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2014/12/11 | KAJIMOTO音楽日記

●続いて「ワールド・ピアニスト・シリーズ2015」 まもなく発売開始!

来年のシリーズとして登場するのは、人数としては少なく、また変則的なのですが、ライジング・サンと巨匠、そして現時点では誰になるかわからない(!?)・・・という3人です。


[ワールド・ピアニスト・シリーズ2015]
ハオチェン・チャン
6月16日(火)19時 紀尾井ホール

エマニュエル・アックス
11月17日(火)19時 ミューザ川崎シンフォニーホール

第17回ショパン国際コンクール優勝者リサイタル
11月23日(月・祝)19時 東京オペラシティ コンサートホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付
12月16日(火)12時 ~ 20日(土)18時 ●詳細とお申し込み
一般発売
12月22日(月)12時 ~ 27日(土)18時 ●詳細とお申し込み




ハオチェン・チャンは2009年のヴァン・クライバーン国際コンクールで優勝・・・そう、あの辻井伸行さんと優勝を分け合いました。彼の経歴で目をひくのは、中国出身でフィラデルフィアのカーティス音楽院に留学し、ゲイリー・グラフマンという大先生に師事した、ということ。これ、ラン・ランとユジャ・ワンとまったく一緒なのです。
こうした次代の才能が出てきた・・・ということで、ハオチェン・チャンは何度か既に来日もしているのですが、外紙での評「詩的な表現力と卓越したテクニック。あらゆるイマジネーションを優美さと繊細さで燃え立たせ、余すほどのパワーをもつピアニスト」(ボストン・グローヴ紙)の通りで、さらに言えば、敏捷なバネが身体の中にあるように、彼から弾ける音楽がぐんぐん飛翔していく、といった感じでしょうか?まさにライジング・サン。
こうした若い才能をずっと見守り、聴き続けていきたいものです。ご期待下さい!




反対にこちらは大巨匠。しかしエマニュエル・アックスはその音楽の高さ深さ、長いキャリアに比して、日本ではどうも過小評価され気味なのが気になります。
彼は普通にベルリン・フィルやコンセルトヘボウ管、シカゴ響の常連ソリストでもありますし、先年ベルナルト・ハイティンクがベルリン・フィルと共演50年記念で客演した際に、特にアックスを共演者として指名したなどという話を聞いても(そういえばアックス&ハイティンク/ボストン響でのブラームスのピアノ協奏曲第2番、という名盤CDがありました)、アックスは欧米のピアニストの中でも大家中の大家として通っているのであり、もしかすると日本ではスターンやヨーヨー・マとの室内楽演奏が多かったせいで、そうした“伴奏”ピアニストだと見られていた??

・・・というわけで、レッキとした巨匠ピアニスト、エマニュエル・アックスのピアノ・ソロ・リサイタルは日本では10年以上行われていなくて、ぜひ楽しみにしてほしいと思います。
ルービンシュタインと同じくポーランド出身で、ショパンはもちろん、バッハからハイドン、ベートーヴェンからシューベルト、シューマン、ブラームス、ドビュッシーやラヴェルから現代曲までどんな曲でもそれに相応しい音とスタイルをもって、自然そのものの面持ちで弾いてしまう(もちろん最高の質で!)アックスのピアノ・リサイタル、ぜひ楽しみにしていて下さい!
(*主催はミューザ川崎シンフォニーホール)


★★★

そして、最後はミステリーツアーさながら、誰が登場するかわからないコンサート。
来年10月に行われる第17回ショパン国際コンクールでの優勝者によるピアノ・リサイタルです。
「随分またリスキーな」「そんなの買えないよ」と仰られるかもしれませんが、かのショパン・コンクールです。言うまでもなく、これまでの優勝者はアシュケナージ、ポリーニ、アルゲリッチ、ダン・タイ・ソン・・・最近で言っても2000年のユンディ・リ、2005年のブレハッチ、そして2010年のアヴデーエワと、その後それぞれに活躍している実力者、あるいは歴史に名を成す大家ばかり。今度もそうした大物が??
ここはぜひ、賭けてみませんか?未来の大家となる若い芽をいち早く聴くチャンスとして。

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