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2016/01/16 | KAJIMOTO音楽日記

●ネゼ=セガン&フィラデルフィア管with五嶋龍がやってくる!華麗な音色とともに ―― まもなく先行受付開始

2年前、「華麗なるフィラデルフィア・サウンド」の復活を高らかに宣言するように、若き音楽監督ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団が、目覚しい演奏を日本で残していきました。このときのモーツァルト「ジュピター交響曲」やマーラー「巨人」はNHKでも放映されましたので、観た方も多いのでは?
この名コンビが6月に再び来日公演を行います。



[ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団 with 五嶋龍(Vn)]
6月2日(木)19時 フェスティバルホール(大阪)
6月3日(金)19時 サントリーホール
6月4日(土)19時 ミューザ川崎シンフォニーホール
6月5日(日)14時 サントリーホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付
1月21日(木)12時 ~ 25日(月)18時  ●お申し込み
一般発売
1月31日(日)10時~  ●お申し込み




寒い日が続いていますが、そんな時でもどんな国でも、この小柄でエネルギッシュな若きマエストロはいつだって燃えているのでしょう。このネゼ=セガンこそが名門フィラデルフィア管復活の立役者
ここ数年でベルリン・フィルやウィーン・フィルに立て続けにデビューを果たし、もちろんロイヤル・コンセルトヘボウ管やローマ・サンタ・チェチーリア管、ボストン響、バイエルン放送響などの常連でもあり、中でもニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)では毎シーズン必ず重要な上演に登場します。METのライブ・ビューイングでも彼の指揮に接した方はこれまた多いでしょう。先日はヴェルディ《オテロ》を、近い過去では同じ作曲家の《ドン・カルロ》や、ビゼー《カルメン》、ドヴォルザーク《ルサルカ》など、カラーの異なる作品をそれぞれの世界に即して、繊細にダイナミックに、いずれも沸騰するような生命感を、しなやかにセンス良くあふれさせていました。彼の手にかかると、どんなフレーズもハーモニーも俄然活きた“ドラマ”に変わってくるのです。
私が特に感動したのは、ガランチャとアラーニャが出演した《カルメン》。かつてのフランスの巨匠クリュイタンスを髣髴とさせる、透明でカラフル、劇的な《カルメン》でした。(そういったあたり、さすがフランス系カナダ人です)

そんなネゼ=セガンだからこそ、2012年に若くして、しかも経済的な問題で頭を抱えていた名門フィラデルフィア管に ―― かつての偉大な前任者オーマンディ、ムーティ、サヴァリッシュ、エッシェンバッハ、デュトワらの後を継いで ――迎えられ、瞬く間にめくるめく豪華な音色を、巨大な音量や名技性などを含め、名門の息吹を取り戻すことができたのです。
そしてそこから生まれた信頼関係は、ネゼ=セガンの契約期間が既に2022年まで延長されたことにも表れています。

***

もちろんそうして音楽監督が変わっていくと、フィラデルフィア管の音色も変わっていきます。あくまで「微妙に」
やはり固有の音色と長い伝統をもつ名門コンセルトヘボウ管がそうであるように、過去にじっくりサウンド造りをしてきた末の「音色」というものの核はそうは変わるものではありません。そうした「核」をもちつつ、表面では、オーマンディの頃のたっぷりとした豊潤や、ムーティとの艶々に練り上げられたカンタービレ、サヴァリッシュとの整理された美麗とはまた違った現代的な美しさを被せてきています。

そうした上での今回のメイン曲―― ブラームス「第2交響曲」、ブルックナー「ロマンティック」、リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」が、それぞれの曲の特色を確実に踏まえながら、「この曲は、こういう多彩な色合いや、明澄なスタイルで演奏された場合、こんな風に耳にも心にも新しく響く可能性があったか・・・」という思いをさせてくれるのでは?そうした演奏になるのでは? と心誘われるのですが如何でしょうか?
(個人的には、ネゼ=セガンが他のオーケストラでも力を入れてきた、録音も進めているブルックナー演奏に興味があります・・・)



今度ソリストとして共演する五嶋龍も、またこの名門オーケストラと共に“挑戦”です。われらが同胞、武満徹の名曲「ノスタルジア」(旧ソ連の映画監督タルコフスキーを追憶して書かれた瞑想的な曲です)と、プロコフィエフの野生と洗練の共存する、一種官能的なヴァイオリン協奏曲第1番を、彼のたくましい流儀とフィラデルフィア管の豊麗、ネゼ=セガンの活気がどう融和した演奏として表出されることになるのか?
たくさんの意味でかなり興味津々です。

どうぞご期待下さい!
 


■チケットのお申し込みはこちら

カジモト・イープラス会員限定先行受付
1月21日(木)12時 ~ 25日(月)18時  ●お申し込み
一般発売
1月31日(日)10時~  ●お申し込み

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