NICHOLAS
ANGELICH
PIANO
RECITAL

ニコラ・アンゲリッシュ
ピアノ・リサイタル 2019

Piano

Nicholas Angelich

©Jean-François

NEWS

DATE

2019.10.15tue.
19:00

2019年10月15日(火) 19:00 開演(18:30 開場)

VENUE

東京/紀尾井ホール

PROGRAM

J.S.バッハ(ブゾーニ編)
コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV659
ブラームス
7つの幻想曲集 op. 116
ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op. 27-2「月光」
シューマン
クライスレリアーナ op. 16

TICKET

  • 全指定席¥7,000
  • プラチナ券¥12,000

主催 : KAJIMOTO
協力:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン

マルタ・アルゲリッチが絶賛。
「ニコラ・アンゲリッシュ」とは?

TEXT BY KAJIMOTO

ニコラ・アンゲリッシュを知っていますか?

アンゲリッシュは1970年アメリカ生まれのフランス系ピアニスト。13歳でパリ国立音楽院に入学し、アルド・チッコリーニ、イヴォンヌ・ロリオ、ミシェル・ベロフという大家中の大家たちに師事。プルミエ・プリ(1等賞)を授与され、卒業しました。レオン・フライシャーやマリア・ジョアン・ピリスにも学んでいます。以降、コンクールの優勝・受賞歴も数多いことはもちろん、それらを易々と超え、持ち前の信じられないくらい完璧なピアニズムを武器に、現代を代表する演奏家たちとの共演、主要音楽都市、著名音楽祭でのリサイタルを続けること、またそれらへの高い評価など、枚挙に暇がありません。50歳前後では堂々たる現代を代表するピアニストです。

日本で初めて注目されたのは、2004年、クルト・マズア指揮フランス国立管弦楽団・日本ツアーのソリストとして来日し、難曲で知られるブラームス「ピアノ協奏曲第2番」を苦もなく鮮やかに弾き切った折。それからラ・フォル・ジュルネへの出演や日本のオーケストラとの共演は少ないながらありましたが、この名手の本格的リサイタルはファンの間から待望されていました。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、第5番「皇帝」〜1892年製プレイエル・ピアノによる(UHQCD)
¥2,800+消費税/WPCS-13792/発売:ワーナーミュージック・ジャパン

女王アルゲリッチは語る

現代最高のピアニスト、アルゲリッチもアンゲリッシュを度々いくつかの音楽祭に招いています。2003年のヴェルビエ音楽祭では8台のピアノ(!)でワーグナー「ワルキューレの騎行」を弾くという企画があった際、アンゲリッシュは、アルゲリッチ、キーシン、アックス、ラン・ラン、アンスネスらと共にそれを弾いています(当時NHK-BSで放映)。

去る4月、来日したアルゲリッチはアンゲリッシュのことを、こう語りました。

「ニコラのことは何年も前、彼が若い時からよく知っていてよく共演もしています。しかし、間もなく50歳を迎える彼が日本であまり知られていないなんて、信じられないわ! だってニコラは私がサポートなんてする必要はまったくなく、ヨーロッパでは素晴らしいキャリアを積んで充実した活動をしているのに。彼は真摯で謙虚。インテリジェントで本当に素晴らしい音楽を聴かせてくれます。彼に『スター』という感覚はないかもしれないけれど、音楽家としてこういう態度はとても大事だし、ニコラのようなピアニストにこそ人々の関心が強まることを望んでいます」

Chopin i Jego Europa, 19.08.2017 (17:00) Nicholas Angelich

PROFILE

ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
Nicholas Angelich, Piano

1970年アメリカ生まれ。5歳で母からピアノの手ほどきを受け、7歳でモーツァルトのピアノ協奏曲K.467を弾き演奏会デビュー。13歳でパリ国立高等音楽院に入学し、アルド・チッコリーニ、イヴォンヌ・ロリオ、ミシェル・ベロフ、マリー=フランソワーズ・ビュケに師事した。ピアノと室内楽で1等賞を授与され、同音楽院を卒業。 

