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2020/04/06 | KAJIMOTO音楽日記

●音楽の内実美を打ち出す、これが本物の超絶技巧! ―― ロシアン・ピアニズム最高峰の一人ボリス・ベレゾフスキーの先行発売は4/9(木)から





[ボリス・ベレゾフスキー ピアノ・リサイタル]
9/18(金)19時 住友生命いずみホール(大阪)
9/20(日)14時 三井住友海上しらかわホール(名古屋)
9/23(水)19時 東京オペラシティ コンサートホール

*曲目未定 (決定次第、当サイト等で発表させていただきます)

チケット料金
(9/18)S¥6,000 A¥5,000
(9/20)S¥6,000 A¥5,000 B¥4,000
(9/23)S¥6,000 A¥5,000 B¥4,000 プラチナ券¥11,000

発売日(3公演とも)
カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
4/9(木)12時 ~ 4/12(日)18時
一般発売  ●お申し込み
4/19(日)10時 ~


ボリス・ベレゾフスキーがチャイコフスキー国際コンクールに優勝したのが1990年。ちょうど30年前です。大きな体躯から剛腕をふるい、いかにもダイナミックなロシア人ピアニストが弾くチャイコフスキーの協奏曲だなあ、という印象での優勝でした。

その翌年だったか翌々年だったか、すみません、記憶が定かではないのですが、ベレゾフスキーの実演を聴くことができました。それはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第11番にショパンのエチュードを4曲、そしてブラームスのソナタ第3番という渋いプロでした。「これがあの剛腕ピアニストのプロ?」と思いながらの初ベレゾフスキーでしたが、力強い轟音はもちろんながら、ピアニシモの実に玄妙で繊細な美しさや、例えばベートーヴェンのソナタの第2楽章での、詩的でゆるやかな広がりがまるでシューベルトの先取りのように聴こえたり、ブラームスのソナタの重厚な内向性、またアンコールで弾かれたメトネルの小曲のやわらかい抒情などはまったくの不意打ちでした。

以来、彼を聴き続けて、なるほどコンクールの時のように力でねじ伏せるような時もあったり、ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)では「これ、本当に練習したの?」といったムラも時にあったりするのですが、一方でリスト「超絶技巧練習曲」全曲のリサイタルとか、諏訪内晶子やブルネロとのピアノ・トリオで弾いたチャイコフスキー「偉大な芸術家の思い出」などで実現した類稀な技術と音楽性が融合する高い次元に接すると、すっかりそんなことも忘れてしまいます。
どうやら手ごわい?高い内容を備えた?音楽に対峙し、いやが上にも本気を出さざるを得ない時にベレゾフスキーは他の誰にもない輝きを放つのでしょう。そういう時の彼は、今アンコールで自分が何を弾いたのか覚えていないほど、(いわゆる)「ゾーン」に入っているらしい。
そういえばLFJで、あのブラームス「ピアノ協奏曲第2番」というこの上ない大曲を弾いた時もそうでした。

ところで今回のリサイタルは曲目がまだ決まっていません。申し訳ありません。もっと時間をかけて、本当に弾きたい曲目を決めたいとのこと。
そうして、ぜひ今度も本気のベレゾフスキーを聴かせてほしいと思います。いや、きっとそうなるハズ。


(A)



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発売日(3公演とも)
カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
4/9(木)12時 ~ 4/12(日)18時
一般発売  ●お申し込み
4/19(日)10時 ~
 

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