NEWS

ニュース

サー・アンドラーシュ・シフ、2026年3月に再び来日してソロ・リサイタル開催──11/27(木)から先行発売開始 サー・アンドラーシュ・シフ、2026年3月に再び来日してソロ・リサイタル開催──11/27(木)から先行発売開始

先日、高松宮殿下記念世界文化賞音楽部門を受賞したことも話題となった、現代最高のピアニストのひとり、サー・アンドラーシュ・シフが来年3月に再び来日!
今度はソロ・リサイタルを行います。
カジモト・イープラス会員限定先行受付が、11/27(木)からスタートです。

©Nadja Sjöström

[サー・アンドラ─シュ・シフ ピアノ・リサイタル2026]
https://www.kajimotomusic.com/concerts/andras-schiff-2026/

2026年
3月24日(火)18時30分 しらかわホール(名古屋)
3月26日(木)18時30分 住友生命いずみホール(大阪)
3月27日(金)18時30分 住友生命いずみホール(大阪)

【3/24・3/26・27】
曲目は、当日ステージ上でシフのトークを交えながら発表します。

4月1日(水)19時  サントリーホール(東京)

J.S.バッハ:「フーガの技法」BWV1080(全曲) *休憩なし

〈チケット料金〉
【3/24】  S¥12,000 A¥9,000
【3/26・27】S¥13,000 A¥10,000
【4/1】    S¥17,000 A¥13,000 B¥9,000

主催:KAJIMOTO
共催:しらかわホール(3/24)
   一般財団法人住友生命福祉文化財団(3/26・27)

カジモト・イープラス会員限定先行受付
11月27日(木)12時 ~ 11月30日(日)18時
https://www.kajimotomusic.com/concerts/andras-schiff-2026/

一般発売
2025年12月6日(土)10:00

コロナ禍が落ち着いた頃からここ数年というもの、この現代最高のピアニストが毎年日本を訪れてくれているのは嬉しい限りです。2025年はソロ・リサイタルではありませんでしたが、彼が創設した室内オーケストラ、カペラ・アンドレア・バルカと共に3月に来日し、弾き振りでJ.S.バッハやモーツァルトの協奏曲、そして交響曲まで指揮をしました。この公演は文字通りの「室内楽」で、志も音楽性も高い音楽家たちによる親密な交歓。演奏家たちだけでなく、聴衆とも心通う、なんとも妙なるひとときでありました。

皆さまももうご存じの通り、こうして心通う演奏会を実現するためにシフは近年では曲目を事前に公開せず、ユーモアを交えたトークをしながら、「では、今度は◯◯作曲の◯◯を弾きますね」といった具合に公演を進めます。それはとてもアットホームな雰囲気です。流れやプログラミングはその時々で様々であり、むしろその流れがシフの感興をいっそう高めているかのよう。実際近年のシフのピアノは精妙さを超え、限りなく自由で輝きが増し、聴いている私たちはまるで澄んだ光に包まれるような思いになります。またしても楽しみな時がやってきますね!

もっとも今回、名古屋公演と大阪公演ではそのスタイルをとりますが、東京サントリーホール公演(ここでのリサイタルは2014年以来!)だけは曲目が発表されています。
J.S.バッハが晩年にたどり着いた、幾何学的、抽象的な音の極限への可能性を示す「フーガの技法」です。
このバッハ畢生の曲集を、シフは以前から70歳になったら弾きたいと言っていて、欧米では既に数か所で弾いています。殊にバッハの音楽を大切にし、専門家からも愛好家からも評価が高いシフに「フーガの技法」は、たとえば近年の日本でやはりこの曲集の全曲演奏をした、ピエール=ロラン・エマールやダニール・トリフォノフとはかなり違った肌合いや質感のものになるのではないでしょうか?
バッハの辿り着いた地点とシフが辿り着いた地点が交錯するところ、そこにはどんな世界が待っているのでしょう。

https://www.kajimotomusic.com/concerts/andras-schiff-2026/

LATEST NEWS

最新ニュース