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©Ms. Megumi Smith/The YOLA Heart of LA Youth Orchestra program is a partnership between the Los Angeles Philharmonic Association and Heart of Los Angeles (HOLA).
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  • SPECIAL PROJECT

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音楽による人材育成システム 「エル・システマ」

エル・システマとは~「オーケストラは社会の縮図!」~

音楽による青少年育成を目的として、1975年*ホセ・アントニオ・アブレウ氏の提唱により南米ベネズエラで始まった音楽教育システムです。現在、ベネズエラで約40万人の子どもたちが参加。世界50ヵ国以上で応用プログラムが展開されています。
65億円規模の政府支援のもと、子どもたちは無償で楽器と音楽指導が提供され、子どもたちは、高い演奏技術だけではなく、集団での音楽体験を通じて優れた社会性(忍耐力・協調性・自己表現力)を身につけられるとして、その効果は世界中で注目されています。
犯罪や非行への抑止力としても役割を果たし1990年以降は貧困と青少年の犯罪が深刻な問題であるベネズエラで、健全な市民を育成する社会政策の一環として推進されるようになりました。障害者が参加するプログラムや、刑務所内における更生プログラムとしての実施も行われています。

エル・システマの理念

1. すべての人が経済的事情を懸念することなく、音楽にアクセスできることを保障

2. 集団(オーケストラ)での音楽活動を通じ、コミュニケーション能力を高める

3. 社会規範と自己の個性の表現を両立することを、音楽体験を通じて学ぶ

*ホセ・アントニオ・アブレウ博士

元文化大臣、経済学者であり音楽家である氏は、ユネスコ平和大使に任命されており、世界文化賞、旭日大綬賞、ドイツ文化勲章などを受賞。芸術文化が「裕福な一部の人間だけに享受されてはならない」という信念のもとエル・システマを創設した。「音楽は不幸を希望に変える」として音楽の可能性を追求している。2012年ノーベル平和賞ノミネートの個人188人のうちの1人。

世界的な音楽家も輩出!

プロの音楽家を育てることが目的のプログラムではありませんが、世界で活躍する音楽家が生まれているのもエル・システマの特徴です。

・ロサンゼルス・フィル音楽監督、グスターボ・ドゥダメル

・史上最年少でベルリン・フィルに入団。コントラバス奏者、エディクソン・ルイス

・「歌うトランペット」と称される鮮やかな音色でドイツ・グラモフォンからCDデビュー、フランシスコ(パーチョ)・フローレス

・シモン・ボリバル響、テレサ・カレーニョ・ユース・オーケストラ、ベネズエラ国立児童交響楽団など、高い音楽性と表現力を誇るオーケストラが多数。ルツェルン・フェスティバルやザルツブルク音楽祭からも招待を受け、期待が集まっている。

世界のエル・システマムーブメント

・世界50ヶ国以上に展開。(ラテン・アメリカ諸国、イギリス、スコットランド、韓国、オーストラリアなど。)

・アメリカでは、ニューイングランド音楽院が2009年に立ち上げた「エル・システマUSA」をリソースセンターとして、全国60-70ヶ所でエル・システマ応用プログラムを実施。

・ドゥダメルが音楽監督を務めるロサンゼルス・フィルは、エル・システマを元に「Take a Stand」という音楽教育プログラムを主導。2012年には指導者・研究者を対象にシンポジウムを開催し米国内27州と日本を含め海外13カ国から500人が参加した。

日本におけるエル・システマ

一般社団法人エル・システマ ジャパンが、福島県相馬市の「音楽による生きる力をはぐくむ事業」と協定し、エル・システマの理念に基づいた音楽教育支援を2012年にスタート。震災により厳しい環境に置かれた子どもたちの自己実現の場の拡充を目的に、音楽活動を通じた教育サポートを進めています。2013年には岩手県大槌町の活動もスタート。
詳細はこちらをどうぞ!

高校の英語教科書に「エル・システマ」が登場!

2013年春から、高校生が使用する英語の教科書「ユニコーン」にエル・システマが題材として採用されました。KAJIMOTOエル・システマ室では、この教科書で勉強をしている学生と、エル・システマ出身音楽家のワークショップなどを開発、実施しています。

KAJIMOTO エル・システマ室

エル・システマ出身の音楽家やオーケストラの招聘やコンサートの企画・制作、日本人音楽家のベネズエラへの派遣、交流事業の実施などを行っています。
エル・システマの高い音楽性だけでなく、教育・社会的な意義が広く認知されることを目標として掲げ、通常のコンサートに限らず、シンポジウムやワークショップ等にも力を注いでいます。

招聘実績・予定

2008年

12月 シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ日本ツアー(指揮:グスターボ・ドゥダメル)

12月 フランシスコ(パーチョ)・フローレス(リサイタル、NHK交響楽団・大阪フィル・東京交響楽団と共演)

2010年

12月 シモン・ボリバル金管五重奏団日本ツアー

12月 フランシスコ(パーチョ)・フローレス(札幌交響楽団・東京交響楽団と共演)

2011年

2月 藤倉大がグスターボ・ドゥダメル30歳とエル・システマ36周年を祝って新作「Tocar Y Luchar for orchestra」を献呈。ドゥダメル指揮で世界初演(ベネズエラ)

8月 フランシスコ(パーチョ)・フローレス(リサイタル、サイトウ・キネン・オーケストラと共演、大船渡高校ワークショップ)

11月 エディクソン・ルイス(桐朋学園、日比谷高校ワークショップ、千葉県少年少女オーケストラ指導)

2012年

10月 シモン・ボリバル弦楽四重奏団日本ツアー

2013年

7/8月 フランシスコ(パーチョ)・フローレス(東京交響楽団・広島交響楽団と共演、マスタークラス等)

10月 【エル・システマフェスティバル2013 in TOKYO開催】エル・システマ・ユース・オーケストラ・オブ・カラカス(EYOC)日本ツアー(指揮:ディートリヒ・パレーデス/レオン・ボットスタイン)

10月 フランシスコ(パーチョ)・フローレス(ドイツ・グラモフォンCDデビュー記念リサイタル)

10月 エディクソン・ルイス(リサイタル、EYOCと共演)

2015年

11月 【エル・システマフェスティバル2015 in TOKYO開催】テレサ・カレーニョ・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ日本ツアー(指揮:クリスティアン・バスケス)