情を示してくれたことを忘れないようにしなければ、と思っています)

また、音楽シーンにひとつの歴史が加わります。


■チケットのお申し込みはこちら

カジモト・イープラス会員限定先行受付
5/18(木)12時 ~ 21(日)18時  ●チケットのお申し込み
一般発売
5/28(日)10時~  ●チケットのお申し込み

 

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