SIR ANDRÁS SCHIFF
PIANO RECITAL
サー・アンドラーシュ・シフ
ピアノ・リサイタル 2020
Piano
Sir András Schiff
NEWS
DATE
2020.3.12thu.
19:00
2020年3月12日(木) 19:00 開演(18:30 開場)
VENUE
PROGRAM
- メンデルスゾーン
- 幻想曲 嬰ヘ短調 op.28「スコットランド・ソナタ」
- ベートーヴェン
- ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 op.78「テレーゼ」
- ブラームス
- 8つのピアノ小品 op.76
- ブラームス
- 7つの幻想曲集 op.116
- J.S.バッハ
- イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811
TICKET
- S¥14,000
- A¥11,000
- B¥8,000
- C¥6,000
- プラチナ券¥19,000
主催 : KAJIMOTO
共催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協力:ユニバーサル ミュージック合同会社
DATE
2020.3.17tue.
19:00
2020年3月17日(火) 19:00 開演(18:30 開場)
VENUE
大阪/住友生命いずみホール
PROGRAM
- シューマン
- 精霊の主題による変奏曲 WoO24
- ブラームス
- 3つの間奏曲 op.117
- モーツァルト
- ロンド イ短調 K.511
- ブラームス
- 6つのピアノ小品 op.118
- J.S.バッハ
- 平均律クラヴィーア曲集第1巻から
プレリュードとフーガ第24番 ロ短調 BWV869 - ブラームス
- 4つのピアノ小品 op.119
- ベートーヴェン
- ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 op.81a「告別」
TICKET
- S¥14,000
- A¥11,000
- B¥8,000
- C¥6,000
- プラチナ券¥19,000
主催 : KAJIMOTO
共催:いずみホール
[一般財団法人 住友生命福祉文化財団]
協力:ユニバーサル ミュージック合同会社
DATE
2020.3.19thu.
19:00
2020年3月19日(木) 19:00 開演(18:30 開場)
VENUE
PROGRAM
- シューマン
- 精霊の主題による変奏曲 WoO24
- ブラームス
- 3つの間奏曲 op.117
- モーツァルト
- ロンド イ短調 K.511
- ブラームス
- 6つのピアノ小品 op.118
- J.S.バッハ
- 平均律クラヴィーア曲集第1巻から
プレリュードとフーガ第24番 ロ短調 BWV869 - ブラームス
- 4つのピアノ小品 op.119
- ベートーヴェン
- ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 op.81a「告別」
TICKET
- S¥14,000
- A¥11,000
- B¥8,000
- C¥6,000
- プラチナ券¥19,000
主催 : KAJIMOTO
共催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協力:ユニバーサル ミュージック合同会社
その音楽の美しさ、豊かさは人間の幅広さから
──至高のピアニスト、シフを聴く愉しみ
TEXT BY KAJIMOTO
現代最高のピアニスト、サー・アンドラーシュ・シフ──こう書いても異論はないだろう。いや、フォルテピアノでもあれだけ見事なベートーヴェンやシューベルトを弾くのだから「ピアニスト」を「鍵盤奏者」にすべきか。さらに自ら結成したカペラ・アンドレア・バルカ(2019年秋に初来日)では交響曲まで指揮するのだから、もはや「現代最高の音楽家」であろう……シフへの賛辞は止めどがない。シフが弾くと演奏家が透明になり、作曲家の精神が聴きてにそのまま届くようだ、とは世界中の評から聞こえてくる言葉。そこに年々深みや広大さ、輝きや愉悦までもが「力強く」加わっているように思う。
あの美しく深い音、音楽。なぜシフはこんなにも凄くなったのか?それを考えるのは野暮というものだ。彼は元々才能あふれる若手としてスタートしたのだし、人と争うようなコンクールを嫌い(国の政策でチャイコフスキー・コンクールには出場)、音楽の内実だけを見つめ、作曲家、楽曲の探求、多彩な音色の模索を続け、ひたすら精進してきたのだから。それゆえに良き音楽仲間に恵まれ、また尊敬されてきた。
その上で思い出したり想像してみる── シフは教育に力を入れ、教えるのが上手い。教える、ということは自分がやっていることを含め、すべてに高度な客観性をもつということだ。シフはツアーの移動中によく本を読んでいる。頭の中には常に広く深い知識の蓄積があるのだ。シフは映画が好きで、ある時「ロンドンで日本の上質なコメディ映画を観た。監督の名は忘れたが…」と言うのでストーリーを聞くと、それは三谷幸喜の作品。そうした機知に富む愉しみも忘れない人だ。こうして人間としての幅広さが、シフをこの上なく偉大なマエストロにしている一因なのだと思う。今回の演奏曲目とて、そうした末の賜物であって、シフを聴くことは人間の営んできた文化そのものを体験することにつながる。さらなる期待あれ。
PROFILE
サー・アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
Sir András Schiff, Piano
代最高の鍵盤奏者のひとりで、1953年ブダペスト生。リスト音楽院でカドシャ、クルターク、ラードシュらに学び、さらにロンドンでG.マルコムに師事。活動の大半はJ.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、バルトークらの鍵盤作品によるリサイタルや全曲演奏会である。ヨーロッパ室内管やフィルハーモニア管の弾き振りも多く、1999年には友人の名高いソリストや室内楽奏者に自ら声をかけ、室内オーケストラ、カペラ・アンドレア・バルカを創設した。2019年秋にはシフの弾き振りでこの楽団が初来日し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を演奏。
ボンのベートーヴェン・ハウスやウィーン・コンツェルトハウスの名誉会員、ゴールデン・モーツァルト・メダル、ロイヤル・フィルハーモニック協会のゴールド・メダルや様々な勲章など受賞も多く、2014年にはナイト爵位を授与された。若い才能へのサポートも惜しまず、彼らに演奏の場を提供する“ビルディング・ブリッジ”シリーズを続けている。
録音も膨大で、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集に続き、ECMレーベルからシューベルトの後期ピアノ作品集をリリース。これらは自身が所蔵する1820年ウィーン製のフランツ・ブロードマンのフォルテピアノで弾かれている。
また2017年には著書「静寂から音楽が生まれる」が、ベーレンライター &ヘンシェル社から刊行。
SCHEDULE
2020 3.12 thu.
2020 3.17 tue.
2020 3.19 thu.
PROGRAMA
- メンデルスゾーン
- 幻想曲 嬰ヘ短調 op.28「スコットランド・ソナタ」
- ベートーヴェン
- ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 op.78「テレーゼ」
- ブラームス
- 8つのピアノ小品 op.76
- ブラームス
- 7つの幻想曲集 op.116
- J.S.バッハ
- イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811
PROGRAMB
- シューマン
- 精霊の主題による変奏曲 WoO24
- ブラームス
- 3つの間奏曲 op.117
- モーツァルト
- ロンド イ短調 K.511
- ブラームス
- 6つのピアノ小品 op.118
- J.S.バッハ
- 平均律クラヴィーア曲集第1巻から
プレリュードとフーガ第24番 ロ短調 BWV869 - ブラームス
- 4つのピアノ小品 op.119
- ベートーヴェン
- ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 op.81a「告別」