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ピアノ マルティン・ヘルムヒェンMartin Helmchen

PROFILE


“気品あるたたずまいとサウンドを誇るヘルムヒェンは、古代ギリシアの神殿を彷彿させる、優雅で清らかな線を描いていく。”
Zachary Woolfe(New York Times)


 極めてヴィルトゥオジックな、しかし慎み深い演奏スタイルを備え、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、アンドリス・ネルソンス指揮バーミンガム市交響楽団へのデビューを筆頭に、世界中の音楽シーンで注目を集めてきた。アメリカ合衆国では協奏曲のソリストとして、カーネギーホールでクリストフ・フォン・ドホナーニ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックと、タングルウッド音楽祭でドホナーニ指揮ボストン交響楽団と、それぞれ初共演を果たしている。

 演奏表現のあらゆる面を突き詰めようというヘルムヒェンの探求は、オーケストラとの共演のみならず、室内楽やリサイタルにおける他の奏者とのコラボレーションにまで及んでいる。このような情熱は、早くに共演したチェロ奏者の故ボリス・ペルガメンシコフに感化され、大いに育まれた。ヘルムヒェンは2010年より、クロンベルク・アカデミー(ドイツ)で室内楽のアソシエート・プロフェッサーの地位にある。

 2016/2017年シーズンにはソリストとして、アンドルー・マンゼ指揮マンチェスター・ハレ管弦楽団、ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団およびフィルハーモニア管弦楽団、ダーヴィド・アフカム指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団、マルク・アルブレヒト指揮オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団およびスコットランド室内管弦楽団、ロジャー・ノリントン指揮チューリッヒ室内管弦楽団など、ヨーロッパの主要なオーケストラに客演する。エマニュエル・クリヴィヌ指揮ラ・シャンブル・フィラルモニクのフランス・ツアーにもソリストとして参加する。

 室内楽にも情熱を注ぐヘルムヒェンは、かねてからデュオを組んでいるユリア・フィッシャーとアジアの主要都市でツアーを行う。ロンドン、パリ、ブリュッセル、さらにドイツでは、ソロ・リサイタルのほか、妻でチェロ奏者のマリー=エリザベート・ヘッカーとのデュオ公演も予定されている。SWRシュヴェツィンゲン音楽祭2017(ドイツ)では、アーティスト・レジデンスを務める予定である。

 レコーディングではPentaToneレーベルから、ソロ・アルバムのほか、モーツァルト、メンデルスゾーン、シューマン、ドヴォルザークの協奏曲、シューベルト、シューマン、ブラームスの室内楽曲の録音をリリース。最新盤は、ヘッカーとの共演による『ブラームス:チェロ・ソナタ集』(outhere music)。

 ベルリンでガリーナ・イワンゾワに師事したのち、現在はハノーファー音楽大学のアリエ・ヴァルディのもとで更なる研鑽を積んでいる。このほか定期的に、アルフレッド・ブレンデル、ウィリアム・グラント・ナボレ(コモ湖国際ピアノ・アカデミー)からも指導を受けている。2001年、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、そのキャリアを本格的にスタートさせる。その後、ボルレッティ=ブイトーニ財団アワード2005、クレディ・スイス・ヤング・アーティスト2006に輝き、ルツェルン・フェスティバルでヴァレリー・ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演する機会を得た。2005年から2007年まで、ソリストとしてBBCニュー・ジェネレーション・アーティスツに名を連ねた。

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