Jean-Christophe Spinosi
ジャン=クリストフ・スピノジ
フランスのコルシカに生まれ、現在はブルターニュに在住。ヴァイオリン奏者と指揮者としての両方のキャリアを兼ね備えている。自ら創設したアンサンブル・マテウスを率いるかたわら、客演指揮者として多くの主要なヨーロッパの劇場や音楽祭に参加。アメリカでも2008年にカーネギーホールでデビューを果たした。
2007年からは、アンサンブル・マテウスとともにシャトレ劇場で毎シーズン新作オペラを指揮し、ロッシーニの《試金石》(ピエリック・ソラン演出)、メサジェの 《ヴェロニク》(ファニー・アルダン演出)、モンテヴェルディの《聖母マリアの夕べの祈り》(オレグ・クリーク演出)、ベッリーニの《ノルマ》(ペーター・ムスバッハ演出)などを指揮。現在もシャンゼリゼ劇場、アン・デア・ウィーン劇場、ウィーン国立歌劇場で定期的に公演を行っている。
スピノジは客演指揮者としてもベルリン・ドイツ交響楽団、パリ管弦楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団、トゥールーズ・キャピトル国立歌劇場管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、ウィーン交響楽団、カスティーリャ・イ・レオン管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、バーミンガム市交響楽団など、数多くのオーケストラと定期的に共演している。2021年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にも指揮者として登場。
チェチーリア・バルトリ、マリー=ニコル・ルミュー、フィリップ・ジャルスキーといったアーティストたちとは頻繁に共演しており、彼らとEMIヴァージン・クラシックスのために録音したアルバム『ヒーローズ』は、トリプル・ゴールドを獲得。ドイツ・グラモフォンからリリースされた、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団との『ルシファー』、アンサンブル・マテウスとの『ミロワール』は、いずれもクラシカ誌の「Choc」賞を受賞している。
2017年から2018年にかけては、ストックホルム王立歌劇場でロッシーニの《ラ・チェネレントラ》、ウィーン国立歌劇場で《カルメン》、《セビリアの理髪師》、《ラ・チェネレントラ》の3作の連続上演、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団を率いてのモナコ公国宮殿でのコンサートなども行っている。
近年の活動として、スピノジとアンサンブル・マテウスは、地球温暖化の問題に対する意識を高めるためのプログラム、「ミュージック・フォー・ザ・プラネット」プロジェクトをたちあげた。また、2024年のパリ・オリンピックを視野に入れ、職業高校との共同プロジェクトから、2024年6月のシャンゼリゼ劇場でのヴィヴァルディのオペラの新制作まで、さまざまな形で《オリンピアーデ》をテーマとした活動を展開している。
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