Mihhail Gerts
ミハイル・ゲルツ
エストニアの指揮者ミハイル・ゲルツはローマ・サンタ・チェチーリア国立管、ロイヤル・リヴァプール・フィル、BBC響、アントワープ響、フランス放送フィル(バリトンのマティアス・ゲルネと共演)へ立て続けにデビューし、その「驚くべき緻密さ、表現に富んだ身のこなしや温かみ」から批評家の注目を集めている。最近のハイライトには、ルクセンブルク・フィル、マルセイユ・フィル、ヘルシンキ・フィル、スタヴァンゲル響、フランス国立ロワール管、ブレーメン・フィル、ボン・ベートーヴェン響との初共演などが挙げられる。
アイルランドのRTÉ国立響、ポーランドのシンフォニア・ヴァルソヴィア、ロシア・ナショナル・フィルと定期的に共演しているほか、エストニア国立響とはヴァイオリンのニコラ・ベネデッティをソリストに迎えたドイツ・ツアーを成功させた。
ほかにもアルスター管、オウル・シンフォニア(ハンス・ロットの交響曲第1番を指揮)、N響、大阪フィル、フランス国立リール管と共演。
オペラでは、2015~17年にドイツのハーゲン歌劇場のカペルマイスター兼次席音楽総監督、2007~14年にエストニア国立歌劇場の常任指揮者を務め、在任中に40以上のオペラやバレエに取り組んだ。最近では新演出の《さまよえるオランダ人》を指揮。客演では、フェニーチェ劇場(ヴェネツィア)、ムゼ劇場(アンコナ)、ミハイロフスキー劇場(サンクトペテルブルク)、ベラルーシ国立歌劇場などに登場している。サン=テティエンヌ歌劇場ではバンジャマン・ゴダールのオペラ《ダンテ》を指揮した。
エストニア音楽演劇アカデミーとベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、2011年に博士号を取得。2013~17年には、ドイツ音楽評議会が世界レベルの指揮者養成を目的に才能ある若手を集めて行う指揮者フォーラムに参加した。2014年、ドナテッラ・フリック指揮者コンクールとエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮者コンクールのファイナリスト。
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