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2018/10/13 | KAJIMOTO音楽日記

●NDRエルプフィル来日前に ―― 指揮者アラン・ギルバートに聞く (前編)


ドイツを南北に分けたとき、北を代表するはNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団。
昨2017年からこの名になりましたが、元は日本でも数々の名匠たちが指揮する名演で愛された、(旧称)ハンブルク北ドイツ放送交響楽団。いよいよ11月あたまに来日です!

来日を前に、このオーケストラを率いて来日する、次期首席指揮者(来シーズンより)のアラン・ギルバートに話を聞きました。
(前・後編2回に分けてお送りします)

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――ギルバートさんとNDRエルプフィル・・・ご自分たちのことをぜひ話して下さい。

以前はハンブルク北ドイツ放送交響楽団という名前でしたが、NDRエルプフィル(以下NDR)は改めて説明する必要がないくらい、ドイツの素晴らしい伝統をもったオーケストラです。今回の日本ツアーでは、ラヴェルのピアノ協奏曲以外は、すべてドイツ音楽のレパートリーを披露します。
このオーケストラはユニークな音色をもち、非常に情熱的に演奏に取り組みます。私が初めてNDRの指揮台に立ったのは2001年です。それから長い間、たくさんの曲を指揮してきました。NDRには特別な“ギア”があって、それがガッと入り、エネルギーが一気に噴出する、そんな瞬間があるのです。すごい力をもったオーケストラです。

私が首席指揮者に就任するのは来シーズンからですが、こんなに早く自分の愛するNDRと日本公演が出来ることが嬉しいです。エレーヌ・グリモーという素敵なピアニストも共演しますしね。
(編注:ギルバートは2004~15年にNDRの首席客演指揮者を務めていて、2005年にはこのコンビで来日公演も行っている)

NDRと初めて共演する前、ドイツではフランクフルトやシュトゥットガルトのオーケストラを少しだけ指揮したことはありましたが、なんといってもNDRを指揮することは、自分のキャリア上、重要なステップとなりました。自分の音楽をすぐに理解してくれ、すぐに良い関係性を築くことができました。そうして長年のつながりではありますが、その関係性は、未だフレッシュでポジティヴなものです。


――それは一種のケミストリーですね。

その通り。いくらいい指揮者といいオーケストラでも、必ずしもいい関係性がうまれるとは限りません。とてもラッキーだったと思うし、そんな私たちを日本ツアーでお見せできれば嬉しいです。

それなりにキャリアを積み、50歳を過ぎましたし、自分の次のチャプターでは「やりたくないことはやらない。やりたいことをする」と決めています。自分も幸せ、オーケストラも幸せ、といった状況を作りたいし、今はそれが出来ていると思います。
ニューヨーク・フィルの次に、こうしてヨーロッパの楽団のポストに就きましたが、アメリカでもこれからボストン響、フィラデルフィア管、クリーヴランド管を定期的に指揮することになっています。でも私はストックホルムに住んでいて(奥様はロイヤル・ストックホルム管弦楽団のチェリスト)、ヨーロッパが拠点です。こうした決断に、自分でも喜びを感じています。


(続く)

インタビュー後編はこちら

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