©田中恒太郎
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ARTIST
VIOLIN

Takumi Kubota

久保田 巧

東京生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、福島幸雄、西島英子、外山滋、江藤俊哉の各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科を経て、ウィーン・フィルの名コンサートマスター、ヴォルフガング・シュナイダーハン氏に師事。

1983年第2回フリッツ・クライスラー国際コンクール第2位、第3回ミケランジェロ・アバド国際音楽コンクール第1位、そして1984年1位を出さないことで有名な、ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。以来、サヴァリッシュ、ベルクルンド、ギーレン、チェクナヴォリアン等の指揮するミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場管弦楽団らと共演、ヴィンシャーマン&ドイツ・バッハ・ゾリステンの演奏旅行のソリスト等を務める。

1988年、ウィーン・ピアノ四重奏団を結成し、室内楽にも力を入れている。サイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管でも長年に渡り活躍。

1998年よりピアニストのヴァディム・サハロフとリサイタル・ツアーを行い各地で好評を得る。2003年プロコフィエフ没後50周年を記念して録音したソナタ集は、陰影の濃い、スケールの大きな演奏でその力量を高く評価された。

CDも数多く、「バッハ:無伴奏パルティータ集」(日本光ディスク)、「愛の喜び/クライスラー・アルバム」(日本クラウン)、「シューベルト・リサイタル/二重奏曲集」(日本クラウン)、「ベートーヴェン・ソナタ集/クロイツェル・スプリング」(日本クラウン)、「プロコフィエフ/ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番他」(エクストン)、「バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲」などをリリースしている。また2004年に発売した「バッハ:無伴奏パルティータ全曲」(エクストン)は、レコード芸術で特選盤に選ばれ名盤として高い評価を得ている。
2007年からは新しいパートナーとしてピアニストのパウル・グルダと共演。2008年にはブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を開催、緻密で熟成深いアプローチが各紙で絶賛を浴びた。また、同作品はCDリリースされ、同様に非常に高く評価されている。

また、教育の現場でも精力的に活動。桐朋学園大学教授、国立音楽大学客員教授として後進の指導にあたる他、子供を対象としたヴァイオリン・ワークショップも各地で好評を博している。

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