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オーケストラ サンクトペテルブルク交響楽団St. Petersburg Symphony Orchestra

PROFILE

 このオーケストラは1931年レニングラード放送委員会によって設立された。
 実際の創立にはK. I. エリアスベルグが関わり、長期にわたり首席指揮者の地位にあった。その後をN. S. ラビノヴィッチが継いだが、この2人の優れた指揮者の指導によって、このオーケストラはレニングラード放送(ラジオ)を代表する声となった。それ以降、レニングラード市の音楽芸術活動のために常に重要な役割を果たしてきた。
 このオーケストラは伝統的な古典の交響曲やオペラだけでなく現代作品もレパートリーとして積極的に取り上げ、現代ロシア作曲家の新作を多数初演してきた。1951年から52年のシーズンには、フィルハーモニー大ホールで第1回現代作曲家シリーズを開催し、A. ハチャトゥリァン、D. カバレフスキー、I. ドゥナエフスキー、R. グリエールらが指揮棒を握った。
 第二次大戦中ナチス・ドイツ軍に包囲されるという危機の時にあって、レニングラード市内で演奏を続けたのはこのオーケストラだけであった。1942年8月9日、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホールで、K. I. エリアスベルグの指揮のもと行われたショスタコーヴィチ「交響曲第7番」の演奏は、ドイツ軍に包囲された中での英雄的な行動であった。
  1953年からレニングラード放送委員会の大交響楽団がレニングラード・フィルハーモニー協会の枠内に誕生し、1953年6月11日披露演奏会を行った。このオーケストラはサンクトペテルブルク・フィルハーモニー・グループの中心的な存在になっていった。N. ラビノヴィッチ(1953-1960)、A. ヤンソンス(1961-1968)、Y. テミルカノフ(1968-1977)ら優秀な指揮者が首席を務めた。
 1977年初めからは、アレクサンドル・ドミトリエフが常任指揮者に就任している。
 この他優れたロシア人指揮者、V. ドラニシュニコフ、A. ガウク、S. サモスード、E. ムラヴィンスキー、N. ゴロヴァノフ、N. ラフリン、B. ハイキン、E. スヴェトラーノフ、G. ロジェストヴェンスキー、K. コンドラシン、D. キタエンコ、A. ラザレフらが指揮台に立ってきた。また海外から多くの著名な指揮者、F. シュティドリ、V. フェレーロ、K. ザンデルリンク、L. マゼール、M. サージェント、P. アルジェント、K. マズアらが客演として招かれている。E. ギレリス、D. オイストラッフ、L. コーガン、O. カガン、S. リヒテル、M. ロストロポーヴィチ、V. アトラントフ、E. オブラツォーヴァ、E. ネステレンコらの共演者のほか、N. グートマン、V. クライネフ、V. トレチャコフ、D. アレクセイエフ、A. リュビモフ、M. プレトニョフ、S. シュタットラー、B. ペルガメンシコフらは、パートナーとして、いつも共演を重ねている。
 オーケストラのレパートリーは広範多岐にわたるが、伝統的なクラシック作品のほか、その中には国の内外を問わず現代作曲家の作品が数多く含まれている。例えば、D. ショスタコーヴィチ、T. フレンニコフ、R. チェドリン、I. ストラヴィンスキー、B. ブリテンらの作品はそれぞれを称えるコンサートで演奏された。また、レニングラード出身の作曲家、G. オウストヴォルスキアヤ、A. ペトロフ、S. スロニムスキー、B. ティシェンコ、Y. ファリク、G. バンシコフらはこのオーケストラによっていわば作品デビューを行っている。
 1965年以来、オーケストラは積極的に海外活動をすすめ世界30以上の国を訪れ、権威ある国際的な音楽祭にも定期的に参加している。 
 また、多くの会社の様々なレーベルにレコーディングを行って来た。
 1985年、サンクトペテルブルク交響楽団は、国家の演奏芸術に果たした功績が認められ、「アカデミック」という名誉称号を受けた。
 現在の芸術監督兼常任指揮者はロシア人民芸術家、アレクサンドル・ドミトリエフ。
副指揮者のウラジーミル・アルトシュレルは、レニングラード音楽院の出身(ユーリ・クラマロフにヴィオラを,A・ドミトリエフにオペラとバレエの指揮を学ぶ)で、1990年サンクトペテルブルク室内管の常任指揮者になり、1994年からサンクトペテルブルク交響楽団の副指揮者の地位にある。ロシア国内・海外を問わず活発な演奏活動を行い、CD録音も様々な会社から多数出ている。

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アーティストプロフィール:井上道義
井上道義公式サイト: http://www.michiyoshi-inoue.com/
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