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2016/06/07 | KAJIMOTO音楽日記

●鬼才、天才、ファジル・サイ!/ 鉄腕、剛腕、アレクセイ・ヴォロディン! ――まもなく先行受付スタートです。


古き良きアメリカ映画の“エレガンス”を思わせるような、美しきフィラデルフィア管弦楽団の日本ツアーが終わり、日本はしっとりとした梅雨。

さて、そこから一足飛びに秋に来日するピアニストたちの、カジモト・イープラス会員限定先行受付が始まります。
まずは、トルコ出身ファジル・サイと、ロシア出身アレクセイ・ヴォロディン

[ファジル・サイ ピアノ・リサイタル]
11月17日(木)19時 紀尾井ホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
6月9日(木)12時 ~ 12日(日)18時
一般発売  ●お申し込み
6月18日(土)10時~


[アレクセイ・ヴォロディン ~シェイクスピア・イン・ミュージック]
11月22日(火)19時 浜離宮朝日ホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
6月10日(金)12時 ~ 13日(月)18時
一般発売  ●お申し込み
6月19日(日)10時~




21世紀に入る直前、ファジル・サイがファンの眼前にクローズアップされたのは、「春の祭典」の自らの手による多重録音の鮮烈なCDと、もう一つは「モーツァルト」。
サイの人気というのは、しばらくこのモーツァルト演奏がメインでした。私も初めて、この頃にすみだトリフォニーホールで聴いた彼のモーツァルトやスカルラッティが忘れられません。
もっとも西洋と東洋の境界であるトルコ(・・・古くはギリシャ、ローマと並ぶペルシアやビザンティン帝国・・・)のイスタンブール出身の鬼才によるモーツァルトは、ウィーンをはじめとするヨーロッパの音楽家たちとは感触も味わいも違ったもの。炊き立てのお米のようなぴかぴかな音で、溌剌とした、そしてそこはかとない官能性を漂わせた、たった今目の前で生まれ出たような新鮮この上ないモーツァルト。即興性に満ち満ちたモーツァルト。(ほかにこんな演奏を例えるとしたら、グレン・グールドの弾くバッハくらい?)
その後、彼はコンポーザー=ピアニストとして、自らの新曲発表に力を入れたり、コンサートでもロマン派から民俗的な近代曲(ヤナーチェクなど)に進出していき、純粋な「ピアニスト」として音楽的にも技術的にも発展をとげていきましたが、今回サイはモーツァルトに帰ってきました!オール・モーツァルト。
さてさてアンコールではまた、(かつてビートたけしが自分のTV番組で激賞した)「トルコ行進曲・ジャズ」なども弾いてくれるのでしょうか?ただただ楽しみにしていていただければ。

【チケットのお申込みはこちらまで】


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アレクセイ・ヴォロディンは、ゲルギエフ指揮ロンドン響との来日公演や、N響との共演など、プロコフィエフやラフマニノフの演奏―― 堅固さと鮮やかさを両立した超絶技巧による、ある種の正統的ロシアン・ピアニズム――で日本のファンにもその力量が段々と認知されているピアニスト。(昔の大家のタイプで言えば、かのエミール・ギレリスが一番近いでしょうか?)
昨年も、大変話題になった、ゲルギエフ&ロンドン響が行った夏のBBCプロムスでのプロコフィエフのピアノ協奏曲全曲演奏会(!)の折、ダニール・トリフォノフとセルゲイ・ババヤンとともに、その一角を担いました。(ヴォロディンは第4番を担当)

そのヴォロディンが今回プログラミングしたのが、今年没後400年のシェイクスピアに焦点をあてた「シェイクスピア・イン・ミュージック」
英国の文豪、そして演劇の祖、シェイクスピアの作品を題材とした音楽作品は数多く、それは悲劇でも喜劇でも、人間の本質をシンプルに、そして奥深く衝いたもの。(そういう点で、匹敵するのはモーツァルトのダ・ポンテ3部作のオペラくらいでしょう)
ヴォロディンが取り上げるのは、プロコフィエフがバレエ化した「ロメオとジュリエット」、メンデルスゾーンの劇音楽「夏の夜の夢」のそれぞれピアノ編曲、そして19世紀末から20世紀前半に活躍したロシアの抒情的作曲家メトネルによる「4つのおとぎ話」op.35から第4番。これは「リア王」の一節「吹け、風よ、頬を砕くほどに!」に触発されて書いた1曲(実際に楽譜にもこのセリフの表記があります)。
かつてはラフマニノフやホロヴィッツらロシアの大ピアニストたちがリサイタルで時折弾いた曲でもあります。
・・・というわけで、最後の1曲はシェイクスピアから離れ、ラフマニノフの怪物的ピアノ・ソナタの第1番。

野心的な一夜。そこにインスピレーションを得てヴォロディンのピアニズムがさらに冴える一夜にご期待ください!

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