ORCHESTRE
DE LA SUISSE
ROMANDE
JAPAN TOUR 2025

ジョナサン・ノット指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
ヴァイオリン:HIMARI
チェロ:上野通明

©Yuri Manabe

DATE

2025.7.8tue.
19:00

2025年7月8日(火) 19:00 開演(18:00 開場)

PROGRAM

オネゲル
交響的運動第2番「ラグビー」
ショスタコーヴィチ
チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 op.107 (チェロ: 上野 通明)
ストラヴィンスキー
バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)

TICKET

  • S¥20,000
  • A¥16,000
  • B¥13,000
  • C¥11,000
  • D¥7,000

主催:KAJIMOTO
共催:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)
後援:在日スイス大使館

DATE

2025.7.9wed.
19:00

2025年7月9日(水) 19:00 開演(18:30 開場)

PROGRAM

ジャレル
ドビュッシーによる3つのエチュード
シベリウス
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47(ヴァイオリン: HIMARI)
ストラヴィンスキー
バレエ「春の祭典」

TICKET

  • S¥22,000
  • A¥18,000
  • B¥15,000
  • C¥12,000
  • D¥9,000

主催:KAJIMOTO
後援:在日スイス大使館

DATE

2025.7.11fri.
19:00

2025年7月11日(金) 19:00 開演(18:15 開場)

PROGRAM

W.ブランク
序曲「モルフォーシス」
ショスタコーヴィチ
チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 op.107(チェロ: 上野 通明)
ストラヴィンスキー
バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)

TICKET

  • S¥18,000
  • A¥14,000
  • B¥11,000
  • C¥9,000
  • D¥7,000

主催:KAJIMOTO
共催:京都コンサートホール(公益財団法人 京都市音楽芸術文化振興財団)/京都市
後援:在日スイス大使館

TICKET

カジモト・イープラス会員限定先行受付
2025年2月6日(木)12:00〜2月9日(日)18:00
(東京、神奈川、京都公演共通)

一般発売
2025年2月15日(土)10:00 (東京・川崎公演)
2025年2月22日(土)10:00 (京都公演)

※未就学児入場不可

ノットの精緻な指揮に率いられ
気鋭のソリストとともに
色彩と愉悦の歴史的オーケストラ
6年ぶりの来日

6年ぶりにスイス・ロマンド管弦楽団がやって来る。日本でも人気の、ジョナサン・ノットとの充実のコンビで。

年配のファンには、スイス・ロマンド管(OSR)といえばまず創設指揮者エルネスト・アンセルメのことを思い出すだろう。この伝説的指揮者は、20世紀前半、輝かしい文化が再び花開いたパリにおいて、ディアギレフ&バレエ・リュスのためにストラヴィンスキーや当時のフランス、スイスなどの作曲家による近代名曲たちを紹介した立役者の一人。そのアンセルメが、1918年に彼が創設したOSRとともに録音したそれらの膨大なレパートリーは歴史的遺産だ。この楽団は、例えばベルリン・フィルやシカゴ響のように、いわゆるヴィルトゥオーゾ・オーケストラではないが、その演奏は精妙で色彩豊か。大人の愉悦を漂わせ、一時代の文化を後世に残すものとなった。

そしてOSRはその後、サヴァリッシュやシュタインらとドイツ系のレパートリーをも身に着ける時代を経て、2014年から近現代音楽を得意としたノットに受け継がれる。2019年の来日公演を聴かれた方々なら、いかに両者の相性が良いかを感じられたことだろう。ドビュッシーの精緻さから生まれる幻想、マーラー「悲劇的」での特有のオーケストレーションの妙とストーリー性を巧みに音としたOSR、今度の来日では伝家の宝刀ストラヴィンスキーのバレエ、そして近現代の音楽でさらなる本領を発揮するに違いない。それも相当の現代的アップデートを加え。

また、ベルリン・フィルへのデビューを控えるHIMARI(驚異の10代!)と、ジュネーヴ国際コンクール優勝以降、目覚ましい活動を続ける上野通明という、共に音楽そのものを身体から迸らせる若き2人によるコンチェルトは、絶対に聴き逃せない。


