Ayana Tsuji
J.S. Bach
Sonatas and Partitas
for Solo Violin

辻 彩奈
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン
ソナタ&パルティータ全曲演奏会

©Makoto Kamiya

DATE

2027.2.18thu.
18:00

2027年2月18日(木) 18:00 開演(17:30 開場)

PROGRAM

J.S. バッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004

TICKET

  • 全席指定¥5,000

主催:KAJIMOTO
協賛:名古屋宗次ホール
後援:ソニー・ミュージックレーベルズ

TICKET

一般発売
2026年10月9日(金)10:00

出演
辻 彩奈(ヴァイオリン)

豊穣な経験を映す8年ぶりの挑戦

 ヴァイオリニストが顕著な飛躍を遂げる契機としてまず挙げられるのが、「J.S.バッハ:無伴奏ソナタ&パルティータ」全6曲の演奏だ。俊英世代きっての逸材・辻彩奈も2019年1月に同公演を実施。時代様式を踏まえた上でパッショネイトな音楽を聴かせ、一段の進化を示している。辻の魅力は“自身の言葉”で奏でる雄弁かつ濃密な音楽。音に艶があり、音楽に訴求力がある。聖典を弾くことでそれらがいっそう深まったのだ。

 だが彼女はその後、ジョナサン・ノット指揮スイス・ロマンド管弦楽団やマルタ・アルゲリッチ等の一流演奏家と共演し、フランスへ留学して大家レジス・パスキエに師事。またコロナ禍における多数の代役で幅広い協奏作品を弾いている。リサイタルでもフランスの達人エマニュエル・シュトロッセをはじめとする様々なピアニストと共演しながらレパートリーを拡充し、技巧的な難曲にも挑戦。ソニーからブラームスのソナタや協奏曲など2枚のCDもリリースしている。

 そして2027年2月、2年に一度の東京での自主公演で、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲を再び披露する。

 共演者のいない無伴奏曲には奏者が持つ全てが映し出される。しからば今回は、前記の種々の経験を生かしたさらに上の境地を期待して当然だ。辻はこの数年間、随時バッハの無伴奏曲を弾いており、その成果も反映されるであろう。8年ぶりとなる最重要作品の全曲演奏会で、王道の名手への軌跡をぜひとも体感したい。

柴田克彦(音楽評論家)

Profile

辻 彩奈(ヴァイオリン)
Ayana Tsuji, Violin

 1997年岐阜県生まれ。東京音楽大学卒業。2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位、併せて5つの特別賞を受賞。11歳にて名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演。これまでに、モントリオール交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル管弦楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団などと共演している。また室内楽においては、阪田知樹、藤田真央、マルタ・アルゲリッチの各氏らとの共演を行っている。2017年「岐阜県芸術文化奨励」、2018年「第28回出光音楽賞」、2023年「第24回ホテルオークラ音楽賞」を受賞。
 ヴァイオリンを小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎、レジス・パスキエの各氏に師事。2019年4月、ジョナサン・ノット指揮/スイス・ロマンド管弦楽団とジュネーヴおよび日本にてツアーを実施し、その艶やかな音色と表現によって各方面から高い評価を得た。2024年2月、愛知室内オーケストラにて「権代敦彦:時と永遠を結ぶ絃 ~ヴァイオリンとオーケストラのための(第72回尾高賞受賞)」を世界初演。2026年7月、ソニーミュージックより「ブラームス&グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲(大阪フィル&東京フィル)」をリリースし各地で大きな反響を呼んでいる。使用楽器は、宗次コレクションより貸与の Joannes Baptista Guadagnini 1748。