Rohm Music Foundation
Ken Sato Memorial Concert
Special Program 2025

MARTHA ARGERICH
SINFONIA VARSOVIA
京都コンサートホール開館30周年記念事業

DATE

2025.10.12sun.
15:00

2025年10月12日(日) 15:00 開演(14:15 開場)

PROGRAM

ベートーヴェン
オペラ「フィデリオ」op. 72 序曲
ショパン
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op. 11
(ピアノ:小林愛実)
講演
アニー・デュトワ=アルゲリッチ
ピアノ協奏曲
曲目未定。決定次第発表させていただきます。(ピアノ:マルタ・アルゲリッチ)

TICKET

  • S¥20,000
  • A¥16,000
  • B¥13,000
  • C¥8,000

主催:KAJIMOTO
共催:京都市/京都コンサートホール(公益財団法人 京都市音楽芸術文化振興財団)
助成:公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
後援:駐日ポーランド共和国大使館 
協力: ポーランド広報文化センター
ポーランド共和国文化・国家遺産省助成事業
「2025年大阪・関西万博(EXPO2025)開催期間の日本におけるポーランド文化促進プロジェクト」

Rohm Music Foundation
Ken Sato Memorial Concert
Special Program 2025
MARTHA ARGERICH SINFONIA VARSOVIA
京都コンサートホール開館30周年記念事業

クリスティアン・アルミンク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア(管弦楽)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
小林愛実(ピアノ)
アニー・デュトワ=アルゲリッチ(レクチャー)


TICKET

カジモト・イープラス会員限定先行受付 
2025年6月19日(木)12:00〜6月22日(日)18:00

一般発売
2025年6月28日(土)10:00

※未就学児入場不可

アルゲリッチ、ショパン・コンクール、そしてポーランド

ポーランドのオーケストラ、シンフォニア・ヴァルソヴィアは1948年に、人道主義者として知られた高名なヴァイオリニスト/指揮者のユーディ・メニューインによって創設された。わが国にも数々の来日公演や、広島交響楽団との「Music for Peace」に参加してきたことはファンもよく知るところである。
今回はウィーン出身で、現在は広島響の音楽監督を務めるクリスティアン・アルミンクの指揮で、2025年大阪・関西万博(EXPO2025)の最後の部分(10/4~12)に来日し、東京・名古屋・大阪・京都で計7回のコンサートを行う。この時期に来日するにあたり、楽団はポーランド政府から「ぜひ故国の心というべき“ショパン”を中心としたプログラムを」と要請された。
この日本ツアーの最後となる京都公演には、ソリストとしてマルタ・アルゲリッチが加わる。アルゲリッチは初来日の1970年から55年の長きにわたって来日を続けているが、今回は日程上の都合で京都1回のみの出演だ。そして“特別”なことはそればかりではなく、アルゲリッチの次女アニー・デュトワによる委嘱講演が加わる。テーマは「マルタ・アルゲリッチと日本」。アルゲリッチがこの55年間に日本にもたらしたもの、日本がアルゲリッチにもたらしたものを、母親への取材を経て聴衆に語ることになる。
そしてもう一人のソリストは2021年のショパン国際コンクールで4位となり、目覚ましい活躍を続ける小林愛実。アルゲリッチは、2015年にも同コンクールのファイナリストになった小林を審査員として聴いている。度々アルミンクともシンフォニア・ヴァルソヴィアとも共演している2人である。折しも今回の公演日、2025年10月12日はショパン国際ピアノコンクールの真っ最中だ。

佐藤 正治(KAJIMOTOプロジェクトアドバイザー)

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) 
Martha Argerich,Piano

ブエノスアイレス出身で、現代最高のピアニストの一人。1965年のショパン国際コンクールで優勝以後、目覚ましい活動を展開している。世界の超一流オーケストラや指揮者、音楽祭から頻繁に招かれ、とりわけ室内楽には熱心でフレイレ、クレーメル、マイスキーらとは多くの共演を重ねてきた。各国からの受賞、受章も多い。日本では1998年から別府アルゲリッチ音楽祭の総監督を務め、また2015年には広島響の「平和音楽大使」に就任。

©Shumpei Ohsugi.

クリスティアン・アルミンク(指揮)
Christian Arming, Conductor

ウィーン生まれでハーガーや小澤征爾に師事。新日本フィル、王立リエージュ・フィルなどのシェフを歴任し、現在は広島響の音楽監督。これまでチェコ・フィル、ベルリン・ドイツ響、ウィーン響、スイス・ロマンド管、ボストン響、N響などに客演。アルゲリッチとの共演も多い。オペラでは《サロメ》《ホフマン物語》などを指揮。2019年に小澤征爾音楽塾で小澤と共に《カルメン》、2024年に二期会の《コジ・ファン・トゥッテ》を指揮した。

©︎Makoto Nakagawa

小林愛実(ピアノ)
Aimi Kobayashi,Piano


2021年のショパン国際コンクールで第4位。2015年には同コンクールでファイナリスト。7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューし、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラなどと共演。2010年に14歳でEMI ClassicsからCDデビューを果たし、18年にはワーナークラシックスとインターナショナル契約した。最新CDは『シューベルト:即興曲D935、ピアノ・ソナタ第19番ほか』。2022年に第31回出光音楽賞受賞。2011、13年度のローム ミュージック ファンデーション奨学生。

©Bartek Barczyk

シンフォニア・ヴァルソヴィア
Sinfonia Varsovia

1984年にメニューインがポーランド室内響を母体として設立。当初から世界中をツアーし、高い評価を得ている。これまでアバド、ルトスワフスキ、クリヴィヌらの指揮で、アルゲリッチ、ブレンデル、クレーメル、ロストロポーヴィチらと共演。1990年代から2000年代にかけて、ペンデレツキやミンコフスキが音楽監督や芸術監督を歴任した。2010年のショパンの生誕200年では、ワルシャワでの「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭にホスト・オーケストラとして参加した。

アニー・デュトワ=アルゲリッチ(講演) 
Annie Dutoit-Argerich,Lecture

米コロンビア大学で博士号を取得。著名な大学で教えたのち、音楽を伴う演劇作品(『クララ・ヴィークは誰か?』『夏の夜の夢』)などに出演、舞台俳優として活躍中である。





Ken Sato Memorial Concert
本コンサートのタイトルとなっている「Ken Sato」こと佐藤研一郎(1931 年~2020 年)は、半導体・電子部品メーカーであるローム株式会社の創業者です。かつてピアニストを目指していた佐藤は、経営者でありながら自身の愛する音楽文化の普及と発展に貢献するため、公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーションを設立し、音楽家育成のための奨学援助やコンサートの開催・支援など、数多くの活動を行ってきました。「Ken Sato Memorial Concert」は、こうした音楽文化支援活動の功績を称え、美しい花々に彩られたステージでピアノを中心とした一流音楽家によるコンサートをお届けしています。

SCHEDULE

2025 10.12 sun.

[プログラムA]

PROGRAME

ベートーヴェン
オペラ「フィデリオ」op. 72 序曲
ショパン
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op. 11
(ピアノ:小林愛実)
講演
アニー・デュトワ=アルゲリッチ
ピアノ協奏曲
曲目未定。決定次第発表させていただきます。(ピアノ:マルタ・アルゲリッチ)