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指揮 リオ・クオクマンLio Kuokman

PROFILE


「フィラデルフィア・インクワイアラー」紙から「驚くべき指揮の才能」を称えられたリオ・クオクマンは、指揮者、ピアニスト、室内楽奏者として引く手あまたの存在である。2015/16年シーズンまで、フィラデルフィア管弦楽団でヤニック・ネゼ=セガンの副指揮を任され、現在は香港ニュー・ミュージック・アンサンブルの首席指揮者に在任中。

フィラデルフィア管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、オタワ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、デンマーク国立交響楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団、台北フィルハーモニー管弦楽団などを指揮。最近では、NHK交響楽団、東京都交響楽団、デトロイト交響楽団、トレド交響楽団にデビューしている。国際音楽祭からも定期的に招かれており、ラ・フォル・ジュルネ(フランス・日本)、ブラヴォー!ヴェイル・バレー音楽祭、北京国際音楽祭、カブリロ現代音楽祭、韓国のグレートマウンテン音楽祭、香港アーツ・フェスティバル、マカオ国際音楽祭などに参加。今後の指揮活動のハイライトとして、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団との初共演、京都市交響楽団の定期公演へのデビュー、スポレート音楽祭でのオペラ指揮などが挙げられる。

 オペラでは、《トゥーランドット》、《ドン・ジョヴァンニ》、《フィガロの結婚》、《カルメン》、《愛の妙薬》、《カヴァレリア・ルスティカーナ》、《道化師》、《ランメルモールのルチア》、《リゴレット》をはじめ、多数のプロダクションを指揮。2010年には、ドニゼッティ作曲《連隊の娘》の香港初演を行い、さらにヒンヤン・チャン作曲の室内オペラ《ハート・オブ・コーラル》と《Datong》の初演も振っている。2016年3月にはワレリー・ゲルギエフからの招きでマリインスキー劇場へのデビューを飾り(リムスキー=コルサコフ《プスコフの娘》)、その成功から2017/18年シーズンの再招聘が決まった。

 イタリアで行われた第6回マウロ・パオロ・モノポリー国際ピアノ・コンクールの優勝者であるクオクマンは、ピアニストとしても活躍しており、これまでにカメラータ・ザルツブルク、フォートワース交響楽団など多数のオーケストラとソリストとして共演している。

 香港演芸学院を首席で卒業。その後、ジュリアード音楽院、カーティス音楽院、ニューイングランド音楽院で学んだ。これまで、オットー=ヴェルナー・ミュラー、ヒュー・ウルフらに師事。サー・サイモン・ラトル、マイケル・ティルソン・トーマス、ジェームズ・レヴァイン、クリストフ・エッシェンバッハ、アラン・ギルバートら著名な指揮者のマスタークラスでも研鑽を積んだ。若手指揮者に贈られるセオドア・プレッサー財団賞やマリリン・ホーン財団賞を受賞。芸術文化の発展への貢献が評価され、香港政府の民政事務局長から表彰状を、マカウ政府から文化勲章を授与された。マカウ室内楽協会の創設メンバーであり、現在は同協会の代表を務めている。
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