Daishin Kashimoto
Yu Kosuge
Claudio Bohórquez
樫本 大進 × 小菅 優 × クラウディオ・ボルケス トリオ 2026
DATE
2026.7.2thu.
19:00
2026年7月2日(木) 19:00 開演(18:30 開場)
VENUE
PROGRAM
- モーツァルト
- ピアノ三重奏曲 ト長調 K.564
- 武満 徹
- ビトゥイーン・タイズ
- シューベルト
- ピアノ三重奏曲 変ホ長調 D897「ノットゥルノ」
- メンデルスゾーン
- ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49
TICKET
- 全席指定 S席 9,000円
- A席 8,000円
- B席 7,000円
主催:KAJIMOTO/ジャパン・アーツ
TICKET
出演
樫本 大進(ヴァイオリン)
小菅 優(ピアノ)
クラウディオ・ボルケス(チェロ)
夢を現実にしてくれた二人との、濃密で幸福なアンサンブル
私は一人っ子なので、子供の頃から兄のような尊敬できる存在に憧れていた。そんな私の夢を現実にしてくれたのがこの二人だ。樫本大進さんの音楽への真摯な姿勢、知性、内から溢れ出るような深い感情にいつも心が動かされる。そして、常に動じない温かい落ち着き、飾らない自信に満ちているクラウディオ・ボルケスさん。彼の類まれな、これこそ自然体、と確信できる素晴らしい音楽性にいつも安心感を得る。厚い信頼を置くことができ、尊敬して止まない彼らと、2019年以来となるツアーを再びできるのは、私にとってこの上ない幸せだ。
大進さんと20年前、初めて共演した曲はモーツァルトのソナタだった。今でも私たちにとって思い出深い、大事な作曲家だ。今回演奏する最後のピアノ三重奏曲はモーツァルトらしいユーモアと軽やかさの中に、晩年の美しい切なさが滲み出ている隠れた名曲だと思う。そして武満徹の「ビトウィーン・タイズ」が、神秘的な響きの海へと私たちを誘う。シューベルトの「ノットゥルノ」は、シンプルでありながら「美しい」という言葉がふさわしい、内省的な深さに満ちている。
後半はメンデルスゾーンの傑作、ピアノ三重奏曲第1番を演奏する。ニ短調という悲しみの絶頂とも思える調性の、熱く感情的な第1楽章から、優しさに溢れる緩徐楽章、妖精が踊るかのようなニ長調のスケルツォと、興奮と緊張感が最後のクライマックスへと導く最終楽章。弾くたびに、ここまでの名曲であることに気付かされる、素晴らしい作品だ。
ピアノ・トリオという、室内楽の中でも重要で濃密なアンサンブルの編成で、ときには真剣な、ときには愉快な対話によって、お客様と共にどんな音楽の時間が築けるのか、今から楽しみでならない。
小菅 優(ピアニスト)
Profile

樫本 大進(ヴァイオリン)
Daishin Kashimoto, Violin
フリッツ・クライスラー、ロン=ティボーの両国際音楽コンクールでの1位など、5つの権威ある国際コンクールで優勝。マゼール、小澤征爾、ヤンソンス、P.ヤルヴィなど著名指揮者のもと、国内外のオーケストラと共演。室内楽でも、クレーメル、堤剛などと共演を重ね、現在、兵庫県で「ル・ポン国際音楽祭~赤穂・姫路」を音楽監督として率いている。主なCDに、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(ワーナー・クラシックス)など。2010年にはベルリン・フィル第1コンサートマスターに正式就任。ソリスト活動と並行し、ヨーロッパ楽壇の最前線で活躍している。これまで、恵藤久美子、田中直子、ザハール・ブロン、ライナー・クスマウルに師事。使用楽器は、株式会社クリスコ(志村晶代表取締役)から貸与された1744年製デル・ジェス「ド・ベリオ」。

小菅 優(ピアノ)
Yu Kosuge, Piano
2005年カーネギーホールで、翌06年にはザルツブルク音楽祭でそれぞれリサイタル・デビュー。ドミトリエフ、デュトワ、小澤らの指揮でBBC響やNDRエルプフィルと共演。10年ザルツブルク音楽祭でポゴレリッチの代役として出演。その後も世界的な活躍を続ける。現在は様々なベートーヴェンのピアノ付き作品を徐々に取り上げる新企画「ベートーヴェン詣」に取り組む。14年に第64回芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞、17年に第48回サントリー音楽賞受賞。録音は、ソニーから発売している『藤倉大:ピアノ協奏曲<インパルス>&WHIM/ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調』(第77回文化庁芸術祭優秀賞受賞)をはじめ数多い。2017年から4年にわたり、4つの元素「水・火・風・大地」をテーマにしたリサイタル・シリーズ『Four Elements』を開催し好評を博した。2023年よりピアノ・ソナタに焦点をあてた新プロジェクト”ソナタ・シリーズ”を始動。

クラウディオ・ボルケス(チェロ)
Claudio Bohórquez, Violoncello
ペルーとウルグアイ出身の両親を持ちドイツに生まれる。「ジュネーヴ国際音楽コンクール」優勝、第1回「パブロ・カザルス国際コンクール」で第1位および特別賞を受賞。ソリスト活動の傍らベルリンのハンス・アイスラー音楽大学の客員教授、シュトゥットガルト音楽大学の教授を務める。ドレスデン国立歌劇場管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、パリ管、スイス・ロマンド管、チェコ・フィル、ボストン響、シカゴ響、N響、バレンボイム、エッシェンバッハ、マリナー、大植英次らと共演。タングルウッド音楽祭、ロッケンハウス音楽祭など世界各地の音楽祭に出演。使用楽器は、バーデン=ヴュルテンベルク州立銀行から贈られたチェロ「G.B.ロゲーリ」。
SCHEDULE
PROGRAM
- モーツァルト
- ピアノ三重奏曲 ト長調 K.564
- 武満 徹
- ビトゥイーン・タイズ
- シューベルト
- ピアノ三重奏曲 変ホ長調 D897「ノットゥルノ」
- メンデルスゾーン
- ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49