LSO Brass Quintet
ロンドン交響楽団(LSO)ブラス・クインテット
コンサート、録音、映像を通じて聴かせる最高峰の演奏から世界各地で展開する音楽教育やコミュニティ・プログラムに至るまで、ロンドン交響楽団(LSO)の活動に一貫しているのは、「多くの人々に素晴らしい音楽を届けたい」という信念である。LSOは1904年創設。音楽家の芸術的主導権とパートナーシップを重んじる自主運営オーケストラの起業家精神は、今も変わらず受け継がれている。
LSOブラス・クインテットは、1970年代に世界的名手バリー・タックウェル、デニス・ウィック、ウィリー・ロン、ハワード・スネルらがLSO在籍中に結成した金管アンサンブルである。以来、チューバの世界的ソリスト、ジョン・フレッチャーや伝説的なトランペット奏者モーリス・マーフィーなど、数々のLSOプレーヤーたちがそのメンバーとして活躍してきた。幅広いレパートリーと多彩な演奏スタイルに定評があり、2014年1月の日本ツアーでは、バッハ、スカルラッティ、さらに20世紀のブロードウェイ・ナンバーやアメリカ音楽を混じえたプログラムで観客を魅了した。
彼らは、LSOのメンバーとして、本拠地であるロンドンのバービカン・センターでのコンサートや国外ツアーといった演奏活動をこなすだけでなく、コミュニティのための音楽活動や教育プログラム『LSOディスカバリー』にも熱心に取り組んでいる。また、『スター・ウォーズ』、『スーパーマン』、『イミテーション・ゲーム』、『英国王のスピーチ』、『シェイプ・オブ・ウォーター』、『インディアナ・ジョーンズ』など、数々の映画のサウンドトラックでも彼らの演奏を聴くことができる。
本日のプログラムでは、トランペット2本、ホルン、トロンボーン、チューバの5人で皆さまを、時代を巡る旅へとお連れします。バロック初期のメイナードとシャイトにはじまり、プッチーニの時代を経てガーシュウィンのジャズ・エイジへ。どうぞお楽しみください!
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