© Patrice Nin
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ARTIST
ORCHESTRA

Orchestre National du Capitole de Toulouse

トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団

1960年代、当時トゥールーズ・キャピトル劇場のオペラやバレエ公演で演奏していたキャピトル管弦楽団とトゥールーズ・ピレネー交響楽団が統合してトゥールーズ・キャピトル管弦楽団が設立された。1968年から2003年まで35年にわたり音楽監督を務め、現在は名誉指揮者であるミシェル・プラッソンが築いた功績は大きく、オーケストラは急速に発展し国際的な名声を高めた。
 1981年に現在のトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団となり、今では125名のメンバーが在籍するオーケストラへと成長した。2005年にトゥガン・ソヒエフが首席客演指揮者および音楽アドバイザーに就任、その後2008年から音楽監督となり、楽団と共に果敢に21世紀の音楽界へと船出した。

この10年間、ソヒエフは団員たちとの音楽活動に全力で取り組み、欧米はもとより、中国、ロシア、日本、南米など、世界各地でツアーを行っている。また、ウィーンのムジークフェライン、ベルリンのフィルハーモニーホール、モスクワのボリショイ劇場、パリのシャンゼリゼ劇場、フィルハーモニー・ド・パリといった一流ホールで定期的に演奏している。
シンフォニー・シーズンに加え、キャピトル劇場のオペラおよびバレエ・シーズンも担当しているほか、エクサンプロヴァンス音楽祭など、数々の国際音楽祭にも定期的に招かれている。2011年には、オペラ・コミック座でプロコフィエフの『修道院での結婚』をキャピトル劇場との共同制作で上演した。

ソヒエフは、より広く聴衆に音楽を届けるためテレビ媒体などメディアの活用にも積極的である。最近では、フランスのテレビチャンネル“フランス2”の『Les Prodiges font leur show』といった番組や“フランス3”の『Victoires de la musique classique』、“フランス・ムジーク”と“フランス3”の『Musiques en fête』ではオランジュの劇場から生放送で出演するなど、テレビ局や番組と精力的なパートナーシップを発揮している。

プラッソンの時代には、長年にわたってEMIクラシックスに60を超える録音を残し、19世紀と20世紀のフランス音楽の発展に大きく貢献した。また、それらの作品の多くは今も彼らの手本となっている。ソヒエフが音楽監督となった今、新たにナイーヴ・クラシックスとレコーディング・プロジェクトを展開する。

現代音楽の演奏にも熱心に取り組んでいる。これまでマントヴァーニやマクミランの曲などを初演したほか、最近では、ソヒエフの指揮でダビ・アサグラによる『前奏曲』とアタイールによる『Nach(t)spiel』の世界初演制作を行った。これらは2016/17年シーズンにピエール・ブーレーズに捧げる作品として生まれた『Samaa Sawti Zaman』より作曲された新作である。また、先のシーズンに向けてマントヴァーニやパスカル・デュサパンといった作曲家たちに委嘱作品の作曲を依頼している。

こういった現代音楽への取り組みと連携して、教育プログラムにも力を入れている。2016年に設立されたオーケストラ指揮者のための国際アカデミーでは、ソヒエフ自身がプロをめざす後進の指導にあたっている。

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