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ピアノ ハオチェン・チャンHaochen Zhang

PROFILE


 2009年、第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝して以来、26歳の中国出身のピアニスト、ハオチェン・チャンは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアでその深く繊細な音楽性と大胆な想像力、そして目を見張るほどのテクニックで聴衆を魅了している。
 すでに世界中の一流音楽祭やコンサートシリーズに登場しているチャンだが、ロン・ユー指揮中国フィルハーモニー管弦楽団との共演で披露したBBCプロムスでのリストのピアノ協奏曲第1番について、テレグラフ紙のイヴァン・ヒューイットは、“メンデルスゾーンのように明るく、リストのように悪魔的なアレグレット・ダンスで魅せながら、第2楽章ではとろけるように柔らかなメロディーを奏でた”と絶賛した。
 故郷中国では数々のオーケストラから客演のオファーが絶えない人気のソリストであるが、2013年4月には、ロリン・マゼール指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との共演でミュンヘン・デビューを果たし、そのチケットは完売となった。デイヴィッド・ロバートソン指揮シドニー交響楽団とは中国ツアーを、トーマス・ヘンゲルブロック率いるハンブルク北ドイツ放送交響楽団とは東京、北京、上海ツアーを行った。さらに、2014年12月には、ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団との共演で北京公演を行い、これをきっかけにゲルギエフは自身が芸術監督を務めるモスクワのパスハ音楽祭(イースター・フェスティバル)にチャンを招待することを即決した。
 2016/17年シーズンのハイライトとしては、BISレーベルに録音したシューマン、ブラームス、ヤナーチェク、リストの作品が2月にリリースされること、中国、香港、日本で展開予定の大規模なリサイタルおよびオーケストラ・ツアー、フィラデルフィア管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、シンガポール交響楽団、パシフィック交響楽団への再登場などが挙げられる。また、サンフランシスコ、パルマ・デ・マヨルカ、イモラ、ヘルシンボリなどではリサイタルが予定されている。さらに、スロヴェニア放送交響楽団とアストゥーリアス交響楽団へのデビューや、前年度にはアーティスト・イン・レジデンスを務めた杭州フィルハーモニー管弦楽団とのヨーロッパ・ツアーも決まっている。
 これまでに、フィラデルフィア管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、パシフィック交響楽団、カンザスシティ交響楽団、シアトル交響楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、シドニー交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、シンガポール交響楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと共演。リサイタルでは、スパイヴィー・ホール、ラ・ホヤ音楽協会、セレブリティ・シリーズ・オブ・ボストン、コロラド大学のアーティスト・シリーズ、クライバーン・コンサート、イリノイ大学クラナート・センター、ウルフ・トラップ・ディスカバリー・シリーズ、リード・センター・オブ・カンザス、バーモント大学レーン・シリーズなどで演奏している。また、ツアーの経験も豊富で、北京、香港、東京、テルアビブ、ベルリン、ミュンヘン、パリ、ドレスデン、ローマ、ティヴォリ、ヴェルビエ、モンペリエ、ヘルシンボリ、ボゴタ、ベオグラードなどを始めとする世界中の都市で活動の場を広げている。室内楽にも熱心に取り組んでおり、上海カルテットやベンジャミン・ベイルマンら数々の音楽家たちと共演を重ねているほか、アメリカのあらゆる室内楽音楽祭に度々招かれている。
 
 ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでの演奏は、2009年にハルモニア・ムンディよりCDリリースされ、批評家の称賛を浴びた。また、ピーター・ローゼンによる同コンクールの記録ドキュメンタリー「ア・サプライズ・イン・テキサス」ではチャンの特集が組まれ、この映像は受賞作品となった。このときのチャンの演奏は、<www.cliburn.tv>で視聴することができる。
 幼少期に上海音楽院小学校で学んだ後、2001年に11歳という若さで深?芸術大学に入学し、但昭義(Dan Zhaoyi)教授に師事する。その後アメリカに渡り、フィラデルフィアのカーティス音楽院にてゲイリー・グラフマンのもとで研鑽を積んだ。

オフィシャル・ウェブサイト http://www.haochenzhang.com/

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