ルツェルン
フェスティバル
アカデミー
in JAPAN 2025

Lucerne Festival Academy
in JAPAN 2025

DATE

2025.11.29sat.
15:00

2025年11月29日(土) 15:00 開演(14:30 開場)

VENUE

東京/Hakuju Hall

PROGRAM

石川 健人
柱の中に100万時間【日本初演】
浦部 雪
光よ、灯火の息吹よ【世界初演】
田中 弘基
奇妙な絨毯【改訂版世界初演】
中瀬 絢音
時の塔【世界初演】
桑原 ゆう
影も溜らず
藤倉 大
コズミック・ブレス
ミケル・イトゥレリ
さらさらと 氷の屑が【日本初演】
マヤ・ミロ・ジョンソン
リンチアーナ【日本初演】
ジュンヒョン・リー
スパイクゴーグルと抗精神病薬【日本初演】
ユリア・コンスタンス・ヴィーガー=ノルドス
彫刻【日本初演】

*演奏曲順は後日当webサイトにて発表いたします。
*終演は18:00頃を予定しております。

TICKET

  • 全席自由 ¥4,000
  • 学生券 ¥2,000

主催:KAJIMOTO
後援:スイス大使館
助成:文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)
|独立行政法人日本芸術文化振興会
【令和7年度(第80回)文化庁芸術祭記念公演】

TICKET

一般発売
2025年9月21日(日)10:00〜

ルツェルン・フェスティバル・アカデミー in JAPAN 2025
Lucerne Festival Academy in JAPAN 2025
新たな才能を育てる「ルツェルン・フェスティバル」のいま

ルツェルン・フェスティバルといえば、晩年のアバドと数々の名演を遺したルツェルン祝祭管弦楽団を連想する方が多いかもしれない。実はその頃から並行して、若い作曲家を育成するアカデミーが実施されてきた。設立者であり、最初の指導者となったのは、かのピエール・ブーレーズで、若き日の藤倉大が受講生に選ばれていた。ブーレーズの後は名教師でもあったヴォルフガング・リームが中心となって指導にあたっていたが昨年、惜しまれつつ逝去。現在は韓国出身でドイツを拠点にする女性の作曲家ウンスク・チンと、ジョナサン・ノットと親交のあるスイスの作曲家ディーター・アマンが若い作曲家たちに寄り添っている。今年2025年、この作曲家セミナーに世界各地(ヨーロッパ、アジア、北米)から8名の受講生が集まった。彼らの作品は現代音楽と一言でいっても全く性格が異なり、無機質な音楽などひとつもなかった。日本でいえばZ世代にあたる若い人たちがどのような音楽を生み出しているのか?日本から聴講生(*育成対象者)として参加した4人の若い作曲家たちの作品と、彼らが選んだ4人の受講生の作品を並べて聴くことで、本当の意味で現在進行形の音楽が視えてくるに違いない。ルツェルンのセミナーの卒業生にあたり、聴講生たちを今年見守った藤倉大と桑原ゆうの作品もお楽しみいただけるはずだ。

音楽ライター:小室敬幸

*この公演はJapan Creator Support Fund (=「文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター支援基金)のサポートを受けて実施しております。



作曲家

©︎Ayane Shindo

石川健人
Kento Ishikawa
1997年東京都生まれ。東京藝術大学、同大学院を経て、現在はケルン音楽舞踊大学大学院に在籍。第91回日本音楽コンクール作曲部門第1位、第34回芥川也寸志サントリー作曲賞などの受賞歴をもつ。


©2025 Atsuko Ito (Studio LASP)

浦部 雪
Yuki Urabe
東京藝術大学作曲科卒業後ミラノ国立音楽院作曲科、ミラノ市立音楽院指揮科、ミュンヘン音楽大学にて学ぶ。これまでにEx Novo Ensembleなどにより作品が演奏される。東京藝術大学在学中に長谷川良夫賞を受賞。


©hiro.pberg_berlin

田中弘基
Hiroki Tanaka
1999年生まれ。東京藝術大学、ドレスデン音楽大学を経て、現在はシュトゥットガルト音楽演劇大学在学中。作品は日本、ドイツ、ハンガリー、ギリシャで紹介されている。2023~25年文化庁新進芸術家海外研修生。


©Naoya Yamaguchi (Studio☆Di:VA)

中瀬絢音
Ayane Nakase
大阪府出身。東京藝術大学大学院作曲専攻を修了、現在パリ国立高等音楽院作曲科に在学。作曲をフレデリック・デュリユー氏に師事。近作にセントラル愛知交響楽団委嘱作品《オセダックス・ランド》など。