レオン・フライシャー、ドミトリー・バシキーロフ、マリア・ジョアン・ピリスのマスタークラスも受講。クリーヴランドのロベール・カサドシュ国際ピアノ・コンクールで第2位(1989年)、ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクールで第1位(1994年)に輝く。ドイツでは、フライシャーの推薦でルール・ピアノ音楽祭の新人賞を受賞。2013年と19年フランスのヴィクトワール・ド・ラ・ミュジクより年間最優秀器楽奏者に選出された。

2003年5月、クルト・マズアの指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番の独奏を務め、ニューヨーク・フィルハーモニックにデビュー(リンカーン・センター)。マズア指揮フランス国立管弦楽団の日本ツアーでは、ブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏した。2007年10月にはウラディーミル・ユロフスキよりモスクワに招かれ、ロシア・ナショナル管弦楽団のシーズン・オープニング・コンサートに出演した。 

ロンドン、ミュンヘン、ジュネーヴ、アムステルダム、ブリュッセル、ルクセンブルク、ローマ、リスボン、ブレシア、東京、パリを始め、各地でリサイタルを行っており、ヴェルビエ音楽祭、マルタ・アルゲリッチ主宰のルガーノ音楽祭より定期的に招かれている。2009年7月には、ヤニック・ネゼ=セガン指揮スコットランド室内管弦楽団との共演で、BBCプロムスへのデビューを果たした。 

©Jean Francois Leclercq / Erato

古典派・ロマン派作品を得意とし、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲やリストの《巡礼の年》全曲を世界中で演奏。さらに20・21世紀の音楽にも関心を寄せ、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、バルトーク、ラヴェル、メシアン、シュトックハウゼン、ピエール・ブーレーズ、エリック・タンギーらの作品を演奏。ブルーノ・マントヴァーニの《Suonare》、ピエール・アンリの《オーケストラのないピアノ協奏曲》、バティスト・トロティニョンのピアノ協奏曲《Different Spaces》(Naïveレーベルに録音)をそれぞれ初演している。 

レコーディングでは、代表的なソロ・アルバムに、『ラフマニノフ:ピアノ作品集』(Harmonia Mundi)、『ラヴェル:ピアノ作品集』(Lyrinx)、『リスト:巡礼の年』(Mirare、「ル・モンド・ド・ラ・ミュジク」Choc賞、「クラシカ」推薦盤)、『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番、第21番「ワルトシュタイン」、第32番』がある。Eratoレーベルとはブラームスに重点を置き、ピアノ三重奏曲(共演:ルノー&ゴーティエ・カプソン、ドイツ・レコード批評家賞)、ヴァイオリン・ソナタ(共演:ルノー・カプソン、ディアパゾン・ドール、「ル・モンド・ド・ラ・ミュジク」Choc賞、「グラモフォン」エディターズ・チョイス、「スケルツォ」特選盤)、ピアノ独奏曲(「ル・モンド・ド・ラ・ミュジク」Choc賞、「BBC ミュージック」優良盤)を録音。さらに諏訪内晶子との共演で『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」、第7番』(Decca)を、パーヴォ・ヤルヴィ指揮hr交響楽団との共演で『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番』(Erato)をリリースしている。このほか、フォーレの室内楽作品、J.S.バッハの《ゴルトベルク変奏曲》、『Dedication:献呈されたピアノ作品~リスト、シューマン&ショパン』などの録音も高い評価を得ている。最新盤は、『ベートーヴェン: 三重協奏曲、ピアノ三重奏曲第4番「街の歌」』(共演:パーヴォ・ヤルヴィ、フランクフルト放送交響楽団、ギル・シャハム、アンヌ・ガスティネル)、またロランス・エキルベイ指揮、インスラ・オーケストラとの最新レコーディング『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番・第5番「皇帝」』も2018年9月にリリース。

SCHEDULE

2019. 10.15 tue.

19:00

東京/紀尾井ホール

[プログラムA]

2019. 10.18 fri.

19:00

東京/NHKホール

[プログラムB]

2019. 10.19 sat.

19:00

東京/NHKホール

[プログラムB]

PROGRAMA

J.S.バッハ(ブゾーニ編)
コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV659
ブラームス
7つの幻想曲集 op. 116
ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op. 27-2「月光」
シューマン
クライスレリアーナ op. 16

PROGRAMB

〈共演〉トゥガン・ソヒエフ(指揮)、NHK交響楽団

ラフマニノフ
パガニーニの主題による狂詩曲 op. 43