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2020/03/18 | KAJIMOTO音楽日記

●クリエイティヴとはこういうことさ ―― 9月来日、ラトル&ロンドン響の先行発売が始まります!


コロナ・ウイルスによる混乱、今や国難どころか地球難の規模へと広がり、とにもかくにも1日も早い収束を望むのみ。
皆さまも同様と思いますが、こういうときに、心から音楽を渇望する自分を感じています。特にクリエイティヴに時代を切り拓き、人の感覚や知性、想像力や愛―― つまるところ心のありようを広げてくれる音楽に。

この「クリエイティヴ」という言葉がぴったりなサー・サイモン・ラトル率いる名門中の名門、英国一にして現代屈指のオーケストラ、ロンドン交響楽団(LSO)がこの秋、9月に来日公演を行います。
そしてそのカジモト・イープラス会員限定先行受付が、3/20(金)からスタート!

TDKオーケストラコンサート2020
[サー・サイモン・ラトル指揮 ロンドン交響楽団]
9月30日(水)19時 サントリーホール

リゲティ: アトモスフェール
ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
ウェーベルン: 管弦楽のための6つの小品 op.6
ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死
ブラームス: 交響曲第2番 ニ長調 op.73

10月1日(木)19時 サントリーホール

バルトーク: 管弦楽のための協奏曲
        オペラ「青ひげ公の城」(演奏会形式上演)
          青ひげ公: ジェラルド・フィンリー(バリトン)
          ユディット: リナ・シャハム(メゾ・ソプラノ)

(両日とも)S¥32,000 A¥27,000 B¥22,000 C¥15,000 D¥9,000 
プラチナ券¥37,000

カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
3/20(金・祝) 12:00 ~ 3/23(月) 18:00
一般発売  ●お申し込み
3/29(日) 10時~




当サイトにアップされ、これから各所で配布されるフライヤーの紹介文で音楽評論家の柴田克彦さんが、このラトル&LSOについて「ムジツィーレン(ドイツ語で「音楽する」の意)という言葉が相応しい」と書いておられますが、まさにその通り。ラトルという指揮者は若いころから、湧き上がる情熱と知性が一体となって、なにか音楽をする動物(野獣!?)のような趣で指揮をしていました。時間と言葉を尽くした膨大で念入りなリハーサルを通して。その分、誇り高きベルリン・フィルとは随分緊張感があったようですが、かつてイギリスのイチ地方オケに過ぎなかったバーミンガム市響を育て披露した目覚ましい成果、そしてベルリン・フィルを去ってからの前回2018年のLSOとの来日公演では、「ムジツィーレン」と「クリエイティヴ」が見事に自由に手を取り合い、それを弦も管もみな名手揃いのパワフルかつジェントルなLSOが最高の音に仕上げるという、稀に見るコンサートに接することができました。


さて、そんな演奏はもちろんのこと、今回にあって瞠目するのはそのプログラム。
9/30公演の、
前半・・・リゲティ「アトモスフェール」(“クラスター”という、今やあまり好ましくなく響く言葉で説明される音技法のサンプルのような曲) → ワーグナー「ローエングリン」第1幕前奏曲ウェーベルン「6つの小品」ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
そして後半・・・ブラームス「交響曲第2番」
という組み合わせは、今、他の誰が考えるでしょう?

これ、全部の曲を熟知していらっしゃる方には「あっ!なるほど」となるかと思う一方、なかなかそうは。
しかし恐らくは、ワーグナーから始まる「近代の新しい音」「その新しい音を使った新しい表現の探求」をした曲を前半におき、後半は19世紀後半にあってワーグナーの対極(と思われた)ブラームスの音楽が、伝統に立脚しながらも実は斬新な作曲であったことを聴衆に体験してほしいということなのかな、と想像します。



もう一方のバルトーク・プロ
まず「管弦楽のための協奏曲」という名が示す通り、どのセクションにおいても協奏曲となりえる高度な演奏を要求される音楽に、ここでもLSOはうってつけ。ソリスト級の名だたる首席奏者たちの腕が冴えわたるハズ。
そして「青ひげ公の城」がコンサート・スタイルで!・・・といっても、これはむしろ舞台形式で上演される方が珍しかったりするのですが、ミステリアスなストーリーを怖いくらい強圧的な表現で、そして緻密な音で描き上げる約1時間のオペラもまたラトルの面目躍如。
青ひげ公役に、現代最高のバリトンの一人ジェラルド・フィンリー、そして青ひげに翻弄される女性ユーディトに今伸び盛りで話題のソプラノ、リナ・シャハムが歌うという、万全なキャスティングですし、これは誰しもが注目したい1作です。バルトークの、時代の空気に抵抗し挑戦した、胸が痛くなるような意志の高さと野性的な音感覚を、LSOは存分に響かせてくれると思いますし、それをぜひ感じとりたいと思います。

弊社主催ではありませんが、東京芸術劇場で演奏されるマーラー「復活」(9/28)を加え、3日連続でこれだけ違う、これだけ(演奏する側にとって)難易度の高いプログラミングを引っ提げ並べての来日公演とは、ラトル&LSOの気概と自信には驚くばかり。
これはぜひお聴き逃しのないよう、ご期待ください。


■チケットのお申込みはこちらまで

カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
3/20(金・祝) 12:00 ~ 3/23(月) 18:00
一般発売  ●お申し込み
3/29(日) 10時~
 

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