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2014/01/28 | KAJIMOTO音楽日記

●シャイー&ゲヴァントハウス管とマーラーの“甘い関係”vol.1:【動画】交響曲2番




来る3月に東京&京都でマーラーの第7番交響曲「夜の歌」を披露する、リッカルド・シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(LGO)。

前々回の来日時(2009)も、瑞々しさと重厚さとを同居させた交響曲第1番「巨人」の演奏で私たちを驚愕させたこのコンビですが、LGOにとってそもそも、マーラーは楽団のアイデンティティを形成する、といっても過言ではないほどの、最重要作曲家。そのルーツはもちろん、彼らの長~い歴史にあります。

当ブログではしばらく(ファンの方には復習も兼ねていただきなから)、楽団とマーラーの長年の“甘い関係”を振り返ってみたいと思います。

早速、なのですが。

LGOが19世紀はじめ以降、ライプツィヒ歌劇場付のオーケストラとしても活動していることは周知のとおりです。ライプツィヒ歌劇場といえば、マーラーが楽長を務めたオペラ座。マーラーは1886年から1888年まで2年にわたり、約300公演に出演し、LGOを指揮しました。マーラーはライプツィヒの芸術文化の発展に貢献しただけでなく、LGOを“直に”振っていたというわけです。(ちなみに、シャイーも2008年までライプツィヒ歌劇場の長を兼ねていました)。

ところで、“作曲家”マーラーにとっての「初めての成功」は、ウェーバーの未完のオペラ「三人のピント」の補筆完成が高く評価されたことでした。マーラーが完成させた「三人のピント」を初演したのも、LGO 。この経験に大きくインスパイアされたマーラーは、ライプツィヒで「少年の魔法の角笛」と交響曲第1番(「巨人」)を生み、作曲家としての本当の意味での“第一歩”を踏み出します。

LGO のマーラー演奏の伝統の確固たる土台を築いたのは、マーラー存命中の1895年からLGOのカペルマイスターを務めたアルトゥル・ニキシュでした。以来、マーラーの音楽はLGOのレパートリーの中核を担っていき、その演奏レヴェルの高さを世界中の人々が認めることになります。近年、リッカルド・シャイーの指揮によるLGOのマーラー演奏が別格の評価を得ているのも、この伝統の延長にあるわけですね。


ニキシュとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

シャイー&LGOコンビは、 2011年にライプツィヒのマーラー国際音楽祭でマーラーの交響曲第2番・第8番を演奏。そのライブ映像は、シャイー&LGOの“マーラー全交響曲DVD化プロジェクト”(Accentus)の第一歩となり、その後に4番・6番の映像もリリースされています。

★本日は、このうち第2番の映像の一部をご覧ください↓




<ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 2014年ツアースケジュール>

指揮: リッカルド・シャイー
ピアノ: ネルソン・フレイレ(3/17)
ヴァイオリン: 五嶋みどり(3/18、19、21)

■2014年 3月17日(月) 19:00/東京 東京オペラシティ 【プログラムA】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2014年 3月18日(火) 19:00/川崎 ミューザ川崎シンフォニーホール 【プログラムB】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2014年 3月19日(水) 19:00/大阪 フェスティバルホール 【プログラムB】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960
*フェスティバルホール オープニングシリーズ

■2014年 3月21日(金・祝) 18:00/東京 サントリーホール 【プログラムB】 ※完売
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2014年 3月22日(土) 17:00/京都 京都コンサートホール 【プログラムC】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2014年 3月23日(日) 18:00/東京 サントリーホール 【プログラムC】
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960


【プログラムA】
メンデルスゾーン: 序曲「ルイ・ブラス」op.95
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」 (ピアノ:ネルソン・フレイレ)
        * * *
ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 op.47

【プログラムB】
メンデルスゾーン: 序曲「ルイ・ブラス」op.95
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 (ヴァイオリン:五嶋みどり)
     * * *
ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 op.47

【プログラムC】
マーラー: 交響曲第7番 ホ短調 「夜の歌」

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