ARTISTSアーティスト

ピアノ ユリアンナ・アヴデーエワYulianna Avdeeva

PROFILE


 2010年ショパン国際コンクールの覇者。アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者として脚光を浴びる。
 モスクワ生まれ。グネーシン特別音楽学校を経て、2003年よりチューリッヒ芸術大学(スイス)にてシチェルバコフに師事。並行してモスクワ・グネーシン音楽院のトロップのもとでも学んだ。2008年に両校を卒業後、W.G.ナボレ主催のコモ湖国際ピアノ・アカデミーにて、バシュキロフ、ベルマン、フー・ツォンらの薫陶を受けた。
 これまで、ギルバート指揮NYフィル、デュトワ指揮NHK響、ブロムシュテット指揮チェコ・フィル、ホーネックおよびペトレンコ指揮フィンランド放送響、ブリュッヘン指揮18世紀オケのほか、ロンドン・フィル、ベルリン放送響、ローマ・サンタチェチーリア管等と共演。
 録音では、東日本を支援するため、2011年秋にチャリティCD『ショパン:ソナタ第2番「葬送」/英雄&幻想ポロネーズ』(KAJIMOTO)、2013年にブリュッヘン指揮18世紀オケとの『ショパン:ピアノ協奏曲第1・2番』(NIFC)をリリース。最新盤は、MIRAREレーベルからシューベルト、プロコフィエフ、ショパンのCDを発売中。

 ロシア出身のピアニスト ユリアンナ・アヴデーエワが輝かしい[ピッツバーグ響]デビューを飾った。「ピアノ協奏曲 第21番」においてアヴデーエワは、魅力あふれる率直さでモーツァルトの様式を見事に提示した。彼女の手にかかると、モーツァルトの音楽は気取りや感傷に背を向ける。

 

(Mark Kanny/米「Pittsburgh Tribune」/2013年10月)


 最初の一音が、すでに音楽的かつ知的な洗練の極みを示していた。その音色に対する筆舌に尽くせぬセンスは、驚異、の一言に尽きる。アヴデーエワが引き出した半透明で神秘的なメッツァ・ヴォーチェは、ブラームスならではの親密さに満ちていた。彼女のスレンダーなヴィジュアルから発せられるパワーがその頂点に達すると、雷鳴のごとき轟音が響きわたる。しかしその“轟音”は、音楽がそれを必要とする時にだけ、適切に引き起こされるのだ。

(Jessica Duchen/2014年1月)


 2010年にワルシャワで開催された第16回ショパン国際コンクールの覇者。クリスティアン・ツィメルマン最優秀ソナタ演奏特別賞も同時に受賞し、コンクール史上、マルタ・アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者として一躍脚光を浴びる。その後、ギルバート指揮ニューヨーク・フィル、デュトワ指揮NHK交響楽団、ブロムシュテット指揮チェコ・フィル、ホーネックおよびペトレンコ指揮フィンランド放送響、ユロフスキ指揮ロンドン・フィル、ヤノフスキ指揮ベルリン放送響、ホーネック指揮ピッツバーグ響、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラのほか、ローマ・サンタチェチーリア管やエイジ・オブ・エンライトゥンメント管、ワルシャワ・フィル、ポーランド国立放送管、ベルギー王立リエージュ・フィル、パシフィック響等と共演し、磨き抜かれた高度なテクニックと深く真摯な音楽解釈が絶賛されている。
 世界各地で行っているリサイタルでは、ショパン作品とともにJ.S.バッハやハイドン、モーツァルト、プロコフィエフ、ラヴェル、リストなどの作品も披露。ショパンに留まらないこだわりのプログラミングと鮮麗なピア二ズムを通して、独自の音楽世界を提示している。
 

***


 1985年、モスクワ生まれ。5歳より、突出した才能のある若手音楽家のためのグネーシン特別音楽学校にて、エレナ・イヴァノワのもとでピアノを学ぶ。2003年、スイスに留学しチューリッヒ芸術大学にてコンスタンティン・シチェルバコフに師事し、2006年から09年まで、シチェルバコフの助手を務めた。並行して、故郷モスクワでも勉強を続け、グネーシン音楽院のウラディーミル・トロップのもとで学んだ。2008年、チューリッヒおよびモスクワの学校をトップレヴェルの成績で卒業。同年よりW.G.ナボレ主催のコモ湖国際ピアノ・アカデミーにて、バシュキロフ、ベルマン、フー・ツォンら著名なピアニストたちの薫陶を受けた。
 これまで、ロンドンのバービカン・センター、チャイコフスキー記念モスクワ音楽院大ホール、マリインスキー劇場、パリのサル・コルトー、ウィーンのベーゼンドルファー・ホール、ワルシャワのフィルハーモニア、ブレーメンのグロッケ、チューリッヒのトーンハーレ等で演奏。マントン音楽祭、ワルシャワの「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭、アルトゥール・ルービンシュタイン音楽祭、サンクトペテルブルクのミュージカル・オリンパス音楽祭、フランスのラロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、香港アーツ・フェスティバル等の国際音楽祭から招かれている。
 室内楽にも積極的に取り組み、ベルリン・フィルのメンバーによるアンサンブル「フィルハーモニア・カルテット・ベルリン」やヴァイオリンのユリア・フィッシャーらと定期的に共演。フィッシャーとはメニューイン・グシュタード・音楽祭でデュオ・リサイタルのほかメンデルスゾーンの「ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲」を披露。2014年秋にはフィッシャーとのヨーロッパ・ツアーも予定されている。
 録音では、東日本大震災の被災地を支援するため、2011年秋にチャリティCD『ショパン:ソナタ第2番「葬送」/英雄&幻想ポロネーズ』(KAJIMOTO)をリリース。同年に仙台の常盤木学園高校にてチャリティコンサートも行っている。2013年3月にリリースされたブリュッヘン指揮18世紀オーケストラとの共演による『ショパン:ピアノ協奏曲第1・2番』(NIFC)で、アヴデーエワは1849年製のヒストリカル・ピアノでの演奏でこの録音に参加している。最新盤は、MIRAREレーベルから『シューベルト:3つのピアノ曲/プロコ フィエフ:ピアノ・ソナタ第7番Op.83/ショパン:24 の前奏曲Op.28』を発売中。

●CD情報

「ショパン ソナタ第二番「葬送」 英雄&幻想ポロネーズ」


収録曲目
ショパン/ Frédéric Chopin (1810-1849)
(1) ポロネーズ第7番 変イ長調 op.61 「幻想ポロネーズ」/ Polonaise No.7 in A flat major op.61 "Polonaise Fantasie"
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35 / iano Sonata No.2 in B-flat minor op.35
(2) Grave - Doppio movimento
(3) Scherzo
(4) Marche funebre. Lento → 試聴する
(5) Finale. Presto
(6) スケルツォ第4番 ホ長調 op.54 / Scherzo No.4 in E major op.54
(7) ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53 「英雄ポロネーズ」/ Polonaise No.6 in A flat major op.53 "Heroique"


購入可能店舗などのご案内→

VIDEO&MUSIC

GALLERY

PAGEUP