© Adriano Heitman
ARTIST
PIANO

Martha Argerich

マルタ・アルゲリッチ

アルゼンチンのブエノスアイレス出身。スカラムッツァのもとでピアノを始め、すぐさま公の場で演奏するようになった。1955年に奨学金を得てヨーロッパに渡り、ロンドン、ウィーン、スイスでザイドルホーファー、グルダ、マガロフ、リパッティ夫人、ステファン・アスケナーゼに師事。1957年のブゾーニおよびジュネーヴの国際コンクール、そして1965年のワルシャワのショパン国際コンクールで優勝。以後、20世紀から今世紀にかけて目覚ましい芸術活動を展開している。ヨーロッパ、日本、アメリカにて世界一流のオーケストラや指揮者、音楽祭などから頻繁に招かれているほか、室内楽にも熱心に取り組んでおり、とりわけピアノのネルソン・フレイレ、チェロのミッシャ・マイスキー、ヴァイオリンのギドン・クレーメルとは多くの共演を重ねてきた。

アルゲリッチが室内楽やオーケストラとの共演を録音したCDは各レーベルでリリースされている。  1996年、フランス政府より芸術文化勲章オフィシェを受賞、1997年にはローマ・サンタ・チェチーリア協会員に任命される。

1998年より「別府アルゲリッチ音楽祭」総監督をつとめる。1999年、「マルタ・アルゲリッチ国際ピアノコンクール」をブエノスアイレスで創設。2001年、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ国際賞が贈られた。2002年6月、スイスのルガーノで「マルタ・アルゲリッチ プロジェクト」を開催、芸術監督として親しいソリスト達とともに出演を続けた。日本では「高松宮殿下記念世界文化賞」および「旭日小綬章」(2005年)と旭日中綬章(2016年)アメリカでは「ケネディ・センター名誉賞」(2016年)、イタリア政府よりコメンダトーレ勲章(2018年)を受章している。

2015年被爆70周年記念コンサートに広島と東京で広島交響楽団と共演したアルゲリッチは、広響のMusic for Peace のコンセプトに共感し、同年広島交響楽団の「平和音楽大使」に就任、世界の音楽家たちが広島に集まり、共同芸術創造を行うプロジェクトの推進役を務めている。2016年「ひろしま音楽平和賞」を受賞、2019年「ひろしま文化大使」に任命された。2018年よりハンブルグ交響楽団と新しいプロジェクトとしてアルゲリッチ・フェスティバルを始めた。

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