NEWSニュース

2013/05/08 | KAJIMOTO音楽日記

●ヨーロッパを体現する極上の音―― ヤンソンス&コンセルトヘボウ管、まもなく発売開始。

GWも終わり、時折肌寒いながら五月晴れが続く関東。青い空と清々しい空気の中、花もいっぱい咲いて気持ちよいですね。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも多くの方々にご来場いただき、本当にありがとうございました!私もスタッフとして会場にいましたが、例年以上の盛り上がりを肌で感じておりました。


さて、秋には一転して、ぐっと落ち着きのある、まろやかで奥深い極上の音―― ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が3年ぶりに来日致します。

[マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団]
カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
5月10日(金)12時 ~ 14日(火)18時
一般発売  ●お申し込み
5月18日(土)10時~




今も昔もベルリン・フィルやウィーン・フィルと並ぶ、この世界最高のオーケストラについて(ご存知の通り、英グラモフォン誌オーケストラ・ランキングでは第1位)よく知っていらっしゃるファンの方々にあれこれ説明の必要がないことはありがたいことです。
自分自身、スタッフであろうがなかろうが、いつもこの超名門オーケストラの来日公演は楽しみでなりません。

自分が初めて聴いたのは、ハイティンクが首席指揮者の頃からですが、コンセルトヘボウ管の経歴を見、実際の音を思い浮かべても、メンゲルベルクやベイヌム、ハイティンク、シャイーと続く、名首席指揮者たち1人1人の任期が長く、それぞれじっくりと腰をすえての音作り、音楽作りにいそしんできた・・・という芸術のあり方本来の姿勢を思わずにはいられません。そしてその音そのものは、もちろんその時代その時代の指揮者の個性の色合いを反映していても(・・・大体このオケは驚くほど柔軟に変化してみせるのです。アーノンクールとのモーツァルトなどをイメージしてみてください・・・)、核となる、奥深く柔らかく、まろやかに広がる弦楽器の音、そしてしっとりと自然に咲く花のような色とりどりの管楽器がそれにブレンドする、といった極上の品格あるサウンドはまったくブレることがありません。

そしてこのオーケストラに活力を与え、曲ひとつひとつのフォームを自由自在に形づくり、スピリットを注ぐ大指揮者マリス・ヤンソンス。いよいよこの組み合わせもまもなく10年に達しようとしています。



***

今回の来日公演プログラムを見てみましょう。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番でソリストを務めるエマニュエル・アックス。この名ピアニストについても多くを語らずにすみますが、コンセルトヘボウ管に相応しく、昔の大家でいえばルービンシュタインのように(出自も似ています)、ピアニストにとってのすべてを持っていて、すべてが完全にバランスしている大家のピアノにぜひご期待下さい。

R.シュトラウスの「英雄の生涯」。これは極めつけですね!メンゲルベルクとこのオーケストラに献呈され、それ故もちろんコンセルトヘボウ管の看板レパートリーであり、ヤンソンスが首席指揮者に就任した2004年のオープニングでも演奏していました。その直後の来日公演でも大変な名演を披露しましたし、当時聴かれた方は、時の流れの中、今の彼らとの比較をぜひ。

ワーヘナールの「じゃじゃ馬ならし」。コンセルトヘボウ管は世界に冠たるオケ・・・以前にオランダ国最高のオーケストラ、音楽使節であって、自国の作曲家の海外への紹介も大事な使命。日本ではその機会も今まであまりありませんでしたが、今回はこのワーヘナールの・・・タイトルでおわかりかと思いますが、あのシェイクスピアの名作喜劇をモティーフとした面白い曲が紹介されます。(昔メンゲルベルクが指揮したレコードが出ていました)
自国作品の演奏、という滅多にない機会をお楽しみいただければ。

ストラヴィンスキー「火の鳥」とチャイコフスキー「第5交響曲」。この2つは、このオーケストラももちろん、サンクトペテルブルクで長く修行していたヤンソンスの十八番のひとつ。
ストラヴィンスキーは、これまでこのコンビの来日公演で「ペトルーシュカ」「春の祭典」と演奏してきて、やっぱりこれくらいのレベルの指揮&オケだと、微細なところから巨大に盛り上がる部分までこうまで完璧になるか!というヴィルトゥオーゾぶりの在りようをまざまざと見せつけてくれたものです。それがまた、今回の三大バレエ完結(?)で再現されるのでは。
チャイコフスキーでも、この作曲家のもつメランコリー、幻想、絢爛な色彩、そしてどんな演奏でも見られるとは限らない意志の強さ・・・さて、どんなバランスの演奏になるでしょう?どこに傾いてもきっと満足できるものになるのではないでしょうか?


ところで、特にある世代から上の方々にひとつお楽しみにしていただきたいのが、この後半3つを演奏するプロは、東京文化会館での公演となること。
1980年代前半までは、皆様、コンセルトヘボウ管の公演の多くをこの名ホールで聴かれていたことと思います。(私もそうです)
このオーケストラの「素地」(?)がある意味くっきりと現れることとなると思いますので、ぜひそんなあたりも期待していて下さい。


■チケットのお申し込みはこちらから

カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
5月10日(金)12時 ~ 14日(火)18時
一般発売  ●お申し込み
5月18日(土)10時~


ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 プロフィール
エマニュエル・アックス プロフィール

PAGEUP