Yulianna Avdeeva
Piano Recital
ユリアンナ・アヴデーエワ
ピアノ・リサイタル
Pianist:
Yulianna Avdeeva
©Maxim Abrossimow
DATE
2026.12.1tue.
19:00
2026年12月1日(火) 19:00 開演(18:30 開場)
VENUE
PROGRAM
- ブーレーズ
- 12のノタシオン
- ラヴェル
- 亡き王女のためのパヴァーヌ
-
[秋山エマ&ユリアンナ・アヴデーエワ共同委嘱作品] - 藤倉 大
- Quiet Offering for piano(日本初演)
-
- ラヴェル
- 高雅で感傷的なワルツ
- ショパン
- 12のエチュード op.25
TICKET
- S¥8,000
- A¥6,000
- B¥4,000
主催:KAJIMOTO
TICKET
美音と知性の結びつきが生む、奥行きに満ちた音楽のアーチ
── アヴデーエワによる2つの「12」
百年の時を隔てた、ふたつの「12」が向かい合うとき、そのあいだに広がる音楽の時間は、驚くほど奥行きに満ちていくだろう。
ユリアンナ・アヴデーエワのピアノは、美音と知性が分かちがたく結びついている。昨年の来日公演ではショスタコーヴィチの《24の前奏曲とフーガ》全曲を演奏し、24の調性が織りなす壮大な世界を圧倒的な説得力で描き出した。その3時間に及ぶ旅路が少しも長く感じられなかったことは、今も鮮明に記憶している。
今回のプログラムは、まさにアヴデーエワならではの構成だ。ブーレーズが20歳で書いた《12のノタシオン》は、十二音技法の可能性を12の小品に凝縮した連作。一方、ショパンの《12のエチュード》op.25は、超絶技巧と詩情を兼ね備えた傑作である。調性の解体へ向かった20世紀の構造美と、調性の魅力を極めた19世紀の詩情。その両極が響き合いながら、一夜の大きなアーチを描いてゆく。
その中心に置かれるのが、藤倉大の新作《Quiet Offering》の日本初演である。秋山エマ氏とアヴデーエワ自身が共同委嘱したこの作品は、ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》と《高雅で感傷的なワルツ》に挟まれて演奏される。失われた時代への憧憬と繊細な色彩感覚に満ちたラヴェルの音楽は、藤倉の新たな創造と響き合いながら、過去と現在を結ぶ架け橋となるだろう。その豊かな想像力と鋭敏な感性が紡ぐ時間を、ぜひ会場で体験していただきたい。
飯田 有抄(クラシック音楽ファシリテーター)
Profile

ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
Yulianna Avdeeva, piano
2010年のショパン国際コンクールで優勝。アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者であり、気高い情熱とヴィルトゥオジティを併せもつピアニストである。彼女のの「自発的で劇的な起伏に富んだ」演奏は「深みと彩りに満ち」ており、その「揺るぎないテクニックはもとより、ひたむきな情熱と音楽性によって、常に抜きん出ている」(英紙『ザ・テレグラフ』)。近年はベルリン・ドイツ響、モントリオール響、ケルンWDR響などと共演し、シカゴ響には2023/24年シーズンにデビューを飾った。ベルリンのピエール・ブーレーズ・ザール、ウィーン・コンツェルトハウス、ニューヨークのカーネギーホールなどで演奏し、最近ではザルツブルク音楽祭やアムステルダムのコンセルトヘボウにリサイタル・デビューを果たしている。2025年にゲヴァントハウス管とボストン響が共同で立ち上げた、ショスタコーヴィチ没後50年を記念する音楽祭で「24の前奏曲とフーガ」を全曲演奏したことは特筆され、この曲集はプラハやベルリン、日本など世界各地でも演奏している。録音も多く、近年はPENTATONEレーベルから『Resilience(復活の力)』(2023)、『ショパン:Voyage(ボヤージュ)』(2024)、『ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ(全曲)』(2025)を発表。ショスタコーヴィチの録音は、第1回新レコード・アカデミー賞を受賞した。ECMレーベルでのクレーメルとの共演によるヴァインベルクの室内楽作品集(2017、2019も高い評価を得ている。
SCHEDULE
2026 12.1 tue.
PROGRAMA
- ブーレーズ
- 12のノタシオン
- ラヴェル
- 亡き王女のためのパヴァーヌ
-
[秋山エマ&ユリアンナ・アヴデーエワ共同委嘱作品] - 藤倉 大
- Quiet Offering for piano(日本初演)
-
- ラヴェル
- 高雅で感傷的なワルツ
- ショパン
- 12のエチュード op.25