NEWSニュース

2016/05/16 | KAJIMOTO音楽日記

●華麗なるフィラデルフィア管 来日を前に Vol.8 ―― フィラデルフィア管にまつわる「初」づくし


また同じ事を書いてしまいますが、4回にわたる「おさらいヒストリー」や現音楽監督ネゼ=セガンのインタビューを掲載しながら、フィラデルフィア管の特別な豊麗サウンドというのは言ってみれば、お醤油や味噌、お酒の老舗の店が秘伝の100年仕込みで作っています・・・といったようなものだな、と。ウィーン・フィルやコンセルトヘボウ管、ドレスデン・シュターツカペレなども同様でしょうし、伝統の味(音)を守って長年をかける姿勢には、やはり感じ入るものがあります。

特にそれは弦楽器に言えることだと思うのですが、さらにそこに有名な名手による管楽器や打楽器が加わるわけです。
オーボエのリチャード・ウッドハムズ(超ベテラン!)、クラリネットのリカルド・モラレスやティンパニのドン・リウッツィ(サイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管でもお馴染み!モラレスは、小澤征爾&水戸室内管とモーツァルトとの協奏曲CDが8月に発売予定)、ファゴットのダニエル・マツカワ(毎夏の札幌PMFでお馴染み!今年は指揮も)、またチューバのキャロル・ヤンツら、オーケストラをやっている人にはもちろん、吹奏楽経験者にも目がくらむような錚々たるメンバー・・・。



さて、そうした老舗が長年をかけて築いた音を誇るオーケストラ・・・フィラデルフィア管弦楽団には、「初めて」がとても多いのです。以下、簡単にご紹介しましょう。

★世界初演
ラフマニノフ: 交響的舞曲(1941)

★アメリカ初演
マーラー: 交響曲第8番「千人の交響曲」(1916)
R.シュトラウス: アルプス交響曲(1916)
ストラヴィンスキー: 春の祭典(1922)
ファリャ: 恋は魔術師(1922)
シェーンベルク: グレの歌(1932)

など

★交響楽団として初の電気的録音(1925)

★商業スポンサーをつけたラジオ放送(1929 NBC)

★初の映画サウンドトラック録音(1937 パラマウント「The Big Broadcast」)

★初の国内テレビ放送(1948 CBS)



★初のインターネットを介したポッドキャストでのライヴ放送(1997)

★大きなスクリーンをもつ会場でネット放映

★アメリカのオーケストラとして初めて中国を訪れる(1973)


長い伝統があるところは、進取気質も強い、というのは本当だと思います。


【チケットのお申し込みはこちらから】
 

PAGEUP