©︎MiyachiTakako

桑原ゆう
Yu Kuwabara
日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐ作曲家。国立音楽大学准教授。東京藝術大学・洗足学園音楽大学各講師。第31回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。国立劇場、ルツェルン・フェスティバル等、国内外から委嘱多数。


©︎Yuko Moriyama otocoto

藤倉大
Dai Fujikura
大阪府生まれ。15歳で渡英。数々の作曲賞を受賞、国際的な委嘱を手掛けている。オペラの国際評価も高く、2015年にシャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場、リール歌劇場の共同委嘱によるオペラ《ソラリス》、18年にバーゼル劇場委嘱による《黄金虫》、20年に新国立劇場委嘱の《アルマゲドンの夢》がある。葛飾北斎の生涯に基づく新作オペラ『The Great Wave』が2026年2月に初演される。


©Vicente Núñez


ミケル・イトゥレリ
Mikel Iturregi
スペインのビルバオ出身。パリ国立高等音楽院に在学し、ジェラール・ペソン氏、クララ・イアノッタ氏に師事。精緻な書法による微細なテクスチュアの階調が特徴的で、故郷バスク地方の伝統に着想を得た作品も多い。


©︎Nico Mateo Photography.

マヤ・ミロ・ジョンソン
Maya Miro Johnson
2001年米国生まれ。カーティス音楽院を卒業後、現在はイェール音楽院修士課程に在籍。米国を中心に活動し、BMI Schuman賞とSurinach賞(史上初の同時受賞)など、多数の受賞歴をもつ。


© Nah Seung Yull (Nah Inu)

ジュンヒョン・リー
Joonghyun Lee
2000年生、韓国出身の作曲家兼ヴィオリスト。ソウル国立大学で学び、国際的に活躍の場を広げる。彼の作品では、アクロバティックな音楽的ジェスチャーが、派手な効果に留まらず、力強い表出性と結びついている。


©Julius von Lorentz


ユリア・コンスタンス・ヴィーガー=ノルドス
Julia Constance Wiger-Nordås
ベルゲン大学グリーグ・アカデミーならびにチューリヒ芸術大学にて学ぶ。手書きで楽譜を書くことに美学を持ち、まさに手で捏ねて造形されたかのような独特な手触り、質感を持つ音楽を作る。



出演


指揮
石川健人 Kento Ishikawa 浦部雪 Yuki Urabe 齋藤友香理 Yukari Saito

フルート
 鎌倉有里 Yuri Kamakura 中村淳 Jun Nakamura

オーボエ
酒井弦太郎 Gentaroh Sakai 佐竹真登 Masato Satake

クラリネット
内山ちまり Chimari Uchiyama 林みのり Minori Hayashi

ファゴット
中川日出鷹 Hidetaka Nakagawa 山下真紀 Maki Yamashita

ホルン
高崎万由 Mayu Takasaki

トロンボーン
大関一成 Kazunari Ozeki

打楽器
成田花南 Kana Narita 難波芙美加 Fumika Namba 西村和 Nagomu Nishimura

ピアノ
井口みな美 Minami Iguchi 谷口知聡 Chisato Taniguchi

ヴァイオリン
及川悠介 Yusuke Oikawa 北澤華蓮 Karen Kitazawa 小山梨花 Rinka Koyama 
城野聖良 Seira Jono 田中里奈 Rina Tanaka

ヴィオラ
浅野珠貴 Tamaki Asano 迫田圭 Kei Sakoda

チェロ
谷川萌音 Mone Tanikawa 山澤慧 Kei Yamazawa

コントラバス
陳子沛 Zipei Chen 山本昌史 Masashi Yamamoto


SCHEDULE

2025 11.29 sat.

15:00

東京/Hakuju Hall

[プログラム]

PROGRAM

石川 健人
柱の中に100万時間【日本初演】
浦部 雪
光よ、灯火の息吹よ【世界初演】
田中 弘基
奇妙な絨毯【改訂版世界初演】
中瀬 絢音
時の塔【世界初演】
桑原 ゆう
影も溜らず
藤倉 大
コズミック・ブレス
ミケル・イトゥレリ
さらさらと 氷の屑が【日本初演】
マヤ・ミロ・ジョンソン
リンチアーナ【日本初演】
ジュンヒョン・リー
スパイクゴーグルと抗精神病薬【日本初演】
ユリア・コンスタンス・ヴィーガー=ノルドス
彫刻【日本初演】

*演奏曲順は後日当webサイトにて発表いたします。
*終演は18:00頃を予定しております。