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2014/12/13 | KAJIMOTO音楽日記

●ポゴレリッチ来日!北京公演の演奏会評をご紹介します。




ポゴレリッチは9日に香港、11日に広州公演を終え、無事に来日致しました。



(写真は広州公演でのフォトセッションから。念入りなピアノ選定が行われた模様です。)


さて、先日北京、上海公演をレポート致しましたが、北京公演の演奏会評が中国の新聞「京華時報」に掲載されましたので、抜粋でご紹介致しましょう!


“今晩私をもっとも興奮させたのは4番目の曲ーブラームスの《パガニーニの主題による変奏曲》だった。そもそもこのプログラミングにより彼は疲れていて、最後の曲をとても弾くことは出来ないのではないかと私は思っていたのだが、最初のフレーズを聞いて震撼した。私はあえてこの日聞いた全ての曲の中でこの演奏が一番素晴らしかったと言いたい。

《パガニーニ~》の曲中を通して彼のタッチは軽かった。「ポゴレリッチは壊れてしまった」と彼の元を去った人が後悔するだろうな、と私は笑いたくなった。

全ての変奏において彼は音色をコントロールし、鍵盤から豊かな音色を引き出した。ひとつひとつのフレーズ、ひとつひとつの変奏が終わる度にまるで曲が終わっていないかのような感覚と、全ての変奏が終わってはじめて完成するといった感覚を覚えた。何より変奏間のエネルギーとモチベーションをよく表現していて、変奏同士のつながりにも非常に気が使われていた。



私が聴いたのは妻を失った感傷ではなく、彼が腹を割って何かを告白しているように思えた。

前半と後半を比べると、リストは厳粛な死神との対話、シューマンは己との戦い、ペトリューシカは何かを嘲笑うようで、最後のブラームスはまるで生命の終わりに向かって走っていくようだ。


CDジャケットのポゴレリッチ青年はゆっくりと年齢を重ねた。私は何年かあと、10年、20年後のさらに成長した彼を期待している。

そして私は、彼の今後の録音と演奏に期待し続けるだろう。

最後に一言結びの言葉として述べるならば、気ままに自由であることは喜ばしい事だ。愛とはそもそも不自由なものだ。"


全文は
こちらから


いよいよ明日、12/14(日)はサントリー公演を迎えます。

「ヴィルトゥオジティ」がテーマの今回のプログラムですが、ポゴレリッチいわく「このプログラムは僕が特別に想っている都市でしか弾かない」のだとか。

アジアに到着以来、フリータイムはピアノに向かい続けたポゴレリッチですが、大好きな東京の街で、冬の澄み切った空気を楽しむ様に今朝は少しだけ気分転換の街歩き。



日本経済新聞 電子版のインタビューでも「ピアノを演奏する事に対し、かつてないほどにポジティブで何かが自分にピアノを接近させている気がする」と語ったポゴレリッチ。この笑顔からも彼の充実ぶりが伝わって来ますね。

参照:日本経済新聞 電子版「ピアノがかつてないほど身近に」 イーヴォ・ポゴレリッチ来日直前インタビュー


あまりに強固な打鍵により、中国公演ではピアノの弦が切れてしまったり、調律が狂ってしまったりという事がありましたが、明日の公演に関しては万全の準備をする事に致しました。どうぞステージにもご注目ください。

明日はS席、A席の当日券のご用意もございます。
ポゴレリッチの「現在」をどうぞ体験ください。


<公演情報>
イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル
2014年12月14日(日) 19:00 サントリーホール

(曲目)
リスト: 巡礼の年第2年「イタリア」から
     ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)
シューマン: 幻想曲 ハ長調 op.17
ストラヴィンスキー: 「ペトルーシュカ」からの3楽章
ブラームス: パガニーニの主題による変奏曲 op.35

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