Gewandhausorchester Leipzig

アンドリス・ネルソンス指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
2023年11月来日ツアー

Gewandhauskapellmeister / Conductor:

ANDRIS NELSONS

DATE

2023.11.21tue.
19:00

2023年11月21日(火) 19:00 開演(18:30 開場)

PROGRAM

メンデルスゾーン
序曲「美しいメルジーネの物語」op.32
シューマン
ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
(ソリスト:チョ・ソンジン)
メンデルスゾーン
交響曲第3番 イ短調 op.56 「スコットランド」

TICKET

  • S¥34,000
  • A¥28,000
  • B¥22,000
  • C¥16,000
  • D¥13,000

主催 : KAJIMOTO
後援:ドイツ連邦共和国大使館/ラトビア共和国大使館

DATE

2023.11.22wed.
19:00

2023年11月22日(水) 19:00 開演(18:30 開場)

PROGRAM

ワーグナー
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死
ブルックナー
交響曲第9番 ニ短調

TICKET

  • S¥34,000
  • A¥28,000
  • B¥22,000
  • C¥16,000
  • D¥13,000

主催 : KAJIMOTO
後援:ドイツ連邦共和国大使館/ラトビア共和国大使館

TICKET

カジモト・イープラス会員限定先行受付
2023年6月1日(木)12:00〜6月4日(日)18:00

一般発売
2023年6月11日(日)10:00

Andris Nelsons, Gewandhausorchester – Mendelssohn: Symphony No.3 Scottish

ゲヴァントハウス管の美質を尊重し、現代世界を駆けるネルソンス

バーミンガム市交響楽団やバイロイト音楽祭など、オーケストラとオペラの双方で頭角を現し、またたくまに現代を代表する指揮者のひとりへと駆け上がったアンドリス・ネルソンス。名門ボストン交響楽団に続き、2018年には老舗ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者に就任し、クラシック界の耳目をさらったことを、つい昨日のことのように想い出す。このふたつのオーケストラのシェフとなって以降、来日の機会が増えてきたのは本当に喜ばしい。双方のオーケストラがともに協力して作り上げたリヒャルト・シュトラウス・プロジェクトは、音楽を鑑賞するということの根本的な意味の問い直しを迫られたコロナ禍の時勢にあって、記念碑的な意味合いを持って、我々の前にその姿を現した。

 オーケストラ奏者の流動性が進み、グローバル化が叫ばれる現代にあってなお、ネルソンスが率いるオーケストラの音色は、いずれもかつての美質を保っている。ゲヴァントハウス管であれば、ライプツィヒに縁あるメンデルスゾーンやシューマンを端正に響かせるいっぽうで、ワーグナーやブルックナーを重厚に描くことができる。その唯一無二の音楽的特徴を、ネルソンスは最大限に尊重し、大切に扱っているのだろう。

折しも、ゲヴァントハウス管と録音を完成させたブルックナー交響曲集においては、ワーグナー作品がかならず組み合わされている。そのことの真の意味、そして説得力を、我々はいまこそ、演奏会場で目の当たりにできることだろう。

広瀬 大介 (音楽学・音楽評論)

SCHEDULE

2023 11.21 tue.

[プログラムA]

2023 11.22 wed.

[プログラムB]

2023 11.25 sat.

[プログラムB]

PROGRAMA

メンデルスゾーン
序曲「美しいメルジーネの物語」op.32
シューマン
ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
(ソリスト:チョ・ソンジン)
メンデルスゾーン
交響曲第3番 イ短調 op.56 「スコットランド」

PROGRAMB

ワーグナー
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死
ブルックナー
交響曲第9番 ニ短調

PROFILE

Andris Nelsons Photo: Marco Borggreve

アンドリス・ネルソンス(指揮)| Andris Nelsons , Gewandhauskapellmeister / Conductor
バーミンガム市響、ラトビア国立歌劇場の音楽監督を経て、現在はライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のカペルマイスター、ボストン響の音楽監督を兼任する、現代を代表する指揮者のひとり。ベルリン・フィルやウィーン・フィルの常連で世界の主要楽団に客演している。録音も数多く、ドイツ・グラモフォンから、ウィーン・フィルとはベートーヴェン、ゲヴァントハウス管とはブルックナー、ボストン響とはショスタコーヴィチの交響曲全集をリリースしている。

© Christoph Köstlin / Deutsche Grammophon

チョ・ソンジン(ピアノ)| Seong-Jin Cho, Piano
1994年ソウル生まれ。第7回浜松国際ピアノ・コンクールで最年少優勝。2011年、17歳でチャイコフスキー国際コンクール第3位入賞。2012-2015年にパリ音楽院でミシェル・ベロフに学ぶ。2015年、第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝し、国際的な脚光を浴びる。翌年にドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、ショパンの協奏曲第1番と4つのバラードを収録したCDがリリースされた。その後も数々のCDをリリースし、世界中の批評家から絶賛された。

圧倒的な才能と生来の音楽性を持つチョ・ソンジンは、同世代で最も優れた才能を持つひとりとして、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロンドン響、パリ管ほか数々の一流オーケストラに招かれ共演している。指揮者ではチョン・ミョンフン、グスターヴォ・ドゥダメル、アンドリス・ネルソンス、ヤニック・ネゼ=セガン等と定期的に共演。高い人気を誇り、世界各地の権威あるコンサートホールでも多くのリサイタルを行う。

Gewandhausorchester Leipzig: Photo Tom Schulze

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団|Gewandhausorchester Leipzig
創設から280年あまりの歴史をもつ、世界で初めて市民によって設立されたオーケストラ。シューベルト「ザ・グレイト」やメンデルスゾーン「スコットランド」、ブルックナー「第7」など初演した曲は枚挙に暇がない。カペルマイスターはメンデルスゾーンらの歴史的存在をはじめ、マズア、ブロムシュテット、シャイーを経て、2017/18年シーズンからネルソンスが就任。伝統を守りつつ更なる高みを目指している。無比の響きと広大なレパートリーでゲヴァントハウスでの定期公演、ライプツィヒ歌劇場の上演、聖トーマス教会でのバッハ演奏など熱心な活動を続けている。録音も数多く、2022年にはネルソンスの指揮でブルックナーの交響曲全集を完成した。

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
オーケストラ・スポンサー
Wendt & Kühn (ヴェント&キューン)