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2015/10/24 | KAJIMOTO音楽日記

●中国最高峰―中国フィルがやって来る! (4) ロン・ユーという指揮者

 先日は自身が監督を務める北京国際音楽祭にて大成功をおさめるなど、活躍目覚ましいロン・ユーですが、今月1日、ニューヨークでグローバル・シチズン・アワードを受賞しました!その受賞理由は、クラシック音楽を通じて東西をつなぐ存在である、というもの。(同賞の同時受賞者には、ヘンリー・キッシンジャー(ニクソン大統領の国家安全保障担当大統領補佐官)も…)



 ロン・ユーは1964年、上海の音楽一家に生まれています。彼の祖父は著名な作曲家である丁善徳。幼いころから音楽教育受け、後に上海音楽学院、ベルリン芸術大学に進みました。ドイツで学ぶということは、当時の中国では珍しいこと。「理念を徹底的に変化させ」られる、非常に大きな経験になったと語っています。

 現在は、北京国際音楽祭のほか、上海夏季音楽祭(MISA)の芸術監督、上海交響楽団と広州交響楽団の音楽監督と、そして、2000年に自身が創設した中国フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者/芸術監督を務めています。

 客演指揮者としては、ベルリン・フィル、パリ管、ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィル、フィラデルフィア管、ハンブルク北ドイツ放送響、モントリオール響であったり、フェニーチェ歌劇場、マリインスキー劇場など、世界中の一流オーケストラやオペラ・カンパニーに登場。彼の経歴を見ると、芸術家としてだけでなく、その政治的手腕においても才能が発揮されているのがわかります。その功績を評し、ニューヨーク・タイムズは彼を“中国のカラヤン”として紹介したことも。

 中国のクラシック界にこの人あり―― 今、どのようなダイナミクスが隣国では動いているのか、百聞は一見にしかず、一聴してみませんか?


<中国フィルハーモニー管弦楽団 公演情報>
2015年11月4日 (水) 19:00 東京オペラシティ
2015年11月5日 (木) 18:00 軽井沢大賀ホール

指揮: ロン・ユー
京劇俳優: 王 怡(ワン・イ)
ピアノ: ジョンソン・リ

チャイコフスキー: 交響曲第6番 ロ短調 op.74「悲愴」
モーツァルト: ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
京劇《貴妃酔酒》[鄒野(ツォウ・イエ)による管弦楽版]

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