©Niels Ackermann

ジョナサン・ノット(音楽/芸術監督)
Jonathan Nott,Music and Artistic Director

1962年英国生まれ。シューベルト、ブルックナー、マーラー、ショスタコーヴィチから現代作品に至るまで、精密・柔軟な指揮で幅広いレパートリーを誇る。ドイツの歌劇場でキャリアを歩みはじめてオペラに深い造詣をもち、バンベルク響などのポストを経て2012年から東京響の音楽監督、14年からはスイス・ロマンド管の音楽監督/芸術監督を務める。また、アンサンブル・アンテルコンタンポランなど名高い現代音楽のアンサンブルとの活動でリゲティ、ブーレーズ、ラッヘンマンら現代屈指の作曲家たちはもとより、同世代の作曲家たちからも信頼を寄せられる。ベルリン・フィルとのリゲティの管弦楽作品全集やバンベルク響とのシューベルトやマーラーの交響曲全集、ウィーン・フィルとの「大地の歌」など録音も多い。

©Niels Ackermann

スイス・ロマンド管弦楽団
Orchestre de la Suisse Romande

1918年にアンセルメによって創設。以後サヴァリッシュ、A.ジョルダン、ヤノフスキらが率い、現在ノットが音楽/芸術監督を務める。長年にわたり歴史的な名録音と、20世紀フランス・ロシア音楽の色彩的で精緻な演奏で国際的名声を誇り、ストラヴィンスキー、ミヨー、オネゲル、F.マルタン、デュサパンらの新作を初演。海外ツアーも多く、ルツェルンやBBCプロムスなどの国際音楽祭にも出演する。2019年からアーティスト・イン・レジデンス制度を始め、これまで作曲家のジャレル、ヴァイオリンのF.P.ツィンマーマンらを迎えた。2022年からはアシスタント・コンダクターのポストも創設し、24年からは才能ある女性指揮者に限定募集する。未来の観客にオーケストラ音楽の魅力を伝えるべく、学校公演や若者たちを対象にしたシリーズ、子供たちへのリハーサル公開など幅広い活動を展開。

©Hitoshi Iwakiri

HIMARI (ヴァイオリン)Violin

2011年生まれ。2022年に最年少で名門カーティス音楽院に入学。リピンスキ・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで特賞グランプリを受賞し、グリュミオー国際コンクール第1位および特別大賞など、出場した全てのコンクールで優勝。これまでフィラデルフィア管、ロシア・ナショナル・フィル、N響、読売日響などと共演し、世界各地のコンサートに出演している。自身初の国内ツアー「HIMARI Violin Recital Tour 2024」を開催し、2025年3月にはメータ指揮ベルリン・フィル定期公演にデビューする。ほかにもロンドン・フィルやピッツバーグ響と国内外の公演を予定。原田幸一郎、小栗まち絵、アイダ・カヴァフィアンの各氏に師事。

使用楽器は1717年製ストラディヴァリウス「Hamma」を前澤友作氏より、弓は宗次コレクションより貸与されている。

©Seiji Okumiya

上野通明(チェロ) Michiaki Ueno,Cello
多くの国際コンクールでの優勝、入賞を経て、2021年ジュネーヴ国際コンクールで日本人初の優勝。あわせて3つの特別賞も受賞した。P.ウィスペルウェイに招かれ19歳で渡独した後、エリザベート王妃音楽院でG.ホフマンに師事し、アーティストディプロマを取得。これまで国内の主要楽団はもとより、ロシア国立響、スイス・ロマンド管、KBS響などと共演し、リサイタルでも意欲的なプログラミングと溢れ出る音楽性が聴衆を魅了する。ボンのベートーヴェン・リング賞、出光音楽賞、ホテルオークラ音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、文化庁長官表彰(国際芸術部門)を受賞。

使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクション)、弓はF.Tourte(住野泰士コレクション)をそれぞれ貸与されている。

Saison 2024-25 de l’Orchestre de la Suisse Romande


SCHEDULE

2025 7.8 tue.

[プログラムA]

2025 7.9 wed.

[プログラムB]

2025 7.11 fri.

[プログラムC]

2025 7.13 sun.

[プログラムB]

2025 7.12 sat.

[プログラムD]

PROGRAMA

オネゲル
交響的運動第2番「ラグビー」
ショスタコーヴィチ
チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 op.107 (チェロ: 上野 通明)
ストラヴィンスキー
バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)

PROGRAMB

ジャレル
ドビュッシーによる3つのエチュード
シベリウス
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47(ヴァイオリン: HIMARI)
ストラヴィンスキー
バレエ「春の祭典」

PROGRAMC

W.ブランク
序曲「モルフォーシス」
ショスタコーヴィチ
チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 op.107(チェロ: 上野 通明)
ストラヴィンスキー
バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)

PROGRAMD

ドビュッシー
牧神の午後への前奏曲
シベリウス
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47(ヴァイオリン: HIMARI)
ストラヴィンスキー
バレエ「春の祭典」