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2014/02/05 | KAJIMOTO音楽日記

●【最終回】ゲヴァントハウス管と「メンデルスゾーン」の“甘い関係”:シャイーの大々先輩、メンデルスゾーン

マーラー、ショスタコーヴィチ、ベートーヴェン・・・とゲヴァントハウス管弦楽団(LGO)と作曲家たちの“甘い関係”を振り返ってきた“甘いシリーズ”。
最終回を飾るのは、もちろんこの作曲家!かつてLGOのカペルマイスターを務めた(=現カペルマイスター:シャイーの大々先輩)、メンデルスゾーンです。

3月の来日公演では、シャイー&LGO が五嶋みどりを迎え、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏します(東京・大阪・川崎)。
五嶋みどりが日本でこの協奏曲を演奏するのは、約10年ぶり。楽しみにされているファンの方々、多いかと思います。この作品も、LGOが世界初演した作品ですね。



さて。
メンデルスゾーンがカペルマイスターとしてLGO を率いたのは、1835年から1847年まで。その間、LGO は多くのメンデルスゾーンの作品の世界初演を任されました。日本ツアーで演奏されるヴァイオリン協奏曲と「ルイ・ブラス」序曲のほか、有名な交響曲「スコットランド」もそうです。
さらにLGOは、メンデルスゾーンの指揮のもと、数々の名曲を世界初演しました。シューベルトの交響曲「ザ・グレイト」、シューマンの第1番・2番・4番の交響曲などなど。(シューマンが、シューベルトの「ザ・グレイト」の自筆譜を発見し感銘を受け、シューベルトの兄を説得⇒メンデルスゾーンにこの楽譜を送り、初演が実現したというエピソードは有名ですね。)


メンデルスゾーン
提供:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団


そして、“歴史に埋もれたバッハの音楽を復活させた”ことで知られるメンデルスゾーンは、地元ライプツィヒの聴衆たちにこうした“過去の音楽”をも、情熱をもって紹介しました。これは当時としてはきわめて画期的なアプローチでした。

ちなみにメンデルスゾーンは、地元ライプツィヒの音楽教育にも貢献しています。
1843年、彼はライプツィヒ音楽院の設立に尽力、初代の楽長を務めました(現在の名称は「フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学」)。ドイツに留学した滝廉太郎もここで学んでいますし、グリーグやヤナーチェク、ヴィルヘルム・バックハウスやカール・リヒターも同校の卒業生です。

メンデルスゾーンが発展させたLGOの演奏の伝統、そしてメンデルスゾーンが手塩にかけたライプツィヒの街の音楽文化・・・。シャイーとともに現代、そして未来を見据えるLGOの“DNA”に迫る今回の連載、いかがでしたか?


<ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 2014年ツアースケジュール>

指揮: リッカルド・シャイー
ピアノ: ネルソン・フレイレ(3/17)
ヴァイオリン: 五嶋みどり(3/18、19、21)

■2014年 3月17日(月) 19:00/東京 東京オペラシティ 【プログラムA】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2014年 3月18日(火) 19:00/川崎 ミューザ川崎シンフォニーホール 【プログラムB】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2014年 3月19日(水) 19:00/大阪 フェスティバルホール 【プログラムB】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960
*フェスティバルホール オープニングシリーズ

■2014年 3月21日(金・祝) 18:00/東京 サントリーホール 【プログラムB】 ※完売
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2014年 3月22日(土) 17:00/京都 京都コンサートホール 【プログラムC】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2014年 3月23日(日) 18:00/東京 サントリーホール 【プログラムC】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960


【プログラムA】
メンデルスゾーン: 序曲「ルイ・ブラス」op.95
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」 (ピアノ:ネルソン・フレイレ)
        * * *
ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 op.47

【プログラムB】
メンデルスゾーン: 序曲「ルイ・ブラス」op.95
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 (ヴァイオリン:五嶋みどり)
     * * *
ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 op.47

【プログラムC】
マーラー: 交響曲第7番 ホ短調 「夜の歌」

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