今秋、再び
イ・ムジチ合奏団が日本で「四季」を演奏します。ロックで言えば、ベンチャーズやKISSのように。いえ、これは決して揶揄しているわけではありません。とてもポジティヴな気持ちで言っております。
[イ・ムジチ合奏団―― ローマ派・コレッリの生徒たち&「四季」]
10月24日(土)19時 サントリーホール
[イ・ムジチ合奏団with 荘村清志]
10月20日(火)19時 紀尾井ホール
カジモト・イープラス会員限定先行受付 ●お申し込み5月27日(水)12時 ~ 31日(日)18時
一般発売 ●お申し込み6月6日(土)10時~

ご存じの通り、「永遠のベストセラー“イ・ムジチの四季”」というキャッチフレーズは言葉通りで、彼らの演奏するヴィヴァルディ「四季」はいつも本当に美しいです。
1952年にローマの名門サンタ・チェチーリア音楽院出身の俊英12人は、彼らの偉大なイタリアのDNAをもって、それまで言ってみれば“マニアック”な世界でしかなかったバロック音楽を大衆にも解放、「四季」が今のように、それこそBGMでも頻繁に流れるくらい有名になったのは他ならぬ彼らのおかげです。
(余談ですが、藤子・F・不二夫の漫画『エスパー魔美』で、魔美ちゃんの友人の富山くん宅で彼が自慢のレコード・コレクションをかけるシーン。
「“四季”といえばイ・ムジチが定評あるところで・・・」という台詞が出て来ます。これだけ世間でも「四季」といえばイ・ムジチなのです)
しかし時代は流れ、今やヴィヴァルディはもちろん、バロック音楽といえばピリオド(古)楽器アンサンブルの独壇場。クラシックのコア・ファンにとって「四季」といえば、今やエウローパ・ガランテやイル・ジャルディーノ・アルモニコなのかもしれません。
ではイ・ムジチの「四季」は時代遅れの骨董なのか?
いえ、それはぜひ実演を聴いてみていただきたいと思います。メンバーは変われども、
60余年積み重ねてきた「四季」の伝統―― イタリアの碧空を駆ける歌のように美しい
“カンタービレ”、ラテン芸術家ならではの噴き上がるような
“コン・ブリオ”は不変です。
「『四季』ってやっぱりこれだよな」という手応えでいっぱい。そしてさらにイ・ムジチの貪欲な精神は、今のコンサートマスターであるアンセルミの趣向を反映してか、古楽のスパイスまで微妙に採り入れて、新鮮さにも欠きません。
今回の来日では、ヴィヴァルディ「四季」へ至る、コレッリをはじめローマ派の作曲家たちによるイタリアの合奏協奏曲の伝統を辿るのに加え、もう一夜、ギターといえばこの人、昨年演奏生活45年を祝った
荘村清志とのコラボレーションで、ラテン魂あふれるコンサートも。

ほとばしるイ・ムジチの美しき歌。ご期待ください!
■チケットのお申込みはこちらまで
カジモト・イープラス会員限定先行受付 ●お申し込み5月27日(水)12時 ~ 31日(日)18時
一般発売 ●お申し込み6月6日(土)10時~
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荘村清志(ギター) プロフィール