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ARTIST
CONDUCTOR

Yoel Levi

ヨエル・レヴィ

世界一流の指揮者のひとりに数えられるヨエル・レヴィは、その幅広いレパートリーと、熟達した解釈、そして聴き手の心を揺さぶる演奏によって広く知られている。

世界各地の最高峰のオーケストラ並びにソリストと共演を重ねてきたレヴィは、これまで北米ではクリーヴランド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニックなどを指揮。また韓国、日本、中国、そしてロンドン、パリ、ベルリン、プラハ、ブダペスト、ローマ、フランクフルト、ミュンヘンをはじめとするヨーロッパの主要都市のオーケストラからたびたび招かれている。

40枚以上のアルバムから成るレヴィの多彩なディスコグラフィには、複数のレコード・レーベルと多数の作曲家の名が並んでおり、そのうち30枚を超えるディスクは、アトランタ交響楽団との共演でアメリカのテラーク・レーベルから発表されたものである。また近年、ドイツ・グラモフォン・レーベルからKBS交響楽団とのライヴ・レコーディング『マーラー:交響曲第9番』をリリースしている。

1988年から2000年までアトランタ交響楽団の音楽監督を任されたレヴィは、その後、2001年から2007年までブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、2005年から2012年までイル・ド・フランス国立管弦楽団の首席指揮者、2014年から2019年までKBS交響楽団(韓国)の音楽監督兼首席指揮者を歴任。また、イスラエル人として初めて、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者の任にあった。

1978年のブザンソン国際指揮者コンクールでの優勝後、クリーヴランド管弦楽団で6年にわたりロリン・マゼールのアシスタントと常任指揮者を務めたレヴィは、その後にアトランタ交響楽団の音楽監督に抜擢された。英誌『グラモフォン』は、彼が音楽監督として同団の演奏水準に与えた影響を称え、「ヨエル・レヴィは、自身とオーケストラの両方に対する高い評価を勝ち取り、それはニューヨーク、フィラデルフィア、クリーヴランド、ボストン、シカゴの米国五大オーケストラが羨むほどのものとなった」と伝えた。

近年のハイライトは、大成功を収めたKBS交響楽団とのヨーロッパ・ツアー。イル・ド・フランス国立管弦楽団在任中には、パリでの定期的な公演はもとより、ロンドン、スペイン、東欧などへの国外ツアーも指揮した。イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団とは、米国とメキシコへのツアーを行ったほか、イスラエル建国60周年を記念するコンサートでも共演した。

1997年、アトランタのオグルソープ大学から名誉博士号を授与され、2001年にはフランス共和国芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受章している。

ルーマニア生まれ、イスラエル育ち。テル・アヴィヴ音楽院に進み、優秀な成績を収めて修士号を取得。エルサレム音楽院のメンディ・ロダンからも指導を受けた。さらに、シエナとローマでフランコ・フェラーラに、オランダでキリル・コンドラシンに師事し、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校でも学んだ。

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B. Britten / War Requiem

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