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昨年8月に広島「平和の夕べ」で演奏された、被爆ピアノが奏でる協奏曲「藤倉大:Akiko’s Piano」のライヴ録音がCDリリースされます 昨年8月に広島「平和の夕べ」で演奏された、被爆ピアノが奏でる協奏曲「藤倉大:Akiko’s Piano」のライヴ録音がCDリリースされます

広島の被爆75年という節目の年となった2020年8月、広島で広島交響楽団による「平和の夕べ」コンサートが2日にわたって行われ、そこで藤倉大の新作ピアノ協奏曲「Akiko’s Piano」が初演されました。
この「Akiko’s Piano」は、広島にある被爆した「明子さんのピアノ」が奇蹟的に修復されて保存されていることを知った藤倉大が、そのピアノからインスパイアされて作曲したもので、彼の「ピアノ協奏曲第4番」にあたります。そしてこの曲の初演は、藤倉からの献呈を受けたマルタ・アルゲリッチを迎えて行われる予定でしたが、コロナ禍により来日が叶わず、かわって広島出身の萩原麻未によって初演されることとなりました。
この被爆ピアノは、協奏曲のカデンツァ部分に使用されています。

このライヴ録音が、3月24日にソニー・ミュージックジャパンインターナショナルからリリースされることになりました。
当CDにはこのほか、昨年がメモリアル・イヤーだったベートーヴェンの弦楽四重奏曲の弦楽合奏版や、世界最高のメゾ・ソプラノの一人、藤村実穂子が歌ったマーラーの歌曲、そして齋藤秀雄によって管弦楽用にアレンジされたバッハの「シャコンヌ」が収録されています。
未来への希望が感じられるこの作品を、ぜひお聴きください。

視聴はこちらから
https://sonymusicjapan.lnk.to/DaiFujikura_AkikosPianoAW

《収録内容》
藤倉大:ピアノ協奏曲第4番「Akiko’s Piano」
(ピアノ:萩原麻未)
ベートーヴェン:カヴァティーナ~弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 op.130より
マーラー:歌曲集「亡き子をしのぶ歌」(メゾ・ソプラノ:藤村実穂子)
J.S.バッハ(齋藤秀雄編):シャコンヌ~無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より
指揮:下野竜也
管弦楽:広島交響楽団

レーベル:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
録音:2020年8月5日&6日 広島文化学園HBGホール(ライヴ録音)

©Marco Borggreve / ©Alf Solbakken

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