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2016/01/19 | KAJIMOTO音楽日記

●軽快と色彩 ―― スラットキン指揮リヨン管弦楽団 明日から先行受付スタート!

大雪も降って寒い関東。
先日は順序を前後して、フィラデルフィア管弦楽団の先行受付開始の記事を掲載いたしましたが、明日からは先に、同じく6月に来日するレナード・スラットキン指揮フランス国立リヨン管弦楽団のカジモト・イープラス会員限定先行受付がスタートします!このコンビ、2年ぶりの来日です。



[レナード・スラットキン指揮フランス国立リヨン管弦楽団 with ルノー・カプソン(Vn)]

カジモト・イープラス会員限定先行受付
1月20日(水)12時 ~ 24日(日)18時  ●お申し込み
一般発売
1月30日(土)10時~  ●お申し込み


ちょうど今、ムーティ指揮シカゴ交響楽団が来日公演をしていて、ネット等で評判を見ておりますと、どうやらムーティのイタリア的芸術志向―― 造型の美を何より重んじる―― の面が色濃く出ているようです。面白いですね。もちろん個人によっての差はあっても、やはりその国の文化を築いてきた血の中にあるものが音楽の上にはっきりと出てくる・・・。これはドイツにあっても、そしてフランスにあっても同じです。

では、リヨン管弦楽団に見られるフランス的な質感とは何でしょう?色々な要素があると思いますが、他の国のオーケストラにはない「軽み」とか、センスのいい鮮やかな色彩感だと思います。前者なら、コントラバスが、全体の響きを支える、というよりは重力から解き放たれたかのごとく自在に歌い、後者ならフルートやオーボエらの木管や、トランペット、ホルンの、調和よりも自分たちの音色の違いをアピールすることで生まれる色鮮やかさ(それだけの名手がいます)。
ショッピング・モールなどを歩いていて、フランスのブランド店を見ると色のセンスにハッとしたりしますよね。そんな感じ。
リヨン管に、ドイツ風の重厚さとかアメリカ風の華麗なダイナミズムを求めても意味はなく、その代わり、上に書いたような特質が際立っています。



そんなオーケストラを、希代のオーケストラ・ビルダーとして知られるベテランの名匠レナード・スラットキンが(かつて無名のセントルイス響を一躍、アメリカ・ビッグ5に押し上げたこともある伝説!)、より正確なものを目指し、ブラッシュ・アップしました。前回2014年来日時に演奏されたラヴェルのいくつかの作品など、フランス的な特質以上に、正確さ、精緻さがないと本当の作品像が見えてきませんから、これは大きな成果でした。
今回は元々このリヨン管が得意としていたムソルグスキー(もちろんラヴェル編)の「展覧会の絵」は、以上のことから言って、内容の濃さと、オーケストラの色彩に魅惑される両面でとても素敵なことになるだろう、と予想されるのですが、如何でしょうか?



また、ソリストにこれまた今やフランス最高の、と言って過言ではないヴァイオリニストのルノー・カプソンが同行します。彼は近年とみに(日本でも)評価が高まって嬉しい限りですが、そんな人なのに弾く協奏曲はブルッフなの!?ブルッフはドイツ人じゃなきゃ!とは言わないで下さい。では彼の師デュメイが弾くベートーヴェンやブラームスはどうだったでしょう? 当代最高の一つであったハズ。フランス系の演奏家ならではの明澄や機知をもって、こうしたドイツの作品に違った角度から光を当て、魅力的な価値の高い演奏になった例はいくらでもあります。(グリュミオーなども)
カプソンが昨年、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集のCDで日本レコード・アカデミー賞を受賞したのはご存知の通り。


名匠率いるフランスを代表するオーケストラ共々、今回の来日公演をどうぞご期待下さい!


■チケットのお申し込みはこちらまで

カジモト・イープラス会員限定先行受付
1月20日(水)12時 ~ 24日(日)18時  ●お申し込み
一般発売
1月30日(土)10時~  ●お申し込み
 

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